『「知」のソフトウェア』立花隆_読書メモ
概要
講談社現代新書、1990年2月15日第13刷版。
引用メモ
p21
目的先行型インプットは能率はあがるが、能率をあげすぎると欠陥が出てくる。目的に関係しない部分をどんどん切り捨てていけば、自分が設定した目的から一歩も出られないことになるからである。普通なら、資料に当たっていくうちに、当初目的としていなかったプラス・アルファが、自然に得られる。これが大切なのである。そのプラス・アルファによって、アウトプットが、当初の目論見以上に豊かなものになるからだ。
インプットには、アウトプット先行型と、インプット先行型の2種類があると著者は言う
目的(アウトプット)先行型インプットは、アウトプットの豊かさとトレードオフになることがあるとのこと
アウトプットに比重を置きすぎずに普通に資料に当たる場合、読む前に想定していなかったプラス・アルファの情報・意味が得られることがある。その予想外のプラス・アルファが、当初予定していたアウトプットをその予定以上に豊かなものにする