ハトの首はなぜ緑と紫だけなのか
モルフォチョウやクジャクの羽根のような巧みな構造と違って,ハトは実に単純な構造により独特の色を演出していることが,最近,吉岡らの研究でわかってきた。ハトの首の羽根は構造色独特の輝きをもっているが,不思議とどこから見ても,緑と紫に見えるだけで中間色が見えない。大抵の構造色が,見る方向を変えると徐々に色が変化していく点と大きく異なっている。そのしくみを調べるため,小羽枝の断面を電子顕微鏡で調べてみた。 吉岡研究室(Yoshioka Lab)東京理科大学 理工学部 物理学科 https://youtu.be/N11Gb1p5rdE