NovelJamに至るまで
2泊3日の創作バトルロイヤル、NovelJamに編集者として当選しました。
ほかの参加者の方々と同じく、様々な想いが噴出しました。しかし結局まとまらず、当選メールをいただいた日からだいぶ引きずっての決意表明となります。
そもそも何がどうなって、応募にまで至ったのか。意気込みを語る前に振り返らせて下さい。
技術書の編集をするようになった僕はこの半年間、さまざまなITイベントにお邪魔させていただきました。そこでエンジニアと呼ばれる人たちの在りようを見て、憧憬を覚えつつも……嫉妬しました。アイデアの共有や技術研鑽に余念がなく、羨望を抱くほどに、好きな事への熱量がすさまじかったのです。業界が広大な以上、それも部分集合なのかもしれませんが……とにかく強烈な印象を受けました。
IT界隈には、決められた時間内でプログラムを作りきる「ハッカソン」や、5分間で喋り倒す電撃的なプレゼン「ライトニングトーク」など、刺激的で素晴らしいコンセプトのイベントがあります。僕はこれを、創作に落とし込みたいと思うようになりました。IT的な方法論を用いて、創作活動を充実させようと考えたわけです。
https://gyazo.com/d8306e97e82f9c2ca69b0d112700b471
https://gyazo.com/f3720fd10f09dedd5b398d3b00f259bb
創作とプログラミングは違うものだし、「何が創作的か」という事を論じられる自信は僕にはありません。
ただ、顔と顔とを突き合わせての交流が化学反応を引き起こし、モチベーションを強力に底上げする。そのプロセスには共通するものが在るんじゃないかと思っています。
つい先日も「Shot a Talk」というライトニングトークのイベントに参加させていただき、その旨を伝えてまいりました。
NovelJamと出逢ったのは、先程のような流れから「小説 ハッカソン」でGoogle検索したときでした。
https://gyazo.com/1c8c9e67f0c759496a014e9632c13aab
小説とハッカソンの組み合わせを考えはすれど、主催までする人がいるとは思っていませんでした。自分がふんわりと空想していたことを、既にここまで大規模なイベントとして企画している人たちが居る。それで興奮しない訳がありません。
それからの応募は、一瞬でした。
編集者としての研鑽という参加目的も、もちろんあります。しかし、140文字で収まりきれない決意表明文を書かせたモチベーションの源は、未体験の世界に飛び込みたいという好奇心です。これが最大の参戦理由なのです。
僕は、以下のようなスタンスを持ってこのNovelJamに臨みます。
創作する人同士が結びつき、激しく共振する。その瞬間を目に焼き付け、そんな希有な状況下、自分がどこまで通用するのかに挑みます
「物書きとしても中途半端ですが」「編集者としても経験不足ですが」とか、よくある類の不安は全部言い訳だと思って臨みます
リスクを鑑みずに飛び込んで、激流に身を任せます
爆発反応でもいいから、どんな化学反応が起きるのかを無責任に試します
著者の皆さんを放り投げる、カタパルトとなります
以上、決意表明でした。