批評とは、論理によって可能世界を見せること
批評とは、評価の固定された既存の情報を論理的に再構成し、新たな解釈の可能性を提示することであり、一言で言えば、論理によって可能世界を見せることである。AはAだけど、Aだけであるとも言えない。そこにはBの可能性もありCの可能性もあって、Bとする場合かつてAaだったものはBaであり、Cとする場合Aa だったものはCa である。あるいはBbやBc、CbやCcといった選択肢も考えられる。選択した解釈によって、進むべき道は無数に分岐する。そのように、オルタナティブな未来の道筋を提案することが、僕らの社会にとっての批評の役割である。