Q1_10
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ちなみにここまであなたの過去世をたどってきましたが、まったく健太君の影が見えません。 実はこの王様が健太君の過去世の姿だったのです。 彼には今生のカルマに関わる別の転生もあるのですが、基本的に「 あなたを何とかしたい」 という思いを持っている方なのです。 今生は彼自身のカルマの解消と、あなたを気付かせるために事件を起こしていますが、中々段階の高い方なのです。
さてガマが一番になってしまうと、あなたは抵抗します。
「 いなくなっちゃえばいいんだ」
「 いなくなって自滅、もしくは殺してしまえばいい」
「 そうすれば自分の好みの2番手、3番手と結婚できる」
そこで彼女の取り巻き連中がガマをある場所に連れ出し、リンチにかけています。 多勢に無勢でさんざんやられていますが、それでも生き残っています。 しかも「 正式に認められたんだから、ちゃんと結婚してくれよ」 と迫ってもいるのですが、嫌われていることを知っているので強くはいえなかったようです。
その場に彼女はいませんでしたが、もちろんガマは彼女の指図だということは知っていました。 それでも執拗に結婚を迫ったのです。 「 自分の相手は彼女しかいないし、彼女の相手は自分しかいない」 そう思い込んでしまっています。 結局そのしつこさが彼女を追い詰め、彼を最終局面まで追い込みます。
最後は罠にかけられ、がんじがらめにされて、彼女の「 やっておしまい」 という命令で、八つ裂きにされています。 今度はその殺戮の場に彼女もいました。 その最後の言葉を聞きながら彼は、ものすごい恨みと憎しみを抱えたまま、彼女を見つめながら死んでいきます。 それでも「 お前の相手は自分しかいない」 そう思っていたのです。
ここまで見ていきますと、シチュエーションは異なりますが、インドの時代の状況とほぼ同じであることに気づかれる方も多いと思います。 いや今は時代をさかのぼって見ていますので、この時の状況がそのまま
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インドの時代に持ち越され、何も消化されていなかったといってもいいのでしょうか。 それにしてもガマはなぜこんなにあなたに執着するのでしょうか。
「 生きるよすがだった」
彼の魂はそう吐露します。
なぜそうなのでしょうか。
この緑の沼で彼があなたを初めて見たとき、心にポッと光が灯っています。
そして、
「 やっと見つけた」
そう確信していたのです。
ここからいよいよ因果の探求は、宇宙へとつながります。
「 第四部」
遠い星でした。
銀河の外ですが、特定は出来ていません。 彼は爬虫類系の生体で、ワニとサイを混ぜたような顔をしています。 体はうろこがあり灰色で、グローブのようなミトンのような手をしていて、仲間の中ではかなり大きな個体でした。 あなたはやはり同じ爬虫類でしたが、体が小さく華奢な感じでした。
この種族の特徴として、力のあるものがすべてでしたから、凶暴で情け容赦なく残忍だった彼は、その世界では君臨していました。 あなたは彼に略奪されていますが、それが当たり前の世界でしたので、その時はそれなりに彼が好きでしたが、その世界での学びが終わり地球に来てしまうと、すべてあなたの中ではその愛
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情は消えていました。
「 これで終わり」
ある意味あなたの中では、その関係性に決着はついていたのです。
しかし彼はその星での( 自分の思い込みなのですが) 熱烈な相思相愛を、そのまま新しい学びの場( 地球) に持ち込んでしまっています。
あなた方が地球に立ち寄ったのは白亜紀の絶滅寸前の時でした( その詳細は少々ややこしい時代ですが「 宇宙全史」 第1巻をごらん下さい)。
いま「 立ち寄った」 と申しましたのは、実はあなた方は本来地球に入植する予定はなく、元々行くべきもっと過激な粗い修行の場への中継点として地球に降り立っているのです。
しかしこの時「 オーム宇宙の慈愛の存在、キャラクター的には仏陀もそうなのですがUMUよりも巨大な存在です( このワークでは、初めて出て来た存在です) 」 が、あなた方を地球で修行することを許しています。 そもそも本当に地球に入植する気で来るのなら、絶滅寸前の時に来るわけがないのです。 あなた方の地球入植の経緯は、色々探ってはみたのですが、あまり詳しくは教えてはもらえませんでした。
「 地球が求めて、彼らも取り込まれることを由とした」
「 地球は彼らの一種独特なピュアさを欲しいと思った」
あなた方はラッキーと思っています。
先ほども書きましたが、本来ならもっと荒々しい、修羅場が続く世界に行くべきだったのですから、確かにラッキーかもしれません。
しかし本来あなた方の魂は、そういう粗い修行を求めているはずなのですが( そういう道程の学びを求めているといってもいいかも知れません)、どうしていきなり方向転換してしまったのでしょうか( つまり確
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かに表面意識、エゴはラッキーと思っているでしょうが、深層の魂はそれを求めてはいないはずです)。
ここの解釈は非常に難しいので、深く掘り下げないでおきます。
「 ゆるんだ」
「 日和ることを許してもらった」
魂はそういう言い方をしています。
白亜紀の絶滅までは、霊界に待機して、そこから数百万年後に地球が落ち着き、妖怪文化が秩序を持ったころに、初めて転生しています。
ところが同じ所から来ているのに、なぜ彼はガマになりあなたはお姫様なのでしょうか。
「 その時の魂の個別の因果が違いすぎた」
「 彼は殺戮、略奪、エゴむき出しで積み重ねた因果が重かった」
あなたは幼いことは幼いのですが、因が軽かったということがあります。 またちょうど地球に来たときが、インターバルの人生だったということもありました。 それで二人の境遇に大きな差があったのです。 そしてあの緑の沼の時に「 見つけた」 と心に光が灯り「 当然彼女は私のもの」 と確信しています。
「 第五部」
先ほど緑の沼の王様が健太君だったと書きましたが、ここで今生の彼のカルマに関わる前世を見ていきます。 つまりJRの運転手さんと健太君とのかかわり合いです。
時代は18世紀中頃でした。 彼が乗っているのは大きな帆船で、普段は商船のように見えますが、いったん
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獲物を発見しますと海賊船に豹変するといった当時よくあった海賊の一団でした。 その時は獲物もなく、暇だったらしく船上で仲間が集まって何かをしています。 一人の男が足を縛られ、手にはナイフを持ち、船の丸いかじをもたされ、そのままの姿で海に放り投げられています。 これはこれまでにも習慣として、新人が入ってくると肝試しのような感じで行われていたものでした( 本来この船は海賊船ですが、まさか「 海賊募集」 とは出来ませんので、新人募集は「 商船員」 として募集します。 しかしそれで応募して船に乗ってきた新人は、やがてこの船の実態を知るのですが、そこで「 こんなはずでは」 とうじうじしていると、こういうイベントで根性を叩きなおされるのです)。
半ばいじめのようなものも少し入っていて、船員たちの憂さ晴らしも兼ねていました。
その海域はサメがうようよしており普通に泳ぐのも危険なのですが、木製の舵( これにはロープがついています) を持たされているとはいえ( 手は縛られていません)、足を縛られたまま海に放り投げられるのは危険極まりない行為でした。 結局彼は海に放り投げられた時舵を放してしまい、サメの餌食になっています。
少しはいじめも入ってはいましたが、その場にいた船員はみんな青くなっています。 健太君は船長ではないのですが、船員たちのリーダーのような立場で、このイベントも彼が仕切っていました。 本当にそんなに悪気があってやったわけではないのですが( 昔からの慣習のようなものでもありました)、海賊なのに皆人がいいようで、ひどく後悔しています。 リーダーの健太君も「 自分がいけなかった」 と思いつめています。
それが今生でのJRの運転手さんと健太君のカルマの清算につながっていくのです。
詳しいJRの事故の状況は見てはいませんが、海に放り込まれた運転手さんは、生きたまま広い海の真っ只中で、サメに腕を引きちぎられ、内蔵を少しずつ食われていく絶望の中で死んでいます。
その恐怖や苦しみは( 確かに列車に轢かれてなくなるのも大変ですが) 海でサメに食われて死んでいく方が厳しいものがあります……が、そのバランスはさらに前の転生( 今回はあまりに長くなっていますので、
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そこまで踏み込みません) を踏まえての清算になりますので、今生はこれでほぼお互い納得できる形のようです。
つまり健太君とJRの運転手さんのカルマは、これで解消しているのです。
ただ、
「 命のやり取りでしか清算出来ない段階の皆さん( 集合魂) 」
というお言葉もありました。
誤解があるといけないので少し書いておきますと、カルマの清算にはダイレクトにその行為を清算する場合と、他の方法でクリアするものがあります。 例えば前世で「 多くの人々を虐待して殺した」 というカルマに対して、そのまま何生もかけて、殺した人たちに殺され続ける清算の方法もあれば、逆にボランティアとなり、人々を色んな形で救うという清算方法もあるのです。
しかし後者の清算は、ある一定以上の段階の魂に許されているやり方で、勝手に魂が選択できるというものでもないのですが。 ここで少し健太君のルーツを見ておきます。 実はA様やあのガマと同じ星から来ているお仲間です。
地球の最初の転生では、妖精界の王様として出ていますので、それなりに( 爬虫類の星の中では) 段階がある方でした( それでも命のやり取りでしか清算が出来ないという段階ではあるのですが)。 彼はこの地球では様々な転生を選択し、多くの学びを獲得しています。 彼が今生であなたの子供として生まれ、彼自身のカルマの清算ということもありましたが、あなたに気づかせるために命を投げ出すということもやはりあったのです。
それではインドの男は今生のあなたにどう絡んでいるのでしょうか。 今生では出て来てはいないのです( フィレンツェでも出ていません)。 出て来れないといった方が正確なのですが、あまりにも波動が低いと
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現象界に出てくることが出来ないのです。 出来ないのですが、ある条件が整うと「 憑依」 という形で現象界に影響を与えることが出来ました。 それはこのガマ男の低い( 重い) 波動と合致する波動を持つ者には影響を与えることが出来るのです。 ですからあなたが学びをしないと、自動的にガマ男を呼び込んでいると申し上げてもいいでしょう。 そしてここまで検証してきて確かに悪いのは( 重いのは) ガマ男の方ではありますが、縁を作っているのはあなたでもあるのです。
彼女の子供を亡くした( 悲しみの) 想念が、ガマ男を呼んだというのなら、それは子供をなくした親としては普通のことではないのでしょうか。
「 限度がある」
今生でも下幽界( 地獄界) でガマ男はあなたへの関係性へのチャンスを常に狙っていました。 あなたが負の感情( 傲慢、ねたみ、そねみで怒りを伴う感情) の爆発を見せる度に、少しずつつながっていっていたのです。
それが今回の事件で一気に合致してしまったのです。
健太君の今の思いを聞いてみました。
「 向こうに行きたい……でも( あなたが) 心配なので」
「 第六部」
あなたの今生の天命を確認してみました。
「 ひとつには謙虚であること、そして愛を与える人であること」
「 それを実行するには、恨むことをやめて、彼を守ってあげなさい」
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彼とは誰のことでしょうか。
「 健太君とガマ男」
「 そうするにはまず現世的なことで、彼を奪ったJRを許す」
「 裁判をしないということではなく、心の中で許すこと」
裁判はそのままでいいのでしょうか。
「 本当はあまりこだわることではないが、プロセスとしてそのままでいい」
この裁判で勝てたのは、あなたの周りの守護の方たちのおかげでした。 特に旦那様の守護霊がメインでやっておられます。 あなたと旦那様は同じ集合魂の仲間で、お互い転生が重なっている所もあるのですが、その関係性はずっと薄いままでした。
そして今生で初めて濃い関係になっています。 あなたとガマ男は、あなた方の集合魂のいわば代表のようなものなのです。 集合魂の懸案をすべて凝縮して、背負って来ています。
だから集合魂は出来るだけのフォローをしようとしているのですが、少し複雑な部分もあるのです。 あなたの場合は軽薄で幼いのですが、ある程度は集合魂の指導をきく事は聞くのです。 それに従うかどうかはまた別ですが、一応聞くのです。
だから出来るだけフォローしようとしているのですが、ガマ男の方はまったくそうした集合魂の意思、指導を受け付けようとはしません。
そうすると今度は逆に、集合魂はガマ男を阻害する方向に動きます。 彼に錘をつける、邪魔をする、ブロックをかけるという方向に回ってしまっています。
もちろん最初は違いました。 ちゃんとフォローをしようとはしていましたが、彼が受け付けないので( 極端ですが) 今度は( 見た目) 阻害するようになるのです。
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( 私たちから見るとそうは( 阻害と) 見えるのですが) 彼らはありとあらゆる方向性でアプローチしようとはしているともいえるのです。 いってしまえばそういう性の集合魂ともいえます。
なぜ地球はこういう魂をほしがったのでしょうか。
「 彼らのある種のピュアさとはエネルギー」
「 ( 原始的で幼いが) 一途に突っ走るエネルギー」
ただそれを地球に馴染ませるには、あまり時間がないようです。
ところであなたがあのガマ男と絡んだのは、インドが最初なのでしょうか。
「 本当の最初は白亜紀の後だが、その後はインドまでなかった」
なぜそんなに間が空いてしまったのでしょうか。
「 他にも学ぶべきこと、クリアすべき事があった」
「 今回が最終だからセッティングされた、残っているものはとりあえず全て出す」
ガマの時のカルマの刈り取りなら、立場を逆にすればいいとおもうのですが( その方が分かりやすいのでは)。
「 それはそれでそういう見方も出来るけどね」
「 当事者が選んだことはそれ」
なぜそういう同じパターンを選ぶのでしょうか。
「 魂の趣味、嗜虐的なことを選ぶ段階」
「 それしか選べない段階といってもよいか」
「 選択肢はあまりない」
私の勝手な考えなのですが、そもそも最初からこの方の転生は、お姫様が続いていますが、幼い魂にはそ
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れは少し荷が重かったのではないのでしょうか。
つまり庶民の段階か始めて( もっと下でもいいのですが)、容姿も普通以下にしておいて、謙虚さや地道な努力という基本的なことを学ばせた方が結局この方の幸せになったのではないのでしょうか。
「 魂の選択が、まだそこまでいっていない」
「 容姿を選択して、それを学びのメソッドにするという段階にまでいっていない」
「 彼女自身もそういう選択をすることはないし、その段階でもないので、例え間違って選択しても、転生で現象界に出る審査の時に却下されてしまう」
どうやらあなたという魂は、まだ温室の中で転生させないとダメになってしまうひ弱な幼い魂のようなのです。 そこから進化していって、普通の人間並みにまでなってくれば、ハードな人生の選択も許されるということのようでした。
しかしそれならば何故今生は庶民に生まれてきているのでしょうか。
「 今生においても彼女の性格はあまり変わっていない」
「 しかし決算の時だからね」
今生では何に執着したのでしょうか。
「 表面的には子供だが……自分に」
「 自分の甘い思い、甘えに執着をした」
「 現実を見ることが出来ない甘えに由来がある思い」
難しいですね。
「 そこそこの幸せは彼女を包んでいたが、それは表面的なもので、その表面の幸せを有難いとも何とも思わない傲慢さがあった」
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「 でも本当の自分を見つめるという作業は手放したまま」
「 自分の中のほの暗い所にあるどす黒いもの、彼と通じるようなもの……そこに蓋をするためにずっとエネルギーを使っていた」
「 エネルギーを使うと疲弊する」
「 疲弊することによって、現在彼とは別のところで彼女がしなければならない色んな考え、学び、それらをないがしろにしていた」
どういうものを隠蔽していたのでしょうか。
「 気づかないふりをすること、見ないこと、触らないこと……」
それは隠蔽のことでしょう……何を隠蔽したのでしょうか。
「 彼女の魂が考えたくないと、中身を出すのを拒否する」
「 基本的に魂までもが甘ったれ」
「 これ以上私だけが辛い思いも苦しい思いもするのはいやだ」
「 重いものでおさえている自分で精一杯、もうこれで上等なんだから」
「 だからどす黒いものがたくさんあるが中々見せない」
その中身は今出した方がいいのでしょうか。
「 今は耐えられないだろう」
「 押し流されてしまう」
ここで月読の大神のお言葉が降りてきました。
「 それでもあなたは生きている( 今は健太君をなくしてもという意味ででも良し。 本当はもっと含みがあるのだが) ということを、この人にいってあげてくれるか」
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先ほど少し書きましたが、王様( 健太君) は、ご自分のカルマだけの絡みではなく、あなたをサポートするために来ていました。
「 それは最終手段だったんだけどね」
彼女はここで何に気づくべきだったのでしょうか。
「 より広い範囲の一部なんだよと気づくべきだった」
しかし今出しているこういう情報を見ない限り、中々そこには気づけないでしょう……ほぼ恨むだけでしょうね。
「 それでもあなたは生きている、という言葉で、彼女の魂にどこまで響くかそれを見てみたい」
長い文章にお付き合い有難うございました。
( 実は明かしますと、どっぺん様はインド時代に彼女のお城に出入りしていたバラモンでした。 当時は宗派の区別があまりハッキリしていなくて、あなたは仏教徒でありながら、ヒンズー教にも関わっていた僧侶でした。
お城ではお姫様に( 王様からいわれて) 「 もう少し謙虚につつましやかに、そうでないとそのうちとんでもないことになりますよ」 というような事を教え諭していたのですが、彼女は全く聞く耳を持っていませんでした。 やがて彼女はにっちもさっちも行かなくなると、相談はするのですが、しゃべるだけしゃべってしまうと安心して、また同じ事を繰り返しています。
どっぺん様はこの時、自分の無力さをというものを深く噛みしめています。 そのため今生でこの方と関わることになっているのです。
彼女は一人でこの文章を解読することがほぼ無理です。 あなたが良く噛み砕いて説明してあげて下さい。 それがあなたの修行の一部にもなっています。 どっぺん様はこんな所にも出ていたのですね。 掘り下げると
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もっとあるかもしれません。 詳しくはあなたのご質問への回答に書いておきます)
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| 質問1
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| 2009年6月11日
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| どっぺん
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| 虚空蔵55様、みわ様
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| いつもご指導ありがとうございます。 三回に渡っていただいた珠玉のご指導の言葉を何度も思慧し、未熟ながら、瞑想を続けております。 ありがたいご指導を賜り、瞑想を開始してから、三ヶ月を迎えました。 多少なりとも進歩したかと思い、心からの感謝の気持ちと共にご報告をさせていただきます。
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| 4月の初めに報告した頃の瞑想はいわばmindの産物で、全くの夢物語を自分で創作して語っていました。 その時の私は、私以外のものになろうとし、超能力を身につけて、映画のヒーローのように空を飛ぼうとしていました。
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| これではいけませんでしたので、ご指導いただいた文章を何度も読み、ここに真実がある、ここに気づきを得るメソッドがあると確信して、それを探求し始めました。 それからいくつかのステップを経て、あるところで、「 私は私自身になるべきである」 という指針に気づかされました。
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| これまで、私はいつも本当の私ではなく、mindの産物で、絶えず何かを夢想し、あこがれの存在になろうとしてきました。 しかし探求すべきは全く反対の方向でした。
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| 私は、全く見失っている真我を探さなければならないことに気づき、それからはmindを落とし、ひたすら真我と共にあろうと努力しました。
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|「 おそれおおい」 とは何かを考え、いつもそばにいる仏陀にどうやったら接触することが出来るかを考えて、気づかされたことは、思いもよらぬことでした。 やはりおそれおおいと思ってしまうので、書くことがはばかられますが、報告ですので、書かせていただきます。
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| 本当の私は神であり、仏陀でした。 私の真我は仏陀のそれと同じものでした。 私は仏陀になる必要はなく、本当の私はすでに仏陀でした。 ただそれはまだそれだけのことで、全てはこれから始まるのですが、未熟な私はまだそのままなのですが。 この気づきは前よりは本質的に感じます。 多くの本に書いてあることですが、私なりに腑に落ちました。
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| これから、虚空蔵55様のお役に少しでも立てる自分作りを更に続けたいと願っています。 瞑想を続け、覚醒を目指してまいりますが、今後の修行に関して、現時点で教えていただきたい、ご指導をいただきたいという思いが深くあります。 継続の質問としてお認めいただけるのでしたら、上の方におたずねいただけますでしょうか。
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|1 私は仏陀系の魂と教えていただきましたが、私の集合魂は何を目指しているのでしょうか。 また出自についても教えていただければ、より私を知ることにつながるのではないかと思っております。 私の魂には出身星というものがあるのでしょうか。 今回の天命の底にある私の向かわなければならない方向性をより深く知りたいと願います。 どうかご教示をお願いいたします。
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|2 これから覚醒を目指し、瞑想を深めて実修していく所存ですが、今の私の頭では、エゴを落としていく、真我をもっと現していく、本当の私は何かを問うていくということくらいしか浮かんでおりません。 更なる覚醒に向かって、修行の方向性をご教示下さい。 今チャクラというものを意識せずにおりますが、これからどのようにしたらよろしいのでしょうか。
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| いつもわがままをお願いして申し訳ありません。 よろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。
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回答1 虚空蔵55
どっぺん様
まずはあなたの今生に関わる前世を整理しておきます。
1 カリマン島でのサメ獲りの時「 AC180年」
2 インドで僧侶「 AC890年」
3 中世に修道僧「 AC1240年、これは死ぬ間際の年代です」
4 アルプスの山男「 AC1800年代の初頭」 ( これはまだお話しておりません)
この4つが今明かされるあなたの前世です。
1に関しましてはすでに詳述してありますので簡単に総括しておきますと、この時はあまりまわりのことを考えずにストイックな生き方を選択しています。
2のインド時代です。
やはりここもすでにある程度は書いておきましたが、あなたの当時の心境を少し捕捉しておきます。
カーストの中では最も身分の高いバラモン階級でしたから人々からも尊敬をされてはいましたので、王様から姫の教育を頼まれてはいたのですが、姫は「 このくそ坊主」 くらいにしか思っていなかったので、あなたはご自分の実力不足と煩悶しておられます。
基本的にあなたはこの時は熱い人でした。 いわば使命感に燃えまくり「 やらなきゃ」 「 私のこの力で~ェ」 という感じだったのです。 しかしおバカなお姫様に翻弄されてしまっていました。
それは今生の今に反映しているはずです。 3番目の中世の修道僧はこれも詳述済みですので省きます。 そ
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れでは4番目の前世、アルプスの山男の時を見てみます。
単純に山男といいましても色々あるのですが、あなたは両親がやはり同じような山の生活をしておられて、そのまま亡くなっていますが、その跡を自然に継ぐ形で生きています。
スイスやフランスのアルプス山中のあちこちに拠点となる山小屋を持ち、そこを移動しながら生活をしていました。 日本でも昔はそういう形の山男がおりましたが、今はほとんど絶えているはずです。 ここであなたは木こりもしていますが、何やら山の見回りのようなこともしています( 番人といった感じでしょうか)。
この時もサメ獲りの時のように生涯独身でしたが、たまに町に降りた時には、酒を飲み女性を買っていました。 お金はどうしているのかと見ていますと、わずかな種銭でばくちをして、それで稼いで遊んでいます( ほとんど負けなしという変な力があったようです。 しかしそれで生活しようという気はさらさらなく、たまに楽しむということを繰り返しています)。 この時の天命は、インド時代に中途半端で終わってしまったということが気がかりだったようで、そのやり残しを山でやろうとしたようでした( インド時代に「 うんざりはしていない」 という言い方をされました。 この言葉を覚えておいて下さい)。
「 求道がひとつ、もうひとつ人のために生きる」 これがこの時の天命でした。
求道に関しては、
「 浅かった」
「 少なくともサメ獲りの時くらいの水準には行ってほしかった」
サメ獲りの時の水準とはどういったものでしょうか。
「 孤高を保ちながら、ある場所まで行ってほしかった」
ある場所とは。
「 分かり合うところまで」
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少し説明しますと「 分かり合う」 とは、自然……それも自然界の精霊のような存在との交流、深い関わり合いが求められていたようです。
通常深い山の中で一人で生活していますと、いやでも精霊たちとは関わってしまう筈ですが、そうはならなかったのでしょうか。
「 浅かった」
「 普通ならあなたのいうとおり山の中にいれば自然に関わっていくものだが、この者の場合は求道の障害として関わりにくいというブロックがあった」
「 それはこの者の集合魂の破るべきバリアーでもあった」
どうやらあなたには、集合魂のカルマとして「 自然霊たちと関わりにくい」 というブロックを持たされていたようです( つまりあなたの集合魂はそういうカルマを持つに至る集合魂だということもいえます)。 それをこえて関わって行きなさいというのが、その時の課題でもあったようでした( サメ獲りの時それは薄かったのです。 その時はほとんど個人的なカルマのみでした)。
「 人のために生きる」 という天命はどうだったのでしょうか。
そもそも山男で、たまにしか里に下りていかないのに、人のために生きるということが可能なのでしょうか。
「 そこそこは出来た」
「 しかしこれも浅かったね」
あなたは山にいる時に、遭難しかけた人などをたまに救助しています。 しかし本来なら助けられたであろう人たちを幾人かは見過ごしてしまっていました。 これであなたの( 今出せる) 前世をお見せしました。
これらの前世であなたのメインのテーマは、サメ獲りの時が濃かったようでした。
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「 孤独の中で道を貫く」
「 迷いのない筋の通ったすがすがしさ」
そういうテーマを追求していましたが、少し足りなかったみたいで、ご自身納得されていません。 そういうテーマなら坊さんにでもなればいいと思うのですが、この時は「 道が狭くなる」 という理由で選択していません。 そしてその後二回続けて坊さんを選択していますが、山の中で一人修行するという形ではなく、東洋西洋の違いはありましたが、市井の中で人々と交わっての修行を求めたようでした。
しかしそこでもやはりご自分の力不足を嘆いています。 そして再びサメ獲りのときのような環境の山男を選んでいますが、あまり転生の選択に一貫性がなく、わりあい行き当たりバッタリという感じです。 実はあなたの前世は、この2000年間だけでも本来はもっとたくさんあるようですが、今は修行の邪魔になるということでお教えすることは許されておりません( あなたは知ってしまうとそちらに引っ張られてしまうそうです)。 またあなたの集合魂のことも、同じ理由でまだお知らせは出来ません。 その時が来るまで今の瞑想を続けるようにいわれております。
今回のAさんとの関わりは、いい勉強になっているはずです。 基本的にあなたは非常にまじめで、熱くて、いい方なのですが、人の機微といいますか、人間が持つエゴというものをもう少し理解しなければなりません。 さきほど「 うんざりはしていない」 という言葉を覚えておいて下さいと書きましたが、人の持つエゴというものは本来どうしようもないもので、本人( エゴ) が自覚する以外、他人がどうこう出来るものではないのです。
そこを理解するまでは「 何とかしてやろう」 「 教え導かねば」 というやはりエゴの思いに振り回されていき続けるのです。 そしてそれは心底「 うんざり」 するまで、延々続いていきます。
上の方たちが私にいつもおっしゃるのは、
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「 待つということが一番の慈悲なんだよ」
この「 待つ」 には多くの意味が含まれていますが、今はスルーしておきます。 ご自身に対する日々の地道な研鑽こそが、最も早く覚醒に導く最良の方法なのです。
ご健闘をお祈りします。
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( 注:この見開き左側の片面、295ページ目は丸々余白になっている)
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あとがき
如何でしたでしょうか。
私たちは平凡な日常の中で、毎日ほぼ同じ事を繰り返して生きています。
しかしどんなに凡庸な人であってもその履歴を深くたどれば、計り知れない多様な人生の経験を持つのです。
今現在どんなに不幸であっても、幸せであっても、それはそれまでのその方の経験の積み重ねの結果であり、学んできたこと学んでこなかったことの成果でもあります。 そのことだけを見ましても私たちの幸不幸は、ひとえに自分自身にその因があるのだと判断せざるを得ません。
本来はもっと多くの要因が重なって、その方の境涯を決定しているのですが、私たちはここまでの情報からでもそういう知恵を学びとらなければいけないのです。
「 宇宙全史」 の情報は「 本来出してはならない人類への情報」 を多く含んでいます。
それは「 そういう情報なしで、現象界( この世) をクリアしなさいね」 という法があるのです。
あたかもゲームのクリアマニュアルのようなものですので、安易にそれを出すことは許されていません。
しかしある一定の条件を満たせばそれは可能となるのです。
その条件とは厳しいものですが「 宇宙全史」 は、それを可能としています。
またその条件は私個人に課せられたものですが、さらに人類全体がより覚醒( アセンション) しやすいマニュアルを顕現しようとするならば、( 人類が) 一定の条件をクリアする必要があります。
そうしたことも含めて「 宇宙全史」 のワークは進行していきます。
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ここまでは私たちのワークのため一定の段階の方たちの質問を受け付けておりました。
それは「 宇宙全史」 を読み解くために、ある一定の必要な条件を個人が満たさねばならないため、そのカリキュラムのようになっています。
この後もこれは続けられますが、いつまでもそればかりをしていられない事情もあるのです。
これからは人類の次なる世代のためにも専門分野の方たちのご質問をお待ちしております。
あらゆる分野の科学者、専門家が行き詰っている質問にお答えすることは、新たな文明を築いていく上で不可欠なことでもあります。
私たちはどんな質問にもお答えする用意は出来ていますが、( ストッパーとして) 主に三つのブロックがかかっています。
ひとつは人類の境涯がいまだそこまで達していない場合は、回答が降りてこないということがあります。
もうひとつ専門家の方々の質問は、最低私が理解できないと上の方につなげませんので、素人の私にでも理解できる言葉で質問しなければならない、それが出来る方だけが質問できるということです。
そして原則として質問の形式は公開になります。
私たちは「 ありとあらゆるこの世界の情報」 をほぼ無制限に手に入れることが出来ます。
しかしその代償として、私たちはその成果を( ドン・ファン流にいいますと) 人類の精神に返していかねばなりません。
この三つのブロックがクリアできれば、あらゆる謎は人類の前に今開示されようとしているのです。
虚空蔵55
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【 捕捉】
祈りについて
「 宇宙全史」 の中で語られる「 世界平和の祈り」 は、五井昌久( 私は五井先生とお呼びしております) が、生前終末時の地上にある人々の「 救済+地球界の浄化」 のために菩薩から授けられたものです。
五井先生のご生存の時は、その祈りの効力は大きく世界に浸透していましたが( 実際1999年の地球の大危機に、人類をアセンションさせたのはこのお祈りの力によるものが大きくありました)、彼の亡きあと世界がいよいよ混沌と闇を濃くしていく中、本来の祈りでは祈りきれない方々が多くなってきてしまいました。
そのため新たに2009年に五井先生から降ろされた祈りがあります。
それが「 柔らかいお祈り」 というもので、「 世界平和の祈り」 が自然に祈れるような境涯に導くとともに、その方のがんんじがらめに固まってしまったカルマ、運命の糸を解きほぐす絶大な効果のあるお祈りでした。
「 祈り」 という普段の私たちにはあまりなじみのない概念は、何やら漠然とした「 神へのお願い」 という感じに受け取れますが、実際は非常に積極的な覚醒への強力なメソッドになっています。
祈りにつきましては、この「 質疑応答」 や「 宇宙全史」 に書かれてありますので、そちらを参考になさってください。
( 覚醒について簡単にご説明しておきます。 一般的には修行僧などが幾転生の厳しい修行の末に人間として
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ある存在を卒業することを言いますが、この宇宙全史では、それももちろん含めますが、もう少し境涯の低い段階の方たちでも、その段階を飛躍的に一段上がることも「 覚醒」 としています。 ですから一概に覚醒といいましても、その中身には多様なカテゴリーと段階があるということです。
本来の世界平和の祈り
世界人類が平和でありますように
日本が平和でありますように
私たちの天命がまっとうされますように
守護霊様守護神様五井先生有難うございます
やわらかいお祈り
私は幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私に悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが皆幸せでありますように
この4行をまずお祈りされてから、通常( 本来) の世界平和の祈りに入っていただくのがいいと思います。
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祈りはいつどんな時でも気づいた時なさるのがいいのですが、朝晩ある程度決まった時間に習慣的に祈るのがベストです。
その時の姿勢はどんな形( 座っていても立っていても、結跏趺坐) でも結構です。
あまり堅苦しくなく、五井先生の懐に飛び込む感じでお祈りされるといいかもしれません( あるいは包み込まれるという感じでしょうか)。
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( 注:この見開き左側の片面、301ページ目は丸々余白になっている)
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好評既刊
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| 宇宙全史1 地球全史篇 みわ 虚空蔵55
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| 幸運とはこの本を手にした者の運命である。 絶望とは
| この本を手にした者の運命である。 秘められた人類の
| 秘密がここで明らかに。 果たしてあなたはこの真実と
| 向き合うことが出来るのでしょうか。
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( 注:この見開き左側の片面、303ページ目は丸々余白になっている)
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宇宙全史 質疑応答1
2009年9月30日 初版発行
著 者 みわ
虚空蔵55
発行者 古川益三
発 行 株式会社まんだらけ
東京都中野区中野5ー52ー15 〒164ー0001 電話03ー3228ー0007
印刷 有限会社プレストマンP.S.
製本 ナショナル製本
ISBN978ー4ー86072ー069ー8 C0011
(C)Mandarake 2009 printed japan
定価はカバーに表示してあります
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