Scrapboxを用いたオンラインノートの学習記録と学習成果の分析
教学IRにおいて近年とくに重要視されるものに「学習成果の可視化」があるが,成績や就職状況等のデータ,学生調査による間接評価のように,時間粒度の荒いマクロなデータのみから学生が実際に「いかに学んでいたか」という点について詳細に分析するのは難しい.しかしながら,学生の学びの具体的な改善のためには,そうした授業外も含めた学習のようすを把握し,個に応じた支援を行うことが重要であると考えられる. 本研究では,Scrapboxを用いてオンラインノートを作成する学習活動を核とした授業を対象に,オンラインノートの学習記録データに基づいて,学習プロセスと学習成果を関連付けた分析を行った.Scrapboxの機能とログデータを用いることで,オンラインノート上に知識のネットワークを構築する際のスタイルを定量化・可視化することができ,また異なる知の関連付けを意識した深い学びを行うほど理解の自己評価が高くなる傾向が見出された.
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量より質の話がある
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6つのテーマからなる講義・演習のノートをScrapboxでとらせて、文字数の合計、リンク数+被リンク数の合計と、自己評価値との相関を比較した
リンク数+被リンク数の合計とより強く相関した
(検定はされていない)
文字数は成績評価の対象だが、リンク数は成績評価の対象ではない
ScrapUniverseも使ってる
著者
近藤 伸彦
Scrapbox使った教育に力入れている人という先入観が自分にあるtakker.icon
首都大学東京
畠中 利治
大阪大学
松田 岳士
首都大学東京
JSAI 2019