理性は否定のベクトルを持つ
理性は常に、本能に対する抑制として発露する。
「もっと食べたい」→「食べちゃダメだ」
「怖くして仕方がない」→「家族を守るためだ」
促される行動が抑制的であるか促進的であるかの違いはあるが、どれも本能的な反応に対するアンチとして機能する。つまり、否定のベクトルを持つ。
だからこそ、哲学は毒(弱毒)であり、ある種の欺瞞に対するワクチンになりうる。
毒の要素が皆無ならそれは薬にすらなりえない