『正義論』
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大学のときにやってたはずなのに一切の記憶がない
1921年に生まれ、ハーバード大学で教鞭をとっていたロールズは本書で正義理論を展開することで、それまで停滞していた戦後の政治哲学の議論に貢献した。公民権運動やベトナム戦争、学生運動に特徴付けられるような社会正義に対する関心の高まりを背景とし、その後の社会についての構想や実践についての考察でしばしば参照されている。 ロールズは価値(善の構想)の多元化を現代社会の恒久的特徴と捉えた[1]。そのような状況にあっては、ある特定の善を正義と構想することはできない。ロールズは正義と善を切り離し、様々な善の構想に対して中立的に制約する規範を正義とした[1]。このように、正義が善の追求を制約しうる立場(正の善に対する優先権)を義務論的リベラリズムと言う。正義は制度によって具現化し、公権力のみならず社会の基本構造を規制する性格を持つが、それが各人の基本的な自由を侵害するものであってはならないと考える[1]。 正の善に対する優先権 「正義の善に対する優先権」じゃないかなnishio.icon
正義は便宜的に採用されるものであって、「正しい」(個々人にとっての「善」)である必要はない