しがらみ
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柵/笧(しがらみ)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
《動詞「しがら(柵)む」の連用形から》
1 水流をせき止めるために、川の中にくいを打ち並べて、それに木の枝や竹などを横に結びつけたもの。
2 引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。「世間の―」
1の意味での「しがらみ」は捨てたり断ち切ったりするものではない
2は杭を人に見立てているのだろうか?hatori.icon
枝や竹や漂流物などに擬せられるモノが人々にまとわりつくイメージ?
柵#しがらみ - Wikipedia
しがらみは川中に杭を打ち横木を噛ますことで水流の向きを変える構造のことだが、遺跡の発掘調査から土木の基礎構造(埋め殺し)にも用いられてきたことが考古学的に立証されるようになった。
稲作が伝来し水田耕作が始まると灌漑が広まり、利水目的で河川からの取水用にしがらみが造られるようになった。やがて用水路やため池の土手を補強するためしがらみを骨格として土を盛る技術が編み出された。これは石積が普及した後も基礎構造として継承された。
「人間関係のしがらみ」もこの意味では「人間関係を補強するもの」と言えそうhatori.icon
しがらみの持つ二面性?
埋め立て造成で都市を構築した江戸の街は、都内で埋蔵文化財としてしばしばしがらみ遺構が検出される。この参考事例は江戸東京博物館において模型展示されている。
近代になっても竹筋コンクリートのような構造は、しがらみの応用と捉えられる。
cf. 春道列樹(はるみち の つらき)
平安時代前期の官人・歌人。代表歌は『小倉百人一首』32番
山川に風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり(『古今和歌集』秋下303)
春道列樹 - Wikipedia