ストーリーの交差点がアトムになる
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ストーリーの交差点がアトムになる
ここに二つのストーリーがあるとする
関連したテーマについて二人の人が書いた文章
今の自分と3年前の自分が書いた文章
二つのストーリーに重なるところがある
https://gyazo.com/9bee20de684b3b240d337c9d47c6000d
この色が濃くなっている部分のイメージ
ストーリーの交差点と呼ぶことにする
KJ法やこざね法では:
二つのストーリーをこざねに刻んで空間配置する
違うストーリー由来のこざねがひとところに集まるので気づくことができる
具体例: 他の人の反応を期待しなければ書きやすくなる
Scrapboxでは:
3年前に自分が書いたページの中のリンクが、予期せず今書いているページに繋がることによって気づくことができる
これを「アトム」と呼ぶと「アトムは部品ではなく関数」というメタファーと整合性がある
「部品的に書く」ではない
atomicに書くことを、「部品的に書きましょう」と表現すると、どこかイメージがズレる。それ単独では何も為し得ないように感じるので。むしろ「関数的に書きましょう」の方が近い
全体像把握と再利用のために生まれた関数
意味的にひとかたまりのコードをくくりだして名前を付けることで、そのコードが何をしてい るか把握しやすくなります。そして、その関数をほかの場所から呼び出して使えるようにすることで、再利用ができるようになります。(コーディングを支える技術 p.56)
既存のストーリーに2回出現している物なので、くくりだしておくことで3回目以降に再利用ができる
あらかじめ部品を作っているのではなく、まずストーリーがあって、その一部が事後的に切り出されている