5%問題
https://gigazine-net.webpkgcache.com/doc/-/s/gigazine.net/news/20160112-evernote-5-percent-problem/
「私はEvernoteを長年使用してきて、とても愛しています。でも、私は最近になってEvernoteで出来ることのほんの5%しか使っていなかったことに気付いたんです」
「問題は、この5%がユーザーによって異なることです。もし、すべてのユーザーが同じ5%の機能を使用している場合、他の95%の機能をカットしてしまえば開発にかかる多くの資金を大幅にカットできます」
しかし、その後もEvernoteは少しずつ多機能化を進めていきました。Evernoteの施策は、プロダクトに新しい機能や特徴を追加し続けるということで、根本的な問題解決に踏み切ることはありませんでした。そして2015年、Libin氏はEvernoteのCEOを辞職してベンチャーキャピタリストとなり、Evernoteは職員の18%をカットすることになっています。
Libin氏のあとにEvernoteの新CEOに就任したChris O'Neill氏は、「サービスと機能をふるいにかける」と語っており、同社が抱える問題は多くの人々に知られるところとなっています。
しかし、新機能を追加することは、エンジニアにとっての修行にもなり得ます。例えば写真共有アプリの「Snapchat」は、サービスのコアとなる部分へのフィードバックを基に、思慮深く新機能を追加していくことで成功を収めています。SnapchatのCEOであるEvan Spiegel氏は、チームが開発したものの多くを実装せずに廃棄していることを明かし、「我々は、チームが開発しているものの恐らく1%ほどをリリースしています」とコメント。チームが開発したあとにそれに対して「ノー」を突きつけるのは難しいことではありますが、企業は「Snapchat(企業の核となるサービス)について友達に説明するのは簡単かどうか」を考え続けるべき、とO'Brienさん。
さらにAppleを例に考えてみると、Appleは2015年に多くの製品・サービスを発表しました。しかし、Apple Watch、Apple TV、Apple Musicなどは現在のところそれほど成功を収めているようには思えません。しかし、これらはすべてAppleの核である「iPhoneおよびiOS」をより便利に拡張してくれるものであり、企業の核部分が大きくブレてしまったEvernoteとは大きな差があります。