ブロックチェーンの論文を読む
技術オタクっぽさがなく、さらにホワイトペーパーを飛び越えサトシの残した言葉やハイエクにまで言及していく著者の知識の深さに驚く
これを読んでいた時に、トランザクションチェーンというものがないのか検索したら、引っかかった
実際この本は細い話が多い
いろんな技術が背景にあることがよくわかる
やっぱり歴史を学ぶのは面白いな
ビットコイン論文は現行システムの弱点をコストの観点から論じています。それにもかかわらず、そもそもコストをかけさせる技術である PoW↗️ TTPもコストをかけて、高い人件費で信頼を使っているが、PoWも計算能力というコストをかけて実現している
役に立たない知識を詰め込む大学入試みたいなのと同じ?
根本は大して変わらないのか
PoW はブロックを生成する速さを一定に保つもの↗️ 一定を保証するのは、確率という数学で裏でつながったノードである。
通信しながら一定に頑張って保つのではない
トランザクションチェーンとブロックチェーンの二階建て構造
実はトランザクションのチェーンというのは一本の直線ではなく、分かれたりまとまったりしながら、ツリー構造を作り上げていることが分かります↗️ トランザクションのチェーンとブロックチェーンの違い
トランザクションチェーンに時間は含まれていない
ブロックチェーンはタイムスタンプサーバー,トランザクションの時間関係を明らかにするための仕組み
しかも分散タイムスタンプサーバー
リンキングと分散トラストによって成り立つ
存在証明はトランザクションチェーンによっても成し遂げられる
PoWによってランダムに選ぶ
二重支払い問題に対処するのがブロックチェーン
ブロックというまとまりにするのは,なぜだ
ビットコインの競争には、公平な競争があるように感じる
敵がいる競争ではなく、もはや協力のように思えてきた
これを実現しているのは、予測不可能であることではないか
情報は開く配布される
対訳したい
もし破壊的なノードが当ててしまったら
破壊的であることをどうやって証明できるのか
この辺を論じているのが
二重使用するには分岐させなくてはいけないので、もう片方のチェーンが伸びないうちにコントロールを得る確率は低い
二重使用問題が発生するのは,分岐が起きることである
いろんな可能性があり得て、どれを選択するか
とにかく、ひと繋がりの長いチェーンが作れればそれでいい
分岐してメインのチェーンが変わるのが厄介
ノードの鍵がいらないとはどういうことか
お金も一種のPoWである
ブロックチェーンと違って、初期状態の差が広がる傾向にあるが
ブロックチェーンの場合は、当たりくじはすぐさまコピーされる
紛争なしに、お金を使うことによって誰が貴重なものを手に入れるか決定するためのシステム
しかし、ブロックチェーンで実装しているものがブロックチェーンとは相容れない性質を持っているのは面白い
コピーが容易になった世の中で,コピーの数を追跡するのが性能の良いシステムなのかは疑問
ブロックチェーン自体には,正常に動作しているかどうかは問われない,ただ唯一に選ぶことが目的である
もし登録するトランザクションが恣意的だったとしてもそれは問われない
次の他のノードがまともであればいい
というか,トランザクションの到着が遅れたのか,悪意があるのか区別できない
唯一に選ばれたことの証拠を残す必要はあるが
取引の正しさ自体はトランザクションチェーンで証明されている
二重支払い問題を解決するには、タイムスタンプで早いのを採用すれば良いが
タイムスタンプは中央集権になりがち
これを解決するのがブロックチェーン