1メッセージで書く
一つの文章単位に、一つのメッセージだけを載せるようにすること。
これまでいくつかの表現を模索してきたが、このシンプルな表現が一番伝達率が高いのではないかと思い至った。
この手の表現を探すときには、どうしても有機的につらなる全体を背景にした言葉を選択したくなるのだが、むしろそうしようとすればするほど、書き出すことが大仰な行為に感じられてしまう。しかし、本質はもっとシンプルなものだ。
1メッセージで書くようにすると、たとえば頭の中にあった複数の概念を切り分けることになる。しかしそれは、無作為で孤立的な断片化ではない。すでに他の概念とつながることが想定された切り出しになる。
同様に、そうした概念の切り分けではなく、単独で1メッセージで書くようにしたとしても、結局それは他の概念から呼びだしやすい形になっている。まだ見ぬつながりが生まれやすい形に整えられている(下ごしらえ)。
だからまず、書き方としては「1メッセージで書く」というメッセージの打ち出し方でよいのだろう。あとは、それとつらなる考え方でそこにある行為を補強していけばいい。
本では対話の中でのコミュニケーションの作法のようなものとして表現されている。
どちらかと言えば、修辞疑問や、自分の都合なのに「あなたのため」と言うのを避ける、といった意味合いで使われていた。
自分の考えを、自分の考えとして話す
sta.icon
私の手癖ですが、自分の事物をやたら汎化して「万人に当てはまる真理(というと大げさだが)」にしたがるところがあります
この手癖を直す、良い考え方として使えそう