ヒラムシ
ヒラムシは扁形動物門に属し、ウミウシは軟体動物門にぞくする。よく似ているが、生物学上はほぼ他人と言っていいほど縁遠い。しかしながらそのうち何種類課はびっくりするほどよく似た外見を持っていたりもする。
ウミウシ同様ヒラムシも肉食。個体によっては巻き貝や二枚貝の殻口から体を滑り込ませ、中身を食べてしまうようなヒラムシ種もいる。
毒を持っているウミウシに擬態している。よく似てるけど別物。触角がないのが見極めポイント。鰓がない。つまりウミウシではないです。
扁形動物門>渦虫綱>ヒラムシ目
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あきらかにヒラムシなんだが情報なし。お名前もとむ。
ニセツノヒラムシ属の一味。クロスジニセツノヒラムシと比べるとウミウシの触角っぽさがいまいち足りない。
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まじそこらじゅうの石の裏にいる。
長さ55mm、幅20mmの楕円形で、縁は強く波打つ。背面は乳白色から青白色で、黒く太い3本の縦線が入る。といわれているが、多種多様なのでそれっぽいのはみんなクロスジニセツノヒラムシの一種ってことでいいと思う。
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めっちゃフリフリ。めっちゃ極太黒線。もっと白い部分の多い個体とかもいるみたい。秋の浜、石をひっくり返すとヒラムシそこら中にいる。
体は扁平で柔らかい。頭部の縁は捲れ触角状になる。体色は赤色で黄色に縁どられ、背中には小白点が散在し、辺縁ほど小さく密に入る。
伊豆半島以南のインド洋・太平洋のに分布。珊瑚礁域の礁原や礁斜面に生息する。
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極浅瀬で発見。デカいわ、動き早いわ、色毒々しいわで正直気持ち悪いと思ってしまったのは内緒の話。
体は細長い楕円形。背面地色は乳白色で茶色の小斑紋が正中線に沿うように散布する。これは外側になるほど微細になり、周縁部には散布しない。背面周縁は黄色、あるいはごく淡い黄色で縁どられる。触葉は特徴的で、前端に近い部分が赤色に染まる。サンゴ礁域ガレ場などの転石間などでごく稀に見られる。
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一番最後帰りがけに見つかった子。外套膜のヒダが多く、触角もヒダ感があある。体部分は赤~橙の細点が密集している。
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ウミウシー!と思ったら違いました。もっと平べったい感じのフォルムのシシイロニセツノヒラムシが多い様子。これは結構ヒダヒダしてますね。俗称:シミチョロヒラムシ
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とにかくでっかい。動いてなかったから綺麗な模様だな~と思えたけれど、これ動いたらまぁまぁ気持ち悪いのでは。
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