最軽量のマネジメント
個人的に重要・参考になると思ったあたり
意思決定のしかた
徹底的な公開(特に途中経過)
ザツダンのやりかた
メモ
マネージャーの仕事は多い
行き届きてない、バランスよくできない、と感じてるなら軽量化する必要がある
ピラミッド型の組織図について
もう古い。今はキャンプファイア型の組織図
オニオンアーキテクチャのコアの部分に社長がいて、その周りにマネージャーとか社員がいる感じの図
マネージャーの役割
x みんなを管理する → これがピラミッド型の組織図
o 意思決定をし、メンバーに動いてもらう
メンバーに動いてもらうために必要なのが「意思決定の理由」
意思決定の理由を説明して、部下を説得して、納得して動いてもらう
部下の意見も聞いて意思決定を行う
部下のほうが専門家だったりする
情報を徹底的に公開する
一番公開するのが難しい「途中経過」を公開する
途中経過を公開して混乱するリスクより、「そんなの聞いてない」と言われる方がリスク
途中経過を公開してみんなの意見をもらう
「お願い」をする
まともな会社は、後から入ってくる人のほうが優秀
任せる
会社が大きくなると、専門性も多様化して、自分の専門外のことも多くなる
任せる
「誰に聞けばいいか」だけ把握しておく必要がある
最近の仕事はプロジェクト型が多い
関係する部署が多いので意思決定が複雑化する
サイボウズがピラミッド型の組織図や、マネージャーを廃止したのは社員が160人くらいの時
これくらいの時に制度を変えておかなければ、と思った
今は800人くらい
離職率が28%合った頃
ブラック企業だった
事業ごとに部署を立ち上げて、独立採算制になっていて、部署間が対立
他の部署にノウハウが共有されない
数字が伸びているうちは、悪いところには目が行かない
成果が出ているので「悪い」と言い切れない
レポートラインの見直し
役職の階層が深いとレポートラインがほぼ機能しない
ザツダン
社員全員と30分ザツダンした(160人時代)
定期的にやった
1on1とはちょっと違う
1on1 は「コーチング」に近い所もある
「ザツダン」は本当に雑談
その人の抱えているモヤモヤを取り除くのが重要
率直に話そうって言ってもマネージャー相手だとなかなか出てこない
根気よくやるしか無い
ポロッと出てくることが有るので、それを拾う
公平ではなく個性
「こういう働き方をしたい」という社員の願いを答える
「あの人優遇されてる」という場合は「あなたもなにか提案したら?」と
出てこないことが多い
(これ、メンバーの成果が出ている場合は認めやすいけど、出ていない場合はどうするんだろう...)
みんな同じ働き方をするんじゃなくて、一人ひとりにあった働き方
結果がフェアであればいい
(「出た結果に対する評価がフェアであれば良い」というはあるかもしれない。「結果がフェア」って言葉がなんか腑に落ちない)
文句が出ないってのはそういうことな気がする
モヤモヤの原因の多くは「よくわからない」という情報不足
情報の徹底公開は、エンジニアと親和性が高い
オープンソース文化なので
このオープンソースにより知識の共有が、スピードのあるテクノロジー発達につながる
ここから先は具体例の話
意思決定の時
自分で決められない場合はメンバーに聞く
この時、多数決ではなくて、誰がプロフェッショナルなのか、を重視する
意思決定の責任はマネージャーが持つ
ムダ: 承認における間違い探し
経費精算の承認とか
サイボウズは経費精算も全部パブリックに
目がたくさん
性悪説ではなく性善説
アホはいいけどウソはあかん
寝坊をみんな素直に報告してる
新幹線乗り遅れたなら新しい新幹線をとる、それを経費精算する
リカバリーが大事
あとで再発防止策を考える
寝坊するような無理あるスケジュールじゃなかったか?など
個人の目標もオープン
たまにあるマネージャーの評価よりも、周りからの毎日のフィードバック
予算はボトムアップ
各部署に出してもらう
すると安全側に倒れるので、合計するとハンパなく赤字になる
赤字を公表すると、みんな赤字になるのは嫌なので、ちゃんと直る
ボトムアップの方が解像度が高く正確
これやってて飲み会とか無くなったりしないのかな
給与交渉の過程も公開
「私の年収、低すぎ?」で終わらせない──給与交渉を隠さず公開、14%給与が上がったエンジニアの話 | サイボウズ式
本にはこの記事が参考として挙げられている
転職ドラフトで市場価値を図って給与交渉
ここまで見せていいの?──サイボウズの「給与評価」と「キャリアパス」の裏側を、人事が赤裸々に語る | サイボウズ式
給与は 市場価値 + 会社の特有の知識などの補正
全員の「希望する働き方」の公開
勤務時間、勤務する曜日など(週3とかもいる)
「広島カープの試合がある日は17時退勤」なども
社内求人とかもある
「大人の体験入部」他部署の仕事を1週間お試しでできる
こんなに全部オープンにしてるけど、誰がみるの?
検索して出るようにしておくことが大事っぽい
必要以上に気を使わない
タスクとかスケジュールを公開しておけば「あの人忙しいかな」とか無駄に気を使わない
「任せる」と「放任」の違い
自分が責任を取るかどうか
マネージャーの最後の仕事は「謝る」こと
説明責任と質問責任
マネージャーには説明責任がある
これはよく言われる
メンバーには質問責任がある
何から何まで説明するのは大変
言ってくれんと分からん
ツイッターの写真とかを若手の社員にプロデュースさせる話
twitterで話題になってた
まるボウズ日記
ザツダンとかで出た話題のうち公開するべきものを、社内の日記に書いている
毎日書いているらしい
公開できるものを公開したのがこれ
まとめ
「ザツダン」をしてその人に合った働き方をさせる
情報を徹底的にオープンにしてマネージャーの仕事を減らす
説明責任と質問責任を貫く