Worldcoinのミートアップ
Worldcoinのミートアップ
トーク
AIの発展によって人類は3つのチャレンジに晒される
1つ目は経済的なもの
AIの台頭によってたくさんの職が失われるだろう
After AIの時代にはAIが多くの富を生み出し、労働の需要が減少する
しかしこの過渡期において、一部の組織がAIが作った富を得て、多くの人が職を失い貧しくなることによる社会の不安定化が起こる
だからAIが作った富を分配するUBIなどの仕組みが必要
2つ目はAI統治の民主化
how AI should be managed
人類全体がAIのガバナンスを持たなければ危険である
3つ目はProof of Peosonhood
AIの発展によって人間の認知機能に頼っているCAPTCHAなどは機能しなくなる 別の方法での人間性の証明が必要になる
Orbの虹彩認証はその一つ
3つは全部つながっている
3つ目の人間性の証明ができれば富のフェアな分配もできるし、投票もできる
ユニークなリアルピープルのネットワークが作れればそれらの問題を解決する
ワールドコインは財団であって、ネットワークに参加したメンバーがガバナンスをする
ワールドコイントークンがownership of network
株式会社と同じ
Worldappは最初の一つだけど、認証APIが解放され人間性の認証に使われるようになる もうベータテストの段階は終わって拡大フェーズである
今は200万人くらいだけど、世界全体をカバーしたい
質疑
SNSを作る構想はある?
Worldapp自体がSNS的機能を持つというよりは、認証APIを提供していくことでWorldappの外でWorld IDによる人間性の認証を使ったSNSなどが発展していく方向性
サードパーティアプリが増えていくと個人との紐付けが容易になってしまうのでは
サードパーティにはディスポーザブルIDを提供する
アプリごとに発行するのでクロスアプリでの紐付けは不可能なように設計している
反応の多い国少ない国はあったか?その理由は?
日本 韓国 シンガポール 香港
アジアの反応が高い
ベータフェーズにはその地域に置いてなかったのでこんなに反応があるとは思ってなかった
新しいテクノロジーに対する好奇心
Web3に対するアレルギー反応が少ない
会社の中でもトッププライオリティでアジアに注力している
disappointedな地域はなかった
難しかったところとしては南アメリカ
想定よりも反応が大きすぎてインフラが間に合わず、現地メディアとのやりとりにも苦労した
プロジェクト自体はポジティブに受け止められているのかなと思う
Worldcoin Tokenの役割は?今は何に使えばいいのかわからず溜め込んでいる
the most important role is governance
トークンは交換可能であるので交換価値が生じる
アフリカや南アメリカでは通貨として受け取る店舗がある
日本についてどう思うか
日本はアーリーアダプターかなと考えている
そうかなーwnishio.icon
技術大好きなアーリーアダプターも多いかもしれないけど技術恐怖症や新しいものへの適応力を失った高齢者も多いと思うw
配分が見たいですねinajob.icon
ほかの国も技術恐怖症や新しいものの適応力を失った高齢者は同じような割合いるのかなという気がするけど、どうなんだろう?
そんなことないでしょ、日本の高齢化率nishio.icon
https://gyazo.com/716569656d60dbe65f0e82f4afd8f921
2020年の世界の主要国における高齢化率をみてみます(図1)。高齢化率の世界のトップ3は、日本(28.6%)、ドイツ(21.7%)、フランス(20.8%)です。
なるほど、確かに日本は高齢社会でしたinajob.icon
そのうえで日本はアーリーアダプタが多そう
Maker Faireの国ごとの違いとか
Oculusも日本をターゲットにしていたような
Worldappのリテンションはどの程度か
リテンションは高い、色々なアプリをやった来たがダントツに高い
グラントのボタンでリテンションは見れる
やってみたnishio.icon
https://gyazo.com/77b19523274883d56b7b7aa44c5b1b9fhttps://gyazo.com/18b6effdb10e04fbfc725541485f0aee
登録ユーザが236万人、Claimしたユーザが52万人、22%くらい
これが多いのか少ないのか僕はよくわからない
普通リテンションって「課金を継続するか」や「ゲームを遊び続けるか」だと思うが、このアプリの場合は「トークンを受け取るか」なので、あんまり比較に意味がない気がするなー
中国のダークマーケットでWorld IDが売られてる話を聞いたが、ハックされたのか?
認証のレベルは3レベルあるが今はベースレベルしか提供してない
最初の一つが今のレイヤー、スマホアプリに入っている虹彩情報のハッシュ値ベースの認証
2つ目が交際情報に加えてセルフィーでの同一人物判定をする認証
3つ目がOrbによるフルスキャン
売られてるのはハックされたのではなく、普通にIDを取得した人が転売しているもの、現状は顔の認証をしてないから移転はできるが、将来的にレベル2を要求するサービスでは使えない
売っちゃった人は二度と取得できない
売った人は「World IDは今以上に価値のあるものになることはない」というポジションに賭けたわけだなnishio.icon
その賭けが失敗だったと思っても取得し直すことはできない
買った人を特定して買い戻すしかないが現実的には困難
いや待てよ?技術的には1人の人が2つのIDを持たないように実装されている重複判定の部分で古い方を失効させる手もあるのでは?
こちらが実現されたら「買っても売り手が新しいのを作ったら使えなくなるID」なので買う価値がなくなる
こっちの方が筋が良さそう
Worldcoinの認証機能を使ったアプリが将来的に作れるようになる?
betaだけどもう認証APIとして使えるよ
ペイメントもできる
OpenAIのAI利用料としてWorldcoinのトークンが使えるようになればトークンの貨幣的価値を下支えすることができると思うがそのような構想はあるか?
OpenAIのサブスクリプションに使うというアイデアは面白い
ユースケースとしてはアリだが、現状の主目的はガバナンストークンなので、貨幣としての価値を下支えすることはあまり重視していない
日本支社を作るつもりは?
そもそも組織体制としてはWorldcoinは財団
Tools of Humanityが会社
ある段階で一線を退く予定
エコシステムを拡大していく
その方法は社員としての雇用には限られない
ユーザはどうやって増やすか、何かキラーアプリを作るのか
今の300万人のユーザでユースケースをどうしようかは重要な課題ではない
5000万人、1億人、がサインアップした段階で今までになかったユースケースが生まれる
ポルトガル、チリ、アルゼンチン
人口の1%がサインインしている
こういうところをペネトレートするのが大事
SDKはパブリックなので興味のある人はユースケースを使っている
UBIを目的とするならどのような道筋が考えられるか、現状のWorldcoinは安すぎる
Worldcoin is not UBI
インフラストラクチャを作るプロジェクトであり、そのオーナーシップがWorldcoin
目指しているのはネットワークのオーナーシップとチケットみたいなもので、Worldcoinの現在価値でUBIにならないのは当たり前
将来UBIしたい財団が発生した時に配る手段がないと困る
だからその上でUBIが可能になるインフラストラクチャを使っている
これ現時点で確定事実とみなされると困るから明言しないんだと思うけど、もちろん「将来OpenAIがUBIする時に」だよねnishio.icon
自分達の作ったものが社会にもたらす課題に先回りして対処しようとしている?はるひ.icon