ぼくの短歌ノート
p16
近代短歌には存在せず、現代の、それも近年の作品において急に目に付くようになった言葉に「賞味期限」がある。
「賞味期限」 そんな期限があったかな戦中戦後聞かざる言葉 (天野茂子)
昔の作例がないのは当然で、そもそもそういう概念がなかったのだ。腐ってないか、口にして大丈夫かどうかはあくまでも食べる側の主体的な判断で、先方から告知されるもの ではなかった。「賞味期限」とは、その出現に立ち会った世代にとっては引っ掛かる「言葉」らしい。
そうか、そうだよなぁと思うなどmeganii.icon