Helpfeel Tech Conf 2025
キーノート
Helpfeel開発部のいまと未来2025
2015年9月入社
AIインドアお花見会
Devin
開発部紹介
53名
フルタイム37名
デザイナーは全プロダクト見ている
Gyazo
一番インフラコストがかかっている
Consense
旧Scrapbox
Helpfeel
検索
プロダクトサイクル
Gyazo
拡張
Cosense
Helpfeel
成長を積み上げつつ導入期に入る
コーポレートIT
プロダクト開発3本の矢
責任を果たすためのフレームワーク
ソリューション新規開発
経営視点
顧客要望の実現化
顧客視点
素人発想玄人実行
プロダクトの磨き上げ
開発視点
リスク回避
ハッカー集団
テクノロジー
知識を実用する
アート
美しさ
デザイン
俺・汎用デザイン思考
クラフト
プロダクトを自ら作る
Helpfeel開発部の未来
新しい技術をより利用可能にする
テキストベースを超える
Augumented Human
宿題
できることがどんどん増えている
やりたいことは足りるか
透明なデザイン vs 体験指向ソフトウェア
やり方に辿り付けるのか
スマートスピーカーの機能そんなに使っていない
進化の速度
寿命脱出速度
ハッカーを楽しむ
人類にとって難しさを楽しめる最後の期間かもしれない
テクノロジーとヒトのあいだに
選択確率
無数の様々な選択のタイミングがある
思い出してもらえなければ絶対に使われない
常にランダムに取り出したあと1つ追加する
MRR
Monthly Recurring Revenue
有料顧客率 (PUR) と顧客単価 (ARPPU) を高めたい
PURとARPPUのジレンマ
同時に高めるには
適切な価格設定
適切なコミュニケーション
プロダクトの価値向上
MAUを高めたい
ここで選択確率を用いて言い換えられる
合計ユーザー数は選択確率の従属変数
リテンション率を高めたい
ヘビーユーザー向け施策はほとんど考えなくてよい
休眠しているのはライトユーザー
一度も使ってないユーザーのほうが圧倒的に多い
選択確率を客観視してみる
プロダクトエンジニアの役割とは、選択確率を最大化するという課題に取り組むこと
レガシーソフトウェアを再現性高く置き換える手法 〜「射撃しつつ前進」を支える技術〜
レガシー化への正確な見通しを持つことは難しい
再現性の高いアプローチの言語化が足りていない
挙動を可能な限り維持しながら移行する
ソフトウェアの技術洞察力・メンタル管理が9割
解決への道筋を自分の力で考える面白さ
utgwkk.icon 廃墟の話っぽい
射撃しつつ前進
ISO8601
ライブラリの挙動が仕様になる
「異常な入力はエラー扱いでよい」は悪魔の囁き
仕様化テスト
挙動がよくわからないコードはテストコードに落とし込む
新実装を捨てたくなる衝動に駆られる
実際のユーザーから発生したトラフィックをコピーして新サービスに送信し、レスポンスを破棄
新ライブラリでパース失敗した入力をログ出力
ElasticSearchのサーキットブレーカーで爆発したことがある
計画立案
ストラングラーパターン or ダークローンチ
新実装の信頼性を高めるのに時間がかかる
楽に置き換えられるところから慌てず
Helpfeel記法の置き換え事例
技術的な制約と向き合う
Nice to haveは全て捨てる
古いコンポーネントが動きつづけてくれる状態をうまく活用する
APIスキーマ管理を検討した結果、自社開発することになった話
スキーマファースト
コードファースト
Helpfeelでは
REST API
OpenAPI
スキーマファーストにはなっていない
WebサーバーもフロントエンドもTypeScript
コード生成なしでSDKを生成してほしい
既存ライブラリの比較
utgwkk.icon GraphQLは実装ライブラリによってはスキーマファースト・コードファーストのどちらにもなりそう
typed-api-spec
TypeScriptでスキーマ定義
ゼロランタイム
フレームワーク非依存
fetchにAPIスキーマに基づいた型をかぶせる
会社から見た自社開発ツール
置き換え先を検討しはじめたがしっくり来なかった
勝手に作りはじめる
手応えを感じた
合意形成
as-isとto-beを整理
自社開発のリスク
メンテナンス性
小さく導入を始める
撤退しやすくする
AIにサポートしてもらう
チーム内での知見共有
ハンズオン
TSKaigiにプロポーザルを出したけどrejectされた
masuiさんのトーク
桃源郷
慶應義塾大学 名誉教授
図書館に入れる
最終講義
ハードウェアは昔の知識がそのまま使える
野望
インタフェース
utgwkk.icon アクセシビリティに近いところっぽい
仰天
10年後にはあたりまえになっている
あたりまえの物に対しては仰天しない
すごいものが突然出てくると仰天する
自分をくすぐることはできない
再帰計算
グローバル変数の罠
自分を呼んだりすると壊れて当たり前だと思っていた
表計算ソフト
VisiCalc (1979)
GUI
40年変わっていない?
Web
Mosaic (1994)
Google検索
AltaVista
生成AI
No code required
Programming by Exampleでなんとかしようとした
LLMで解決されてしまった
あまり仰天ばかりしていると疲れそう?
老人インタフェース
牛丼
AIとナレッジグラフと私
Phonno
文書拡張と意図予測検索
記事に質問文を紐づける
古典的な自然言語処理
送り仮名の正規化
自然文でも検索される時代
意味が近いものを提示
意図予測検索3
自然文で検索して、自然文で返ってくる
要約のベクトル検索
RAGによる回答生成
ハルシネーションが入りづらい
ベクトル化の単位
情報の重み付け
自然言語での回答の精度
生成AI時代のナレッジグラフ
ナレッジグラフの構築
Wikipedia
infobox
SPARQL
LLMを情報の構造化ツールとして使う
要約回答
事実をいかにしてまとめるか
エンドユーザー向けのスニペット
情報が過不足なく正確である
クエリとの距離感を適切に表現している
ハルシネーションとクリエイティビティは紙一重
事前に生成しておくことで精度が上がる?
GAR
RAGの逆
要約回答を事前に生成
要約回答 = ハイコンテクストな質問文
AI Agent時代に向けて
外部知識の与え方で回答が大きく変わる
AIエージェント完全に理解した 〜大切なことは全部Devinが教えてくれた〜
2025年はAIエージェント元年
Devin観察日記
Uber Eatsを注文させた
牛丼が2個入っていた
昼用と夜用
今度はハンバーガーを1つずつ2つの店舗で注文した
居酒屋の注文をさせた
AIエージェント飲み会
AIが誤って会計ボタンを押す
料理を口で注文する
JSONキーが漏洩しかけた (個人の話)
サービスアカウントのJSONキーがテストコードに書かれている
人間がrevoke
安全性と利便性のトレードオフ
人間も誤操作する
人格同一性とコンテキスト
コンテキストウィンドウの限界
Agents/Toolsパターン
MCPの採用判断は技術選定ではなく事業戦略
汎用AIから我々が呼び出される側
stdioかStreamable HTTPか
Streamable HTTPは難しかった
CloudflareがMCP Server作成キットを出した
お金で時間を買う
Cosenseを9年作り続けて煮詰めたプロダクト設計の極意
最近のCosenseの面白い開発とAI
最近開発したもの
Cosense もうすぐ10年
Smart Context
highlight and scroll
問い合わせ対応からナレッジ記事を作る
KCS
コールセンターのナレッジマネジメントフレームワーク
プロジェクトメトリクス画面
IPアドレス制限
Service Account
雑にvibe codingできない機能が多い
でもAIコーディングエージェントを使っていきたい
AIに創造的な作業を一旦やめてもらう
Dependabotが作るPRをDevinによくしてもらう
ライブラリの内部変更を読んでもらう
極まってきた
Devinにコーディングガイドラインを作ってもらう
コーディングガイドラインに書いてない問題は指摘してくれない
自分がバラバラになってきていて楽しい
労力50%ぐらいは助かる品質のものが出てきている
完成イメージではなく手順を指示する
LLM可読
自然言語に適当なマークアップがあればいい?
1ファイルにまとまっていると便利
MCPの検索は現状のCosenseと相性がよくない
インクリメンタル検索
1ページ1ページが小さいのでHTTPリクエストが多くなる
exportするにはデカい
最初の話題に戻る……
Smart Context機能
1-hop link, 2-hop linkを含めて1ファイルにexpotできる
雰囲気で理解できるマークアップ
ファイルに含まれる情報をコントロールしやすい
The Knowledge Journey
技術で革新的な発明を行い、マーケットも探す
知識格差
電話をかける前にサイトを見ている人が85%
VoCデータによる分析と改善
FAQがないものはLLMにおすすめされない
ユーザーが知りたい情報に対して、ネット上にある情報はまだまだ限られている
ナレッジベースを拡大していく必要がある
技術基板
自己解決率改善
これからの解決アプローチ
UI + データ + AIアージェント
People Interface
ふるまいが優秀
質疑応答
逆に、技術的な前提を取り払ったらどういうことをしたいか
競合のシナリオ想定
自己解決モデルが社会全体にできてきた後の、Helpfeelの次にやりたいこと
企業が発信するオウンドメディアなどが競合にならないか?
協力関係