宇宙データセンター
宇宙空間で得られた情報等を、地上へ送信して計算や記録していた状態から、宇宙空間内に設置したデータセンターで保存、計算して結果を地上へ送信する、そのためのデータセンターのこと
地上に存在するデータセンターを宇宙へ移設、という考えではない
近年では衛星の高性能化やコンステレーション化によりデータ量は爆発的に増大している。その一方で、地球低軌道衛星は地上局との可視時間が限られており、1回あたりの通信機会では数分から十数分程度しか通信できないという構造的な制約を抱えている。 その結果、通信帯域の制約やダウンリンク待ちによる遅延が顕在化し、特にリアルタイム性が求められる用途では、地上依存型の運用がボトルネックとなりつつある。
こうした課題は、2030年頃に予定されている国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了後を見据えたポストISS時代において、より顕在化すると考えられる。 ポストISS時代では地球低軌道の有人拠点運用が政府主導から民間主導に移行し、地球低軌道利用サービスも拡大していくと考えられる。それに伴い、軌道上で生成・扱われるデータ量は大幅に増加するとともに、データの高頻度・高即時性での活用や、用途に応じた選別・加工といった、より高度な利活用が求められるようになる。