ウメハラさんとときどさん
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ウメハラさんとときどさんは対比されることが多い。
一方で、ライバルであるときどさんは目先の損得を意識しがちなのと対比的に描かれていた。
例えば「ときど」の由来は「飛んでキックしてどうしたあ」のコンボの一点張りで勝負していたところから。
勝ちにこだわるが、つまらないプレイングと呼ばれたりもしていた。
ときどさんは、それによって行き詰まり、一度スランプに陥った。
例えば、先程の例でも、勝てるプレイと地力がつく(強くなる)プレイは違う
例えば、弱キャラでも勝てるようにいろんなことを試していくと地力が付き、環境が変わっても対応できるようになったり。
に近い話もあった。
他の選手と情報共有をするのは一見マイナスに見えるが、周りが強くなることが回り回って自分が強くなることに繋がると。
例えば日本のレベルが上がらないと世界で戦えるようにならない、みたいな。
そして、2019年、ときどさんは努力2.0として、知見をまとめた書籍を出版する 目先の損得にとらわれない、最終的に強くなる方法として。
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ただ、ときどさんは努力をアップデートしたけれど、本質はそんなに変わってないのでは?と思ってる。
「与えられた範囲でしか考えられない」
わんどは、人間にもフレーム問題はあると考える立場で、
ときどさんは範囲を決めてその中で考えるフレーム思考の持ち主ではないか 努力2.0のアップデートはフレームを広げただけと見ることもできそう。
ただ、競技シーンにおいて十分困らない程度に広がっている
実際、ときどさんは、努力2.0の範囲で無駄だと思うことはやらないを徹底しているらしい
部屋に物を置くとか。
同じトップランカーでも。
何が役に立つかを判断して最短距離を行くときどさん
とどうありたいかなど、自分の軸に沿って考えるウメハラさん
といった違いがありそう。
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世の中にはウメハラ型の人間とときど型の人間がいると思う
なにかで一流を目指そうとする時に現れがち。
未来を見てる人間と現在を見てる人間と考えると
も近いかもしれない?
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梅原さんの言葉の引用
僕にとってのモチベーション。それは成長を実感することによる喜びや楽しさにある。この成長の実感もできるだけ自力で感じ取れることが大切だ。自分で成長を実感できていれば、外的な刺激だけに頼ることがなくなるのでペースも安定する。
ときどさんの言葉の引用
実力上げるのは大変だが、数を増やすのは簡単。だから、数によって価値の数を増やす。いつしか量は質に変わる。
勝負は画面の中だけではない。たとえば、試合前はダッシュして心拍数を上げる、椅子の高さや足の位置を調整するために段ボールを敷くなど。これらは有効性に確証がない。でも、確証があることは誰でもやる。確証がないからこそ、人が注目していないからこそチャンスがある。
梅原さんは「自分のあり方」を大事にしているような発言で、「あり方」には勝ち負けに関わらない価値観があるように見える。ときどさんは、「努力2.0」という本の性質上なのか戦略的な思考が全面に出ていた。2番目の引用にあるような、確証のないことまでも強みとして認識しているところが面白い。
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ウメハラ型、ときど型とした時、
ウメハラさんの周りではウメハラ型は1割ぐらいらしい。
(『1日ひとつだけ、強くなる』より)
勝ちや実力を大事にする人、9割
自分のあり方を大事にする人、1割
ゲームのランカーだとそうなのだろうなあ、という気もする。
世の中的にはどちらもこだわってない人が多そうだけど、
トッププレイヤーになるとその比率は0割になる
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上記のS型・N型の特徴の箇条書きを見て分かるように、S型は全体的にしっかり者で地に足がついていて俗物的である。良くも悪くも一般人の枠を出ない型で、世界人口割合でも75%と過半数を超えている。なんの面白みもないが人間社会を運営させるにはすごく必要。むしろS型がいなかったら人間社会が崩壊するレベル。
やっぱり今現在を最適化するS型が多い。
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この記事面白い。好き。
スマブラ界隈でも、自分の周りの話になってしまうけど、自分のあり方よりも勝ちと実力を大事にする人の方が多い。多いというより、多くなった気がする。
前作であるスマブラfor(WiiU)の頃は自分の周りではあり方を大事にする人がほとんどだったと思う。このキャラが好き、この戦い方が好きといった感じ。その上で勝ちを目指す。
スマブラSP(Switch)になって、自分の周りでも勝ちや実力を大事にする人が増えた。
勝ちたいから使用キャラを変えるといったような感じ。前作ではキャラ変えなんてする人ほとんどいなかった。
スマブラというゲーム協議がより強さを求めるゲーム、格闘ゲーム志向になってるんだなという感じがする。
(前作の自分の周りの人と今作の自分の周りの人は違う人です。前作からの付き合いがある人の考え方は昔のままの人が多い)
私は自分のあり方を大事にする方が好き。