Scrapboxではアトミックなページは大きい
old title:
Scrapboxでは適切なアトミック性は大きい
アトミック性の適切なバランスはScrapboxでは提唱者の想定より大きい
nishio.icon
アトミックという概念がどうもしっくりこなかったのでオリジナルの英文を訳しました 常緑ノートの提唱者は「ノートが広すぎると〜」「ノートが断片的すぎると〜」と解説している
つまり適切なバランスにするのが良いという主張
その「適切なバランス」がScrapboxでは提唱者の想定より大きい可能性がある
「ノートが広すぎると〜」ではこう書かれている:
A: ノート中の複数の考えの1つに対して、関連する新しい考えに出会ったときに、それに気づきにくい
B: ノートへのリンクがあいまいになってしまう
Bは、あるノートへのリンクがそのノートの先頭につながる場合を暗黙に想定しているように思える
実際提唱者が使っているのはそのようなシステムに見える
Scrapboxの行リンクやリンク位置へのスクロールの機能があれば、複数の考えが一つのページに入ってても、その部分を指し示すことができる
Aも、ページ中のリンクが「他のページへの片方向リンク」ではなく「ページのタイトルと同じように、他のページからそこへつながることもできる窓口」であるScrapboxの特徴によって緩和される
つまり提唱者のいう「広すぎる場合の問題点」はScrapboxでは緩和されている
ならばScrapboxでは提唱者の想定より大きくするのが適切なバランスなのでは?
rashita.icon緩和されているとは言え、ゼロにはなっていない印象。
行リンクやリンク位置へのスクロールはあるせによ、行リンクの作成はシステムではサポート(サジェスト)してくれないし、行の中身(テキスト)が表示されないので、中身がわからない。
関数名と同じで、その名前を見ただけで何が示されているのかがわかる、というニュアンスがある。
行リンクは、この効果が薄い。
たしかにnishio.icon
一つの大きすぎるページに対してあちこち行リンクを貼って言及している文章は、リンクをいちいちたどらないと意味を理解できない
個人的には「その行を丸ごとリンクにしてしまえば良いのでは」と思うことがある
一意な文字列であれば指し示す用途には使えるわけだし
ページ下部に表示される関連リンクも、基本的にページタイトルのみ。
一つのページタイトルに、複数の「含み」がある場合、やはり上記AやBの問題は(100%ではないにせよ)起こりうるとは思う。