タスクが「注意を向けられた行為」だと仮定するとそこから何が言えるか
まず、注意を向けられていない行為、が想定できる。
習慣や癖
そうした行為の管理が、タスク管理とは別軸に立てられる。
習慣管理
つまり、以下の二つを行為に向ける注意の有無によって峻別できる
タスク管理(注意を向けた行為の管理)
習慣管理(注意を向けない行為の管理)
むろん、習慣管理においても、一時的にその行為に注意を向けることはあるが、最終的な帰結はそれに注意を向けないでやる(あるいはやらない)ようになることであり、かなり違っている。
また、注意を向けた行為を管理するとは、たいていはそれを「やりおえる」「なしとげる」ことが目標となる。しかし、習慣の管理とは、一度きりの行為の達成ではなく、ある状態の生成・維持が目的であり、個々の行為は未達であっても構わない。
会議に遅れるのはマズイが、筋トレを一日サボルのはマズくはない。
習慣
日課
ToDo
この切り分けも、上の考え方と似通っている。日課の扱いがややこしいが、それでも習慣とToDoの切り分けは、上の分類とピタリはまる。
タスクは、注意を向けた行為であり、その行為が実行されることに関心を持つ。
習慣は、注意を向けない行為であり、その行為が実行されることには直接の関心を持たない。
ある継続性の中でしか、一つ一つの行為の評価は定まらない
おそらくこれが、DoMAモデルによる新しいタスク管理の核となる要素であろう。