inode
もしかして: iモード
linuxでファイルにつくメタデータ
メタデータにIDが含まれる
statコマンドで確認できる
https://ja.wikipedia.org/wiki/Inode
inode(アイノード)は、UNIX系ファイルシステムでファイルやディレクトリのメタデータを管理するためのデータ構造です。ファイルシステム内のファイルは、実際のデータとメタデータを別々に管理しており、inodeはそのメタデータを保持します。
inodeの内容
inodeには、以下の情報が含まれます:
ファイルタイプ(通常ファイル、ディレクトリ、シンボリックリンクなど)
ファイルの所有者(ユーザーID、グループID)
アクセス権(読み取り、書き込み、実行の権限)
ファイルサイズ
データブロックの位置(ファイル内容が格納されている場所)
タイムスタンプ(作成、最終アクセス、最終変更時刻)
inodeの動作
ファイル名とinodeは別々に管理されており、ファイル名はディレクトリ内に保存され、inodeはファイルシステム内に格納されます。ユーザーがファイルを操作すると、ファイル名を基に対応するinodeが参照され、そのinodeに基づいてファイルデータにアクセスします。
inodeを使用するファイルシステム
UNIX系の多くのファイルシステムはinodeを使用しています。代表的なものに、LinuxのExt2/Ext3/Ext4、XFS、Btrfsなどがあります。これらのファイルシステムは、ファイルやディレクトリを効率的に管理するためにinodeを利用します。
inodeを使用しないファイルシステム
一方、FAT32やNTFSなどはinodeを使用していません。FAT32は、ファイルのメタデータを異なる方式で管理しており、NTFSもinodeではなく、MFT(Master File Table)という別の仕組みを使用してファイル情報を管理します。
結論
inodeは、UNIX系ファイルシステムにおいてファイルのメタデータを効率的に管理するための重要な仕組みです。inodeを使用することで、ファイルの管理やアクセスが高速で効率的に行えますが、FAT32やNTFSのような他のファイルシステムでは異なる方法でメタデータを管理しています。