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表紙・初版帯
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宇宙全史 別巻2
誰が地球に
残るのか
著者
みわ
虚空蔵55
これから未曾有の人々が地上から姿を消してい
きます・その選別はどのようにしておこなわれ
るのでしょうか・歴史上の有名人を例にこれま
での常識を覆す事実が今明かされていきます
この先僅か20年で今の文明社会は崩壊していきますそ
の後地上にはユートピアが実現しますが、そこに残れる
のは「いい人」だけです・それでは「いい人」というの
はどういう人なのでしょうか
既刊「20年後世界人口は半分になる」にて詳述!
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表紙・初版帯
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宇宙全史別巻2 誰が地球に残るのか
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はじめに
2014年6月に出された「 20年後世界人口は半分になる」 ( まんだらけ出版) という本では近い将来に日本から始まる地球全体の大浄化のスケジュールが記されています。
そしてその大浄化の後には、ユートピア( 理想郷) が実現し、そこに残れるのは限定された人々だけになることも書いてあったはずです。
その「 地球に残るのは誰か」 という命題は、差し迫った大浄化の前に人々にとって「 私はこの地球に残れるのだろうか」 という切実な命題といえるかもしれません。
そこでこれまで人類の代表だったと評されている人たちに焦点を当て、彼らが果たしてどうなっていくのかを見ていただいて参考にしていただけたらと思います。
またその過程ではこれまでの歴史で「 偉人」 「 聖人」 「 英雄」 と評されている方たちの実態が明らかにされていくのも事実としてあるのですが、そこにはこの宇宙全史というワークの始まりに降ろされた言葉「 自らの常識を疑え」 が常にキーワードとしてあったのです。
それではこれから37人の人類の代表と評される人たちがどううなっていくのかを調べていくことにします。
なおこの本は既刊の「 20年後地球人口は半分になる」 をベースにして書かれたものですから、出来ればまずそちらを熟読してから読まれると分かりやすいかと思います。
さらにその「 20年後…」 の本は、「 宇宙全史」 関連の書籍をベースにしていますから、本格的に勉強しよ
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うという方は、「 宇宙全史」 第一巻、「 質疑応答」 1、2、3巻をお勧めします。
宇宙全史のワークはこれまでの精神世界の常識を覆すものですから、書籍だけで理解していくのは中々難しいかもしれません。
やがて宇宙全史のワークを段階に応じて解説してくださる講師のような方たちが多く出て来られるようですから、皆さん方も少しは学びやすくなるかも知れません。
また「 宇宙全史」 のワークには「 非公開情報」 というカテゴリーもありますが、この本を書いている時点( 2016年・1月22日) では新規の申し込みが停止されています。
それはひとえに私のエネルギーの問題でして、そこが解決すると再開する可能性もあるのですが、明確に何時になるのかは特定できない状況です。
非公開情報は宇宙全史のワークを真剣に学んでいこうという方には必須のカテゴリーになるのですが、私の不甲斐なさが如実に出た局面です。
( 非公開情報に関しましてはリアルタイムで変更がありますので、なるべくウェブ上で確認して頂くか、パソコンが苦手な方はまんだらけに直接お電話いただければお答えいたします・宇宙全史担当まで)
また書籍だけでは学びが薄いという方たちには、ウェブ上での質疑応答がまんだらけのホームページに開設されていますのでそちらをご覧ください( 宇宙全史で検索されるとすぐに見つかると思います)。
皆様の質問にはこれまで出来るだけお答えしてきていますが、諸事情ににより次第にそれも出来なくなりつつあるのも事実です。
しかしお答えしなければならないものは出来るだけするように努めています。
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宇宙全史別巻2 誰が地球に残るのか
目次
2――初めに
7――第1章 オバマ大統領
13――第2章 織田信長
21――第3章 太宰治
25――第4章 モハメッド・アリ
29――第5章 宮本武蔵
33――第6章 J・F・ケネディ
39――第7章 ガンジー
47――第8章 マザー・テレサ
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57――第9章 田中角栄
63――第10章 菅原道真と平将門
67――第11章 チンギス・ハン
71――第12章 アレクサンダー大王
81――第13章 リンカーン
87――第14章 アンネ・フランク
93――第15章 ピカソ
97――第16章 坂本竜馬
125――第17章 アインシュタイン
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143――第18章 エジソン
147――第19章 ニュートン
161――第20章 ジャンヌ・ダルク
167――第21章 イエス
173――第22章 卑弥呼
183――第23章 空海
199――第24章 ブルース・リー
205――第25章 聖徳太子
219――第26章 レオナルド・ダ・ヴィンチ
247――第27章 力道山
257――第28章 夏目漱石
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263――第29章 エリザベス女王1世
277――第30章 西郷隆盛
287――第31章 秦の始皇帝
313――第32章 ジョン・レノン
323――第33章 紫式部
337――第34章 ネルソン・マンデラとキング牧師
351――第35章 ヤマトタケル
364――あとがき
366――やわらかいお祈り
366――世界平和のお祈り
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( 注:この見開き右側の片面、6ページ目は丸々余白になっている) 
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第1章 オバマ大統領
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| 
| 政治家、第44代アメリカ合衆国大統領
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| 生年:1961
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| 出身地:ハワイ( アメリカ)
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|  イリノイ州議会上院議員・連邦上院議員を歴任した後、
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| 2009年にアメリカ初のアフリカ系大統領となる
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|  同年、核兵器の廃絶に貢献したとしてノーベル平和賞を
| 
| 受賞
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|  2012年に再選を果たし現在にいたる
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┗―――――――――――――――――――――――――
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ホワイトハウスの闇
彼個人の進退を問う前にアメリカ大統領という大きなカテゴリーの有り様を少し歴史をさかのぼって見てみます。
あまり詳しく明らかにすると私の身( 宇宙全史のワーク) が危ないので、大まかなところで書いておきます。 まずはアメリカ建国当時の裏事情に少し触れておきます。
以前宇宙全史ではホワイトハウスには巫女( シャーマン) がいて、その巫女によりアメリカの国政が左右されていると書いたことがありました。 確かにそうなのですがホワイトハウスの中に巫女が鎮座しているというわけではありません。
大統領の背後に3人のフィクサーっぽい人物がいます。 2人が白人でもう1人はプエルトリコ系か何か褐色系の人物ですが、彼らが囲う巫女の情報を持って大統領を( ほぼ) コントロールしています。
彼らは大統領の執務室に出入り自由で、大統領の秘書なども彼らを認識してはいますが「 大統領の部下だ」 くらいにしか思っていません。
彼らはフリーメイソン系に属するものですが、フリーメイソンとハッキリ出ては来ません。 フリーメイソンの流れにはありますが、また別の組織です。 それもフリーメイソンと並ぶほどの強力な組織といってもいいかもしれません。
この3人と巫女を含む組織がホワイトハウスの実権を握っていることは確かで、これも宇宙全史で明らかにしていました日本の実験を握っている華族のようなものです。
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この組織が代々のアメリカ大統領を操りアメリカ合衆国を支配して来ています。
そういう伝統のようなものが存在し、新たな大統領が就任するたびに刷り込み( 洗脳のようなものです) が行われています。
そんなに簡単に大統領が洗脳されてしまうものかと疑問が残りますが、実際洗脳されているのです。
洗脳といいますと皆さんは催眠術か何かのように思われるでしょうが、( 確かにそういうものもありますが) もっと巧妙に様々な手管で相手の心を懐柔していきます。 例えば血縁関係などはよく利用されているもので、単純な姻戚関係を結ぶというだけではなく、「 血」 というもののつながりを一種の呪術的なもので操るという事もしています。
( この洗脳という問題は非常に大きな問題で、今ここで深く掘り下げることはしないのですが、どうも地球における「 支配」 対「 被支配
」 という図式の基本的な原動力のようなものになっています。 私たちは自分たちの尊大なエゴにより「 自分だけは洗脳などされない」 と過信している節がありますが、意外と簡単に人は洗脳されてしまうのです・その内詳しくお話しします)
さて「 20年後の…」 の本を読んだ方はすでに察知されているでしょうが、このホワイトハウスに影響を与えている巫女の源流は陰始につながっています。
そしてその巫女を使って大統領を、ひいてはアメリカを支配しているのはあの3人を代表とするフィクサー組織ですが、彼ら自身はブラックな裏の組織とは全く思っていません。 日本の華族と同じように「 アメリカ合衆国のため」 という純粋な思いでホワイトハウスを動かしています。
時はアメリカ独立の時以前に戻ります。
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独立宣言は1776年ですが、その前にアメリカを独立させようと動いていた人物が何人かいました( たくさんいましたが主だった人物はそう多くはなかったのです)。
その中の一人( 経済人ですが) がこのホワイトハウスを操る閨閥の源になっています。
彼の名前は全く出てこなくて、歴史の表舞台からその形跡は完全に消し去られています。 かなり頭のいい人物で、操るには表に出ない方がいいという事をよく知る者でした。
しかし彼が源流ではあるのですが直系ではなく、代々引き継がれていく中で大きく複雑になっていったことは確かでした。 政治活動のコントロールはもちろんですが、その力を保つため経済活動も自由にコントロール出来る立場を利用して、裏で莫大な資産と利権を保有するようになっています。
もちろん大統領とはいえ単純にその3人のフィクサーにいわれたことをそのまま実行できるかといいますと中々そういうことは出来ないのですが、他の政治家とも裏ではいろんな形でつながっているという事がいえます。 例えば血縁関係だけではなく、養子縁組、利権関係などの形でキチンとつながっている裏の組織があるのです。
そういう政治閥や経済閥というのがあるのですが、そこに入らなければオバマさんは大統領にはなれなかったという事がありました。 表立ってはもちろん国民による投票で選ばれていますが、その投票すらもコントロールすることができるのがこの組織なのです。
最近だとブッシュ( 41代と43代→ 親子ですが41代の方です) 大統領の時にそういう不正がありました。 また票の操作まで行かなくても人心の操作は他でもやっています。
オバマさんも最初に大統領になった時はやはり理想はあったのです。
黒人の、有色人種の初めてのアメリカ大統領ということで、仲間を守ろうという気持ちはありましたし、
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対外的に見ますとそういう評価点は確かにありますが、彼自身の気持ちがすでに今はもう支配者層の精神になってしまっているのです。 ホワイトハウスという環境の中でだんだんと洗脳され、それが積み重なり、支配者層の走狗といいますか、使い魔のような者に成り下がってしまったという事があります。
そして今彼は「 諦めと絶望」 の方に偏ってしまっています。
その洗脳された方に従わないといけないという気持ちがとても強くなってしまっているのです。 それは自分の意志ではなく例え他人により洗脳された結果だとしても、その洗脳状態がずっと長く続くとそれは「 自分の意志」 という事になってしまうのです。
彼はこのままでは地球を去っていくという事になります。
それは自分がこの地球にいたくないと選択したわけではないのですが、洗脳者たちにより自らの意志のように置き換わってしまった状態でも、それはその人の責任という事になってしまうのです。
地球を去るというそういうパターンもあるのです。
オバマ大統領はハワイ出身です。
しかし彼の父親はケニアから出ています。 そして父親はそのケニアではエジプト系の巫女に支配されていたのです。
その巫女の影響により、
「 同族支配」
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「 同族だけの利益を守るための支配」
「 生きていくための支配」
そういうものがオバマの家系に刷り込まれていたことも事実でした。 その因子をオバマ大統領は血として引き継いでいたのです。
大統領官邸の巫女
この巫女は歴代の大統領に影響を与えて来ていますが、一人という事ではなく代替わりはしています。 それは例のフィクサー組織の連中がどこかからかそういう素養のある子供を見つけてきて( さらって来てといった方が近いかもしれません) 、子供の状態から仕込んでいきます。
今のオバマ大統領に影響を与えている巫女は黒人で30歳くらいの女性です。 この巫女はオバマ大統領の時から始めていますが、中には何代かに渡ってつながっていた巫女もいました。 巫女もやがて歳をとるにつれ能力が弱ってきたり、組織の者たちの都合に合わなくなったりしますと引退させられます。
引退させられた巫女は殺されるわけではないのですが、強制的に隠遁生活を強いられています。 通常人里離れた遠いところに追いやられますが、国内の時もありますが大体は海外が多いようです。
例えば北欧の奥深い原野とか森の中とかですが、食料や生活必需品はちゃんとそこで亡くなるまで支給されています。
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第2章 織田信長
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| 戦国時代~安土桃山時代に活躍した武将
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| 生没年:?~1582年
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| 出身地:尾張国/現在の愛知県( 日本)
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|  1557年に家督争いを経て尾張国の守護につくと、
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| 今川義元、浅井長政、朝倉義景といった有力大名や比叡山
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| 延暦寺を下し、1573年には将軍に擁立していた足利義
| 
| 昭を京から追放して室町幕府を事実上滅ぼした。
| 
|  その後も徳川軍と組んで武田家を滅ぼし、次は高野山を
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| 攻め落とし中国へも侵攻しようと画策する中、家臣の明智
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| 光秀が謀反を起こした為に自害した( 本能寺の変)
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┗―――――――――――――――――――――――――
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地球を去るのは個人なのか集合魂なのか
( 初めて明かされる幽異界の全貌)
織田信長を見るときに問題になるのは、このキャラがサタンから派生しているという事です。 サタンの履歴は「 宇宙全史」 第一巻でほぼ明らかにされましたが、新しいところではこの織田信長とヒトラーに出ています。
そこで問題なのは、サタンは一般の人間と異なりその集合魂といいますか、その本体のエネルギーが大きく、一般人と比較して論じることが出来ないという事があります。
ネット上の質疑応答でも少し書いておきましたが、サタン自体はこれからの20年間で地球を去るもの、残るもの、更に上級の世界に移行するものと3通りの選択肢を持っています。
この本では「 地球を去る」 というテーマで様々な著名人を調べていくのですが、彼らはあくまでも個人であり、この地球を去るのがその個人なのかそれともその大元の集合体である集合魂もまとめて地球を去っていくのかどうかという疑問があります。
それに関しましては、
「 個人だね」
というお答えが降りて来ています。
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つまり地上で生きて「 あの世」 に戻った個人の魂がその進退を問われるという事です。
集合魂はまた集合魂で別に判断されますが、ここでは個人の魂に焦点を当てて見ていきます。
地上で道を過ち、カルマを積み、迷い込んでしまった魂はあの世に戻っても( 死んでも) すぐには集合魂には戻れません。 集合魂から派遣された守護霊などが必死に戻そうとしますが中々難しいようです。 もちろん亡くなってすぐにスムースに集合魂に戻られる方もおられますが、かなりの数の魂が幽冥界に漂っています。
この幽冥界は一般的には地獄界、少し上の段階ですと通常の冥界、幽界というカテゴリーになりますが、集合魂に戻れない魂はすべてここにいることになります( 「 宇宙全史」 第一巻では「 下幽界」 「 上幽界」 と呼んでいました)。
ただ宇宙全史の段階が進んできますと、霊界構造自体のカテゴリー分けが変わって来ていまして、この世( 現実界) 以外の世界を総じて「 想念界」 と呼称しています。
その中でも6次元界以下の世界を「 幽冥界」 とまとめてしまっています。
ですからこの「 幽冥界」 の中には、「 宇宙全史」 第一巻で区分けされていた霊界構造の中で、下から下幽界→ 人間界→ 上幽界→ 霊界→ 6次元阿頼耶識界→ さらに上がありますが、この霊界までを総じて幽冥界と称することになっています。
ここで少し霊界構造における幽冥界のお話です。
亡くなった人間はまず幽冥界に行きます。 ダイレクトに集合魂に戻られる方もおられますがそれは稀です。
そこで現在どれくらいの魂が幽冥界にいるのか確認しました。 なぜなら地球のアセンションは地上では肉体人間の総体の波動で決まりますが、あの世のアセンションは幽冥界の波動で決定されるからです。
しかし確認しても幽冥界の魂の数が中々出ません。 JUMU( 自由夢) などはキッチリその辺りは把握
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しているはずですのでさらにお聞きしますと「 把握はしているがあまりにも数が多すぎて…」 というお答えです。
数が多いといっても人類の総数はたかが知れていますし、3億年前からの人類史を考慮しても1兆は行かないんじゃないかと思いますので再度確認します。
すると、
「 幽冥界にいる魂の数は人間ばかりじゃないからね」
というお答えです。
この発言で幽冥界の新たなビジョンが見えて来たのです。
大事な新情報ですので長くなりますがかいつまんで書いておきます。
① 私たちに直接関係する霊界の幽冥界には人間だけの魂がいるわけではない
② 幽冥界には動物はもとより植物、昆虫、魚などありとあらゆる生命の魂が存在する
③ そして幽冥界には細菌やウィルスなどの極微生物の魂もいる( 細菌にもウィルスにも魂はあるのです・当たり前のようなお話ですが、これまでそこに焦点は当てていませんでした)
④ それ故幽冥界の魂の数は莫大なものになり、その数自体あまり意味がないものになっている
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⑤ ここで問題なのは動物や植物などの魂は本来人間ほどのカルマは積まないのですが( 多少は積むこともあります) 、死んだ後はすべてこのゾーン( 幽冥界) に集まることになっています
⑥ つまり植物や動物には天界といいますか、上位の霊界というものは存在しません
⑦ そしてわりと大雑把な言い方ですが、ばい菌や植物、動物の集合魂はこの幽冥界にあると考えてもいいようです。
⑧ 人間のように6次元( 阿頼耶識界) にキチンと集合魂という形があって囲われているという形は幽冥界では存在しない
⑨ しかし動植物の魂が幽冥界にいるといっても、それは自動的に6次元界につながっていて、幽冥界でありながら6次元界であるという有り様になっている
ここで再び「 それでは幽冥界における人間だけの魂の数はいかほど?」 という問いを出してみました。
「 約60億」
ほぼ現在の地球人口と同じくらいです( ちょっと少ないですが、すぐに逆転します)。
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この幽冥界の構造に関しましてはまだもう少し探求しているのですが、この本のテーマからだんだん外れていきそうですのでこれ位にしておきます。
どうもこの幽冥界というゾーンは、地球霊界構造上かなり広いスペースを占める感じがしています。 そして地球霊界構造の土台といいますか、要っぽい感じになっているようです。 機会があればまたいつか詳しく書きます。
個人の魂は地上でその役目( 責務) を無事果たしますとスムースにその魂の集合魂に戻っていきます。 そこで地上で得た経験や知識、培ったエゴ意識などそのすべてを集合魂の中に溶け込ませ、個人という感覚は無くなってしまいます。
この過程が一般人のほぼ「 覚醒」 に当たります。
エゴをなくして大元に溶け込むというカラクリは、長い時を経た修行を積んで覚醒出来た覚者に似ていますが、完全覚醒した覚者たちは集合魂に囚われずもっと自由にその個人の魂のままこの宇宙を飛び回ることが出来ます( 覚醒の段階によってはこの宇宙すらも超えたところまで行くことが出来るのです)。
彼らは個人の魂を持ったまま永久に存在することが許されますが、通常の人間が幽冥界で迷って集合魂に戻れないという状態も一見すると同じように個人の魂を保ったまま存在し続けることが出来ますので、覚者と同じ有り様かといいますと( 似てはいますが) まったく異なっています。
それはその有り様に「 自由」 というものがないという事があるのです。
いつかまたこのあたりの事情は詳しくお話しします。
さて本題に戻します。
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織田信長はサタンの集合魂から来ていますからサタンの集合魂に戻っています。
あれだけの悪行を重ねましたがそれでもちゃんと集合魂に戻っています。
「 悪行」 とはいいましたが、確かに一般的にはカルマをたくさん積んだような生き方をしていましたが、
「 サタンの集合魂」 という地球ではかなり特殊な任務を任されている存在にとっては「 当然のことをしたまで」 という感覚ですんなりと集合魂に戻っています。
このあたりの事情は「 宇宙全史」 第一巻をよく読みこなさないと中々難しいかもしれません( 一言でいいますと「 歴史的必然性」 の構築という事でしょうか)。
結局織田信長は集合魂に戻っていますから、信長の進退は結局サタンの進退という事になってしまうのです。
その結果、
「 去るもよし」
というお答えが返ってきます。
信長の意識や記憶はサタンの集合魂にすでに溶け込んでいますから、この回答はほぼサタンのものと考えていいと思います。
以前ウェブ上の質疑応答のBBSでサタンもこの時期揺れ動いていて、いわば「 白サタン」 と「 黒サタン」 に分かれようとしていると書いたことがあります。
サタンの集合魂の中では、
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「 ( 地球を) 去るもよし・残るもよし」
ということなのでしょう。
正確に調べますと今3分割しようとしています。
つまり、
「 この地球に残りたいと思うサタン」
「 もっと上のレベルに行きたいサタン」
「 地球を去ってとことん悪を極めたいサタン」
この3つに分かれようとしています。
そしてサタンの片割れ( 元々一つだった片方) のエル・ランティも同じような分裂をやむなくしているようです。
ただ実際はもっと複雑で、分かれていたサタンとエル・ランティの一部が再び合体するような存在も出て来て厳密に分けるとかなりの組み合わせになりますが、大まかに分けて3つと考えていいと思います。
このようにエネルギーのある集合魂には普通の人間の集合魂と異なりいくつかの選択肢が許されています。
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第3章 太宰治
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| 小説家
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| 生没年:1909~1948
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| 出身地:青森県( 日本)
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| 
|  大地主の6男として生まれ主に乳母に育てられる
| 
|  17歳の頃から作家を志し東京帝国大学文学部仏文科に
| 
| 入学
| 
|  自らの生い立ちに対するコンプレックスを生涯払拭で
| 
| きず自殺を試みること複数回( 二度目はカフェの女給、
| 
| 田部シメ子との心中未遂でシメ子のみ死亡) 、38歳の時
| 
| に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺に至る
| 
| 
| 作品―『 走れメロス』 『 ヴィヨンの妻』 『 斜陽』
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|    『 人間失格』 など
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自殺常習者
彼に焦点を当てますとまず出て来る言葉が、
「 世界はいらない」
です。
それは「 自分はいらない」 ということでもあり、世界と自分を隔絶したいという思いがすごく強くあります。
自分はいらない、抹消したい、消えてなくなりたいということは、その思いが「 滅びたい」 ということなのです。
つまり彼はこの地球には残れないということになります。
彼は生前頻繁に自殺未遂を繰り返しますが、その中でも女性を伴った心中バージョンの自殺が多いということがありました。
太宰自身は鬱ということもありましたが、その生き方自体が自堕落なくせに自尊心が強く、世間体を気にするというエゴが肥大した存在でした。
その彼が自殺に女性を引き込んだのは、女性たちの持つその生命力がうらやましかったということがあります。 自分にないエネルギーに妬みと嫉妬などが絡み、作家という職業の持つステイタスと彼特有の美学や
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美辞麗句を駆使して女性たちをその気にさせています。
それに傾倒してしまった女性たちですが、「 私がいないとこの人は駄目」 という思い込み、勘違いに引きずられてしまったということがありました。
太宰最後の自殺になります玉川上水の入水の時に一緒だった女性は山崎富栄でしたが、彼女は今どこで何を思っているでしょうか。
確認してみますと、
「 下手こいた」
と一言来ました。
そして集合魂にも戻らず暗いところで恥入るように閉じこもってしまっています。 下手こいたとわかっているのですからもう戻ってもいいのですがどうも恥ずかしくて仕方がないという感じです。
彼女がどの時点で「 下手こいた」 と自覚したか確認してみました。
それは「 死ぬ寸前」 でした。
つまり自殺する直前に「 あ、しまった」 と気づいていたのですが、そこまで感情におぼれ情に引きずられていましたから「 ここまで来てしまったから仕方がない」 と入水してしまっています。
二人の溺死体が発見されたとき太宰の安らかな死に顔に反して彼女のそれは、後悔と恐怖が入り交じった見るに堪えないものでした。
太宰は自殺の常習者でした。
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その時は薬( 鬱の薬) も飲んでいましたから、飛び込んだショックと薬物で気絶したまま亡くなっています。
それに反して女性の方は水中で死につつある時、太宰の情に巻き込まれ、これからという人生を無駄にしたという後悔と恐怖の中で死んでいっています。
太宰の生き方はまさに陰始そのもののような有り様を呈しています。
エネルギーもなく小心で嫉妬深く、そのくせ自尊心だけは人一倍あるのです。
その彼が陰始が去るこの地球に残ることはないというのは当然ですが、生存時もその後も彼の信奉者が多いのも事実です。
太宰が理解できる程度にちょっと頭が良く、ロマンチックな言葉や雰囲気に弱く、現実逃避の傾向が強い幼い女性に多いようです。
本物を見る目、真実を聞き分ける耳、その目や耳を獲得するには、情に流され、虚構に反応する自身のエゴを薄くしていくしかないようです。
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第4章 モハメッド・アリ
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| 
| 元プロボクサー、元ヘビー級世界チャンピオン
| 
| 生年:1942
| 
| 出身地:ケンタッキー( アメリカ)
| 
| 
|  1960年のローマオリンピックにおいてライトヘビー
| 
| 級で優勝するも依然として人種差別の対象となる事実に憤
| 
| り金メダルを川に投げ捨てプロに転向( この時ムスリム名
| 
| の「 モハメッド・アリ」 に改名)
| 
|  1964年にヘビー級王者ソニー・リストンを下して
| 
| チャンピオンとなって以来、1981年の引退までの間に
| 
| 19回の防衛と三度の王者奪取に成功する
| 
| ( この間、リング外でもベトナム戦争への徴兵忌避で政府
| 
| と裁判で戦い勝訴)
| 
|  現在はパーキンソン病と闘病中
| 
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1974年アフリカの( 当時) ザイールでモハメッド・アリとジョージ・フォアマンのボクシング史上伝説となる試合が始まりました。
日本でもテレビ中継があった時、何か用があって帰郷していた私は実家でアナログテレビを囲む近所の大人たちとその試合を見ていました。
その3年前にフォアマンには負けていたアリでしたので前評判は圧倒的にアリ不利の予想でした。 実際に試合が始まってもフォアマンの圧力にアリが防戦一方になっているような映像が流れ、アナウンサーや解説者の感想もアリの勝利には否定的でした。
テレビを見ていた周囲の人たちも同じような感想を述べていましたが、アリがカシアス・クレイと本名を名乗っていた頃からのファンだった私は、ロープに詰められているアリの目に敗色がまったくなく、防戦一方に見えるその姿もフォアマンを疲れさせる作戦だと感じていました。
おそらく世界中の人がそのテレビ中継を見ていたと思いますが、その中でアリの勝利を信じていたのは私だけとは思いませんが、非常に少ない数だったと思います( 信じていたというよりも確信がありました)。
アリは引退後パーキンソン病を発症しています。
確か目も見えなくなっていたはずです。
その彼は果たして地球に残りたいと願うでしょうか。
「 生きたい」
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それが彼の今の心境です。
引退後ものすごく絶望した時期がありました。 その時はやはり「 死にたい」 に傾いていましたが、いつの間にか「 生きたい」 に反転しています。
「 どうなっても、どうあっても生きたい」 すごく強い精神力の持ち主です。
さてアリはどこでその「 死にたい」 から「 生きたい」 の逆転をしたのでしょうか。
それは2009年位から始まっていました。
世界の反転は2012年から始まっていますが、その3年ほど前に彼は「 生きたい」 と絶望の淵から戻って来ていました。
実は2012年、13、14年と始まる世界の反転の前の数年前から敏感な人たちや繊細な現象界においてはその兆しが現れていたのです。
アリはその潮流に気づいていました。
世界中のスポーツ関係者で私が最も好きなのがモハメッド・アリです。
彼が地球に残って、新しくなった地球で何をするのか、どう生きるのか見てみたい気がします。
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( 注:この見開き右側の片面、28ページ目は丸々余白になっている) 
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第5章 宮本武蔵
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| 江戸時代の剣豪
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| 生没年:?~1645
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| 出身地:不詳( 日本)
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|  「 二天一流」 を創始しその理法を『 五輪書』 として残す
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|  生涯を通して行った60回以上の真剣勝負の全てに勝った
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| と言われ、吉岡一門や佐々木小次郎との決闘で知られる
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|  武芸以外にも水墨画や工芸品を残している
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宮本武蔵に関しましては、小次郎との厳流島での闘いを中心とした収録が終わっていますが、まだ世に出ないままになっています( これは「 宇宙全史」 第二巻に収録される予定です)。
そのため歯がゆい部分もあるのですが、とりあえず彼の進退を書いておこうと思います。
伝わるところによりますと彼の晩年の仕官に関する状況や、世間の評判などにはあまり納得していなかったということがあります。
そのため、
「 私を認めろ」
「 納得したい」
「 くやしかった」
という思いが非常に強く、それが「 残りたい」 の主な要因となり、彼は地球に残り再挑戦することを選択しています。
それでは何を納得したいのでしょうか。
「 自分の存在を納得したい」
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絵をかいたりチャンバラをしたり、座禅なんかもやったみたいですが「 まだ足りない」 とどこかで思っています。
彼はエネルギーのある魂ですから究極は「 覚醒」 を願っているようです。
生存時は沢庵和尚とも多少の縁がありましたからその影響は受けていました。
実は沢庵和尚は魔導師でして、私の請け負っている集合魂の中の一人です。
魔導師としては変わり者でほぼ究極の覚醒を得ている存在です。
武蔵はその関わりの中で無意識的に自分の進む方向性を沢庵の中に見ていました。
すでに書きましたが新しい地球の時代に入っていくと、人々は本当に自由に健やかに生きていくことが出来る世になっていきます。
しかしどうも世界のセオリーとして、その世界の人口の20%程は指導者グループとして存在しなければならないようです。 そのカテゴリーに武蔵は入り自分の思いを成就していくことにしています。
また実際にユートピアを作るためにはそういう覚醒を求めるようなエネルギー値の高い人たち、そういう存在が必要なのです。
ちなみにこれまでの地球上で沢庵さんほどの覚醒に達した人は非常に少なく0・00何%という数値です。 しかしそれが新しい世界になりますと3倍くらいにはなると思われます…が、3倍なのです。
やはりユートピアの地球でのんびりしたいという人がほとんどなのです。
で飽き飽きして来てやっと「 何とかしたい」 と思い、新たな道を模索するという形になるのでしょう。
武蔵は実は集合魂には戻っていません。 その執着の強さゆえにまだ幽冥界にいます。 彼ほどの人でもそう
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いう状況なのです。
しかし彼は彼の意志で地球に残り自己実現を果たしていこうとしているのです。
彼の集合魂は集合魂でまたそれなりの道を模索しています。
この収録の時期には地球に残ると意志した集合魂はまだ2、3割でしたが、2015年の秋頃にはかなり増えていたはずです( ウェブ上のBBSでその数値は書いておきました)。
武蔵の場合は少し特殊ですが、その魂の意志が非常に強力ならば例え幽冥界でとどまっていても「 地球に残りたい」 と願えば残ることが出来るのです。
つまり集合魂から離脱するような意志の強さといったらいいでしょうか。
一般的に高度な( 究極に近いような) 覚醒というのは、集合魂からもこの世界の因果律からも自由になれるというものです。
普通の人の覚醒は「 集合魂に戻る」 というのが基本です。
ですから武蔵の意志の強さは「 ほぼ究極に近いような覚醒に匹敵する意志の強さ」 といえるのかもしれません。
その上強力な執着というものを持っていますから、彼が本当の覚醒を果たしたらどういう覚醒になるのかは楽しみです。
また新しい世界の指導者としてどういう活躍をするのかというところも見てみたい気もします。
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第6章 J・F・ケネディ
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| 政治家、第35代アメリカ合衆国大統領
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| 生没年:1917~1963
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| 出身地:マサチューセッツ( アメリカ)
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|  1961年、43歳の時に大統領に就任、宇宙開発や公民
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| 権法の成立、またキューバ危機の回避に貢献したとしての
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| 評価が高い
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|  1963年、テキサス州ダラス市でのパレード中に公衆
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| の面前で暗殺された
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| ( 犯人として逮捕されたリー・ハーヴェイ・オズワルドが
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| 事件の2日後にダラス警察署の地下で射殺されたために事
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| 件の真相は謎に包まれたままである)
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1963年にテキサス州ダラスで選挙キャンペーン中のオープンカー上で狙撃され暗殺されたケネディの報は一瞬で世界中を駆け巡りました。
まだ世界的なテレビ放送網などが整備されていない中でもその情報は人々の胸に「 絶望」 「 恐怖」 「 未来への不安」 「 疑問」 「 悲しみ」 というあらゆる負の感情をふりまきました。
私はまだ中学生になったばかりでしたが、それでも「 大きく世界が変わる」 、それも「 悪い方に」 という重苦しい気分にとらわれたことを覚えています。
通常宇宙全史ではここで「 それではケネディは誰に殺されたのか」 というところを掘り下げるのですが、今は焦点が少しずれますのでまた別の機会にします。
さて彼は新しい地球に残ることを選択するのでしょうか。
その答えは、
「 地球には残らない」
彼はそう選択しています。
新しい地球よりもどこかより高度な世界へ行くというのではなく、「 滅びる」 という選択をしているのです。
在籍わずか2年余りで米ソ冷戦時代のアメリカを牽引したケネディでしたが( 確かにその力に反発する勢力もたくさんありましたが) 、「 新しい世界を創っていく」 というビジョンのリーダーだった彼がどうして滅びの道を選んだのでしょうか。
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アポロ計画で人間を月に送ると宣言したのも彼でした。
しかしそれは彼の表向きの顔、私たち一般人に知らされている情報でした。
私たちはアメリカは自由の国、移民の国というイメージを持っていますが、私が実際にアメリカに行って感じたものは「 差別の国」 という印象が非常に強くあります。 確かに「 自由」 「 他民族による多様性」 「 民主主義」 というお題目はテレビ、映画、小説その他のメディアでも様々なパターンで繰り広げられていますが、現実は「 差別の国」 なのです。
そしてそれを大元から操っているのが陰始ではありますが、アメリカ大統領として自由を守るべき象徴であり、実権を持つ者としてのケネディは落第点を取ってしまっています。
もっと具体的にいいますとアメリカのリーダーとして彼は人々を正しい方向に導くということではなく、ケネディ家を守るという方向に力を注いでいたのです。
先ほどアメリカは「 差別の国」 だといいましたが、それは「 支配」 、「 搾取」 の構造を維持するためということもいえます。
確かに南北戦争などで黒人を解放したとはしていますが、それは形だけで、現実に差別は続き、白人以外の人々は搾取の対象としてアメリカの政治、経済構造に都合よく組み込まれ、その自由は制限されていたのです。
白人以外ばかりではなくアメリカには上流階級( ちょっと言葉は違うかもしれませんが) 、支配者層を守っていくという構造が根付いています。
その中でもケネディはケネディ財閥といいますか閨閥といいますか…政治閥のようなそういうものを…家系を守るということに、その力のほとんどを注いでいます。
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それはケネディの両親( 主に母親) から刷り込まれています。
陰始に関わる系統はやはり女性( 母親) から引き込まれるということが多いようです。
ケネディ家の集合魂というものは存在しませんが、ケネディの属する集合魂というのはもちろん存在します。
しかし母親の集合魂とケネディのそれは異なるようです。
ケネディの天命を確認しました。
「 架け橋をしたかった」
と出ます。
何の架け橋なのでしょうか。
中々お答えいただけないのですが、深く探ってみますと、
「 ケネディ家と世界をつなぐ架け橋を作りたかった」
ケネディ家はすでに陰始と深くつながっています。
そのケネディ家とJ・F・ケネディはつながりたかったのでしょうか。
そうではないようでケネディは陰始とつながりたいと思っています。
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そして、
「 お母さんの意志を継いで自分が」
という感じで、他の兄弟とか親戚関係をすべて蹴落としてというのが強く出ています。
「 一番でありたい」
「 誰よりも一番でありたい」
お父さんではなく母親の寵愛を一身に受け、その意志を継ぎたいと切望しています。
この母親への思いは彼の女性に対する好みに偏りを示しています。
簡単にいいますとマザコンでもありました。
ケネディの奥さんはジャクリーヌでしたが、1952年のパーティでケネディと出会っています。
そのパーティではケネディはもちろん気に入っていますが、紹介されたケネディの父親もいたく気に入ってすぐに結婚を決めています。
これはジャクリーヌがケネディの母親と似ているということが二人のツボを刺激していたのです。
似ているといいましても肉体的( 容姿) にではなく、魂が似ていたという事がいえます。
そのためケネディは、結婚当初はジャクリーヌに「 母性」 を望みますが、ジャクリーヌは二人の新婚生活を夢見ます。
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そのためすれ違いが発生し、ケネディは度重なる浮気に走るのです。
あまり報道はされていませんが、ケネディの母親とジャクリーヌの仲は最悪でした。
しかもお互い陰始系の似た者同士ですから、嫁姑争いは苛烈を極めたようです。
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第7章 ガンジー
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| 政治指導者、宗教家、「 インド独立の父」
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| 生没年:1869~1948
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| 出身地:グジャラート( インド)
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|  1893年に弁護士として開業するために渡った南アフ
| 
| リカで屈辱的な人種差別を受けたことからインド系移民の
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| 権利回復を目指し活動を始める
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|  第一次世界大戦後、戦中にイギリスが約束したインド
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| の自治が実現しないことを受けて祖国でイギリスからの
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| 独立運動「 サティヤーグラハ」 を開始( 1919年) 、
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| 1947年には独立を実現した
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|  1948年、パトロンのビルラ家邸宅にて彼の親ムスリ
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| ム的政策に不満を持つヒンドゥー至上主義団体のメンバー、
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| ナートゥーラーム・ゴードセーによって射殺された( 享年
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| 78歳)
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|  彼が提唱した「 非暴力・不服従」 の立場は今なお多くの
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| 人に支持されている
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ガンジーは新しい世界に残ることは出来ません。
無抵抗主義の聖者といわれている彼がなぜユートピアとなる地球に残ることが出来ないのでしょうか。
この本ではこれまでの人類の歴史的評価の見直しが次々と記されていきます。 そこには来たるべき新たな地球に残ることが出来る人々の評価基準といいますか、一種の関門のようなものが具体的に示されているはずです。
みな様方にはそれを参考にしてこれからの生き方を見直す基準にして頂ければ幸いです。
母親の意図
世界的な評価に関わらず新しい地球に残るかどうかは最終的に「 自分の魂が何をのぞんだか」 という部分が問われます。
彼の場合は「 生きたい」 というよりも家族、特に母親の意図を引き受けています。
そしてその母親( プタリバーイ) はまたその母親、つまりガンジーにとってのお婆さんからそういう意図を受け継いでいるのです。
マザー・テレサもそうですが、一見人の役に立っている…いわゆる人間のしがらみを突破しているような人たちにも闇はあるのです。
その闇とは「 隠された意図」 …「 操られている意図」 というもので、ほとんどの場合それらは母方の系譜から来ているものなのですが、当事者たちはほぼ意識はしていません。 だからこそその闇は深いのですが、
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その母系の意図とは何だったのでしょうか。
まず出て来るのが「 旧世界を壊したくない」 という意図が出て来ます。
今でもありますがインドには深く根付いた身分制度( カースト制度) があります。 ガンジーの家系は当時の「 正義」 という観念にまみれてはいますが、実際は人々からエネルギーを搾取するという方向性を維持したいと願っていたのです。
ガンジーは母親から勤勉、誠実さ、厳格性などを叩き込まれています。
「 立派な人にならきゃいけない」 「 立派な人を育てなさい」 「 優秀な環境をあなたに与えているのだから、あなたはそれに応えなくてはいけない」 という形でがんじがらめにして、自分たちの「 闇」 をその「 正義」 にくるんでガンジーを洗脳しています。
その闇とは「 自分たちを守るため」 という闇ですが、それはそのまま「 陰始を守るため」 につながっているのです。
ガンジー自身は陰始のことなど何も感知していませんが、「 母のためなら」 「 母の教えのためなら」 という意識で潜在意識に植えつけられた教えを実行していきます。
母親というのは最初に子供を抱いたとき、育てるときに子供を見ますが、その時に「 支配」 を入れてしまうのです。 特に陰始系の母親には強くそれがあります。
陰始に連なるガンジーの系譜
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