YWT
この手法は、コルブ(Kolb)の経験学習モデルに対応している点に気がついた。コルブによれば、人は「具体的な経験を→内省して→教訓を引き出し→新しい状況へ応用」することで学ぶという。
table:YWT
Y やったこと 何を実施したのか (具体的経験)
W わかったこと 何がわかったのか (内省&教訓)
T つぎやること 次に何をすべきか (新しい状況への応用)
KPTにも利点はあります。「わかったこと」に比べると、Keep, Problemはより具体的な質問でイメージがしやすく、ふりかえりやワークショップに慣れていない人にとっては意見が出しやすいのです。
一方YWTの利点は「学習志向」であるということです。学びを次に活かす、という考え方ですので、前向きにとらえやすく、個人の成長感を得やすいという点があります。
YWTは経験を振り返るとき、KPTはプロジェクトなどの業務を振り返るときに使うといいと思います。
KPTは改善の振り返り、YWTは変化の振り返り
table:KTPとの比較
- YWT KPT
ふりかえり対象 経験 プロジェクト
評価基準 学び、変化 目標達成、改善
実行スタイル 試行錯誤 有限実行
学習スタイル ダブルループ学習 シングルループ学習
適用領域 不確実性 確実性
シングルループ学習とは、すでに備えている考え方や行動の枠組みにしたがって問題解決を図っていくこと。ダブルループ学習とは、既存の枠組みを捨てて新しい考え方や行動の枠組みを取り込むことである。