DenoにおけるSQLiteの活用
#Deno #SQLite
活用例
Deno KV/localStorageなどのバックエンド
DenoのCLIではDeno KVやlocalStorageはSQLiteをベースに実装されています
そのため、永続化されたデータはsqlitebrowserなどのツールで閲覧できます
インクリメンタルキャッシュ
DENO_DIRの配下にはcheck_cache_v1やlint_incremental_cache_v1などのファイルがあると思います
これらのファイルはDenoが内部的に使用しているSQLiteデータベースです
Denoはdeno fmtやdeno lint, TypeScriptによる型チェックなどの様々な処理を高速化するために、SQLiteをキャッシュとして活用しています
その他
SQLiteドライバー
以前に一度、Deno本体にSQLiteドライバーを実装するPRが作成されたことがあります (feat: Add Deno.sqlite bindings (#14627))
ただ、このPRについては現在はクローズされています
引き続き、Deno本体からのSQLiteドライバーの提供については(SQLite API (#11657))のissueで議論されています
現状はDeno SQLite3/deno-sqlite/better-sqlite3あたりを使っておくとよさそうです
追記 2024/08/04) 最近、Node.jsで実装されたnode:sqliteの対応については検討はされているようです (Tracking issue for node:sqlite (#24828))
追記 2024/12/15) Deno本体にnode:sqliteを実装するPRが作成されています (feat(ext/node): implement node:sqlite #27308)
追記 2025/02/21) Deno v2.2で正式にnode:sqliteが実装されました