ビジネスにおける「さるかに合戦」理論
蟹がおにぎりを持って歩いていると、ずる賢い猿が、拾った柿の種と交換しようと言ってきた。蟹は最初は嫌がったが、種を植えれば成長して柿がたくさんなり、ずっと得すると猿が言ったので、蟹はおにぎりと柿の種を交換した。
ステージを上げる?結論を言う?
「ステージの違い」という概念
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さる側とカニ側のメリット・デメリット
さる側
直線型の成長
小手先の定型化(パッケージ化)されたノウハウを一直線で実行し、儲けることができる
ただし、小手先の定型化(パッケージ化)されたノウハウが通用しなくなると、いきなり売上が激減することも。
カニ側
指数関数型の成長
ステージが上がり(ビジネスの真理を掴み)、普遍的なノウハウを手に入れ、確実に儲けることができる
ただし、一定のステージに達せず、"ただの"ノウハウコレクターとして日の目を見ないことも多々
さる側とカニ側における対応の違いの例え話
例えば「好きな人に、おいしい料理を作れる人になる」というテーマがあった場合
さる側
「え?何作ればいい?」
「欲しい料理言ったらレシピを見て作れるようになるよ!」
ビジネスにおいて、「何を実現したいんですか?」という質問をしてしまいがち
あらゆる課題において「相手の中には解がない」という前提を理解していない
よくある例え話でいう、昔の馬に乗っている人に、「どんな乗り物が欲しい?」と聞いても「車!」とは言えない話。
「車」という「解」に辿り着くにはステージを上げないといけない。
カニ側
(1)「まずは料理道具をそろえて、料理の基礎のサイトを見てみよう」
(2)「動画サイトを見て、作ったことがない色々な料理にチャレンジしてみよう」
(3)「自分的に出来る料理の幅が広がった!」「さぁ、今から出来る料理のリストを書き出そう」
(4)「ねぇ、この中からどの料理食べたい?好きな料理ある?」
ここで初めて相手に質問
その際に、1~3で身に着けたノウハウが短期的には役立たなくても、ステージが上がっているので、あらゆる料理のシーンで糧となる。
「ノウハウコレクター」は究極のかに側
さる側は「皆さんは何やりたいんですか?ノウハウを身に着けることでなく、お金を儲けることが最終目的ですよね?」という共通前提があると勘違いしてしまう
ただし、かに側は「ステージを上げる」