Blitzortung.org
落雷位置標定システムは、これまで気象会社や電力会社などが運用していますが、広域画像データが公開されているものの、一部の有料データを除いて詳細なデータは公開されていません。一方、ICT技術の進展により、高性能・小型・安価なセンサをネットワークに接続して、容易にセンサーネットワークを構築することが可能になりました。 そこで、2012年、ドイツのハインリッヒハイネ大学のDr. Egon Wanke教授らは、世界規模で高精度の落雷位置情報を無料で利用できるように落雷位置標定ネットワーク構築プロジェクト「Blitzortung.org」を開始しました。本プロジェクトは、受信局を自ら電子部品を組み立て、インターネットに接続することにより個人がボランディアで参加して、他の受信局とデータを組み合わせて落雷の位置を標定するシステムです。ただし、データの保証はありませんし、商用目的では利用できません。 日本では、2016年2月に湘南工科大学が初めて導入し、各地の大学やボランティアのご協力を得て、2022年2月1日までに国内56局、海外20局に受信局を設置しました。これにより、日本全国のみならず、東南アジアやオセアニア地域の落雷位置を標定することが可能になりました。なお、気象庁や民間気象会社の受信局数を超えて国内最大の落雷位置標定ネットワークになりました。リンク先から落雷位置データを無料で閲覧することが可能となっていますのでご活用ください。無料かつリアルタイムで提供しています。