『世界一流エンジニアの思考法』
世界一流エンジニアの思考法 牛尾 剛(著/文) - 文藝春秋 | 版元ドットコム
頭が先、手は後。一流の仕事のカギは順序にある。
――楠木建(経営学者)
知的生産へのリスペクトがイノベーションの源泉だ。
――落合陽一(メディアアーティスト)
「怠惰であれ!」「早く失敗せよ」――
米マイクロソフトの現役ソフトウェアエンジニアの著者が、超巨大クラウドの開発の最前線で学んだ思考法とは?
“三流プログラマ”でもできた〈生産性爆上がり〉の技術!
・試行錯誤は「悪」。“基礎の理解”に時間をかける
・より少ない時間で価値を最大化する考え方とは?
・「準備」と「持ち帰り」をやめて、その場で解決する
・マルチタスクは生産性が最低なのでやらない
・“脳の負荷を減らす”コミュニケーションの極意
・コントリビュート文化で「感謝」の好循環を生む……etc.
仕事と人生を「自分の手でコントロールする」最高のスキルがここに!
meganii.icon読書メモ。序盤の「どんな人も、最初は難しく、理解には時間がかかる」が今の自分に特に刺さった。
「どんな人も、最初は難しく、理解には時間がかかる」
理解が早いように見える人たちは、対象に対する「時間をかけた基礎の積み重ね」によって、理解済みの内容に基づくメンタルモデルが頭の中に構築できている。 そのメンタルモデルをもとに素早く情報処理をしているため、理解が早く見えるのだ。急げば回れ。「あわてず、急がず、期待せず」の精神で、基礎を積み重ねるのが大事である。
理解せずに結果を求める姿勢は長期的には生産性向上に繋がらない。自分を振り返ると「試験対策勉強」が理解せずに結果を求める事例に当てはまる。試験にパスするという結果を出すためだけに、過去問の頻出問題をカバーし、理解が曖昧なまま暗記する。それで試験はパスできるかもしれないが、何の意味もない。時間はかかるかもしれないが、理解することを心掛けたい。
筆者は「技術は地味な積み重ねにこそ真価が宿る」という。「何かを身につける」のは決して即席ではできない。技術を徹底的に理解し、理解した情報の整理をして、すぐ取り出せる状態にしてこそ、長い目で見たときの生産性は上がる。
「感覚で判断せずにファクトを積み重ねる」「試行錯誤は悪である。手を先に動かさない。まず仮説を立て、アプローチを選定してから動く」
これも身に覚えがある。よく分からないまま手を動かし始めて、あーでもない、こーでもないと手を動かして、時間だけが過ぎている。これまで「試行錯誤は良いことだ」と疑いもなくやってきたが、ここでは「試行錯誤は悪である」と言い切っている。
ではどうすれば良いのか。「感覚」でやみくもに手を動かすのではなく「ファクト」をもとに仮説を立てて、アプローチを選定してから動き始めるのだ。基礎を積み重ね、感覚による決め付けを避けることで、試行錯誤の回数が減り、問題を一直線に解決できるようになるとのこと。
出鱈目にやって、試行回数を増やすのではなく、目の前にある「ファクト」に目を向けよ。