「自分のことしか考えていない」と「読者のことを考える」
「自分のことしか考えていない」人が書く文章は、だいたいわかりづらい。文章が読みにくいのではなく、何が言いたいのかが読み取りにくい。 一方で、極めて誤字脱字が少ない(興味深い)
nora.icon誤字脱字と結びつけて考えたことはありませんでしたが、言われてみると確かにそんな気がしますね。
ナルシシズムによるものなのだろうか?(自分なりに自分を完全無欠に見せたい?)
逆に(軽率に論じていいものではない気がしますが、)気持ちについて敏感な人が意外と誤字脱字を連発することの方が私は気になっていました。
そして、「自分のことしか考えていない」人が、「自分のことしか考えていない」けどまあいいか、的に開き直ると、ますます「何言ってるのかちっともわからん」という状況になる。
それはおそらく、「自分の理解」の領域から外に出ていない(出ようとしていない)からだろう。その逆が、結城浩さんの《読者のことを考える》という黄金律である。 nora.icon私はそのことについて「文脈のコントロールという発想がない」という切り口で捉えていました。相手の文脈を察することができない、自分の言葉によって相手にどのような文脈が生じるかという観点が存在しない。直接話をするといきなり「その人にしかない前提」を元に話を振ってくるので意味がわからない。けど、その人の中ではその人の(割と太くて長い)文脈があるので話自体は滑らかという印象です。