茶の世界史
角山栄
『茶の世界史』(
2017年
改版)
#1980年
#中公新書
第一部では主に
産業革命
以前の
ヨーロッパ
における文化としての茶の受容について論じ、第二部では産業革命以後の
世界経済
における商品としての茶について論じる。
身近な食品から
グローバル
な
世界史
を見通した、現代でも十分興味深く読める
名作
。
一方で日本文化礼賛の論調や「
日本株式会社
」「
エコノミックアニマル
」といった用語に、1980年という書かれた時代を感じるところもある。日本が経済大国だった時代の経済学者ならではの自信だろうか。