カラーパイ
カラーパイ/Color Pieまたはカラーホイール/Color Wheelとはマジックにおいて5つの色にそれぞれ割り当てられた機能的な特徴、およびその背後にある色ごとの思想の関係を指す言葉である。
5つの色とは、白・青・黒・赤・緑のこと
色の哲学とはフレイバー的な「その色らしさ」を保証する背景思想であり、その色に属するキャラクターが持つであろう価値観である。それぞれに得手不得手があるというだけではなく、それぞれの世界の見方そのものが根本から異なるのだ。たとえ友好色であっても哲学を共有しているわけではなく、対立する箇所が比較的少なく協力できる箇所が多いということである 白
平和・規律・道徳を重視する
白は社会全体が互いに助け合い、秩序を尊重し、平和に暮らすことができる世界を実現することが可能だと信じている。 ただしそのためには各人の努力が必要である。平和な社会を守りまた広めるために、白は道徳と法に価値を置き、その仕組みを固く維持しようとする。 白は全ての個人が全体のために行動することを求め、道徳や法に反する個人は捕らえられ罰されねばならないと考える。
頭が固めで規律大事
青
知識・探究・進歩を重視する
青は完璧を求める。
青は全ての者が生まれた時は無地のキャンバスであり、その方法さえ知れば、各人が望む限りの者になることが出来ると信じている。
それを実現するために、青は知識を求め、時間を掛けてそれを理解しようとする。 カラー・ホイール上で白と黒の間に位置する青は、社会の価値については中立的であり、個人の進歩を促進しそれ自体も進歩するような共同体は賞賛するが、進歩を抑圧するような共同体は否定する。 脅威に対しては打ち消し呪文で出る前に対処可能
でも一旦場に出てしまった相手への対処がニガテ
黒
利己・利益・個人を重視する
黒は力を求める。
黒は自身を現実主義者だと考える。黒は詰まるところ、世界の誰もが自分自身を一番に守ろうとするのであり、世界とは強者が弱者を支配し搾取する場所だと考える。 そのために黒は力を渇望し、力を増すためあらゆる好機を逃さない。
黒は道徳や正義や良心などと言うものは見せ掛けの嘘っぱちであると考え、力を得るためにはありとあらゆる手段を用いる。
黒は間違いなく利己的だが、直ちに悪というわけではない。黒からすれば、個人それぞれが自己の利益を最大化しようとすることで世界は回っているのだ。 細やかな単体除去や相手への妨害がとても得意な色
自分の体力を削って効果を高めたり手札を増やしたりできる
やりすぎると死にかけになって苦労する
赤
自由・感情・感覚を重視する
人生で最も重要なこととは、自分の感情に従って自分が望むことを望むときに行うことだと信じている。
赤はその時々で変化する心をありのままに受け止める。そのために赤は無秩序を許容し法や規則を嫌う。 黒とは異なり、赤が指針とするのは自分の利益ではなく自分の感覚である。これには友情、愛情、忠誠心なども含まれる。 よって自分の利益を投げ打って他者のために尽くすこともまた赤の取りうる行動の一つである。
早い攻め、細やかな火力呪文が得意な速攻向き色
反面中盤以降は息切れしちゃいがち
緑
受容・自然・秩序を重視する
世界が自然のまま、ありのままに存在することが正しいのだと考える。すべての生命は自然の秩序の一部として相互に依存しあっている。 緑は人に必要なことは、その秩序を知ってその中で生まれもった役割を受け入れることだと考える。
緑は世界が人為に干渉されず、その自然な姿のまま広がっていくことだけを望む。白と異なり、緑は秩序とは人の手で組み上げるものではなく、元からあるものだと考える。
攻守に優れた生物がたくさんいる色。ガタイの大きさは一番
生物以外の建造物(アーティファクトやエンチャント)にもめっぽう強い
しかし妨害や除去に乏しく、生物がいなくなると途端に圧力が落ちてしまう