山芋が鰻になる
ことわざ
あるものがまるで別なものに変化することのたとえ。また、意外な出世をすることのたとえ。〈山の芋が鰻になるとは - コトバンク〉
万葉集抜書「意味の変遷」より
凡ソ変トハ山芋ナンドガ半分バカリウナギニナツタヲ云フゾ。化トハスキト皆ナツタヲ云フゾ。
陽明文庫蔵写本論語抄、泰伯第八
本文を確認したいcFQ2f7LRuLYP.icon
論語のどの部分に付けられた注なのか確認したい
「変化」についての説明だろうか?cFQ2f7LRuLYP.icon
公益財団法人 陽明文庫のデジタルアーカイブには「論語抄」はないみたい
市立米沢図書館デジタルライブラリーに写本がある
論語抄 10巻
ただし陽明文庫(すなわち佐竹氏が見た本)かどうかわからない
同じタイトルでも作者が違うのはよくあること
ましてや四書のひとつ『論語』の抄物、多くの人が調べているに違いない
【論語抄】
見つけた
https://gyazo.com/21dbdb98daaffee689226ce1d32d28ce
論語抄 (ろんごしょう)宮内庁書陵部 書陵部蔵マイクロデジタル変換 401・73
国文学研究資料館所蔵
クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンス CC BY-SA
山の芋が半分くらい鰻になった状態が「変」、完全に鰻になった状態を「化」という
大蔵虎明本狂言「成上り」にこの喩があることを佐竹氏は確認している
和泉流狂言大成. 第3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクションの「成上り」でも確認できたcFQ2f7LRuLYP.icon
https://gyazo.com/a3ac69707a2988d3f5f4d8609f953ebb
成上り(下克上。下の身分の者が上の身分になること)の例として出ている
太郎冠者は主人の太刀を預かっていながら、ひと眠りしたときに素っぱに青竹とすり替えられてしまう。それをなんとかごまかすために、「太刀が成りあがって青竹になりました」と弁じている
山芋→鰻
蛙→甲虫
燕→飛魚
不思議な喩えだなcFQ2f7LRuLYP.icon
現代の私が見て奇異に映るというだけの話ではある
この和泉流狂言大成は大正7-8年の出版であるらしいから、大蔵虎明本ではまた違った文言かもしれない。これはいずれ調べたい。