人間関係への価値観の変遷
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「人生の悩みの9割は対人関係 (引用:アドラー心理学)」とあるように、人間関係の構築の考え方が幸福度に寄与する。
私の中で10代20代30代で考えが変遷しているので言語化する。
■ 10代: クローズドで固定化された人間関係
(私の時代はSNSがなかった前提で)
人間関係の中心は家族と学校である。
基本閉じているし、外の人とつながる機会も少ない (部活や予備校などあったが、私はほぼつながらなかった)
つまり、決められた人間関係の中で、うまくいくかどうかが幸福に関わっている。極めて運ゲー的な要素を持ちつつ「やりすごすために我慢」するなど、耐えの思考も必要となる。「逃げ」の選択肢が取りにくい。
■ 20代: オープンでゆるい選択可能な人間関係
(SNSが台頭する時代へ)
大学というクローズドな人間関係は高校までと違い希薄である。一方でバイトやサークル、SNSコミュニティなど、新たなコミュニティにJoinすることに慣れてくる。
ここで私はアドラー心理学の考えを注入し、10代の人間関係の考え方を改めることになる。
そこで選んだのが「人間関係の選択肢を複数持つ」という考え方だ。
10代と違って「逃げ」の選択肢をとっても良い。また1つの人間関係がうまくいかなくても、別のところでうまくいけばよい。複数あるから依存性が下がる。サードプレイス的な考え方だ。
これは会社に所属しても同じ考えで臨める。
雑に言うと「目的」に応じて「仲間」をつくるという人間関係。
ここで得られるのは、自由感と選択実感による幸福感である。
加えて「他者貢献」によって「所属感」という幸福感も得られる。
人間関係のポートフォリオ化とも言える。
■ 30代: ゆるい人間関係とコミットメントできる人間関係の共存
私は31歳なのでこれから10年の「私の」人間関係の価値観を言語化。
20代の「自由」をもとにした「人間関係」に多少飽きてくる。物足りなくなってくると予想している。
「自由」な人間関係を選べる自分になった上で、
「しがらみ」を許容して「コミットメントできる」人間関係を追求するようになると思っている。
それは目標達成のためであり、より幸福度を高めるためでもある。
例えば、甲子園を目指すチームにいることは「しがらみ」も生まれるが「自分自身が人生で全力で取り組める人間関係」つまり「コミットメントできる」人間関係を得られるかもしれない。
実は大人になると、このような人間関係の構築が難しくなることに気づく。
また、老後を考えると「目的」を掲げて「仲間」を集める方式だと、助けられない立場になってくる未来が見える。
じゃあそのような人間関係をどのように構築できるか、というのを30代のミッションとしている。