セスジミノウミウシ
体地色は白身を帯びた半透明で、背面中央部はやや黄色を帯びる。背面正中線上と背面縁には赤紫色の縦線がある。背側突起は7対でやや短く、クリーム色から朱褐色で先端は白色、その下に紫色の輪がある。触角と口触手は紫色。触角後部には顆粒状突起を生じている。12mmに達する。
体色は薄紫色から赤紫色、白色に近い個体など変異が多い。背面の正中線上と背面縁に赤紫色の縦線があるが、途切れたり、縦線をまったく欠く個体もみられる。触角の後面には長い顆粒状突起が密生する。背側突起の色彩も変異に富み、長さにも変異がある。前足隅は紫色で、短い触手状。伊豆半島では稀種だが、八丈島では季節を問わない。水深10-20mの岩礁域にあるヒドロ虫に着生する。42mmに達する。
Coryphellina rubrolineataに非常によく似るが、分布域が異なる
ロータスミノウミウシに似るが、本種は背面と側面の線が尻尾まで途切れず繋がる
https://scrapbox.io/files/65f7c8a227a04b0024121615.png
触角も口触手も背面も見えないため判別苦しいですが、何となくこの辺・・・かな・・・
https://scrapbox.io/files/64105ebf4e4ccc001cd6a010.png
SPがたくさんある種族なのでほんとにセスジミノウミウシなのかは正直微妙だなとは思ってるんですが、特徴に合致してる(ように見える)のと、世界のウミウシサイトのトップに出ているセスジミノウミウシによく似ているのでセスジミノウミウシにしておきました。