必要最低限の書誌情報だけを載せる
し、リンクするなんてもってのほか。
たとえば、どこかのページで書籍名が言及され、それをリンクにして内容を入力するとする。そのとき、著者名は他のページで言及される可能性は高いので記述し、なんならリンクしておくことは有効だろう。
では、それ以外の書誌情報はどうだろうか。たとえば、出版社名。それを書き込み、リンクにしておけば「あ、この本と、あの本が同じ出版社なんだ」という発見が得られるが、それはどの程度知見の広がりに役立つだろうか。
もちろん、ゼロではない。あらゆる情報は、何かしら役立つ可能性がある。しかし、そのすべてを網羅すると、私たちの認知には扱えない情報量となり、そもそも何が大切なのかが見えなくなってしまう。
私たちの「すべての情報を十全に活用したい」という欲求をすべて満たすように環境を作ると、そもそも何が大切であるのかという情報が見えなくなる
すべての文章にマーカーをつけるようなもの
すべての文章を抜き書きするようなもの
つまり上はパラドクスなわけだ。「全ての集合を含む集合」のような。
デジタルノートにおいて必要なのは、リンクをつなげると共に、不要な情報は捨ててしまうことだ。書誌情報自体は、Amazonにアクセスすれば閲覧できるわけで、なんでもかんでも引っ張ってくればいいというものではない。
一方でそれがクラウド本棚のような場所であれば、芋づる式にある本から別の本を辿って新しい出会いを促せるようにしておくことは有用だろう。この二つを別のものとして考えておかないと、情報爆発による価値の希薄化が生じてしまう。
meganii.icon当初何も考えず、出版社情報をリンク化してきたものが通ります
rashita.icon僕がその筆頭でもありますw
たしかにあまり意味がない、ノイズになると感じているが、なんとなく続けてしまっている
同様に「本」、「漫画」、「ビジネス書」などとタグ付けしたが、今の所役に立った覚えはない
他のリンクの邪魔にならないように、出版社などの書誌情報はページの一番最後に記載している