宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った
https://gyazo.com/a6c06a3ad8f62320831813152a1b8c10
https://x.com/testtesttestts5/status/1900811147890012367/
布によるコラージュ、というとあまりにも雑な括りで、繊細さと大胆さが織り混ざった深い観察と豊かな発想により作り上げられる作品は創作アプリケという他ない。自然を観察した上での発想の飛躍と既存の布からの発想の飛躍の二つの飛躍が全ての作品において必須で、その上にモチーフの選択や構図の良さを見るという布だけでなく制作コンセプトとしても何重にもレイヤーされた精巧な作品が、絵日記のようにライフワークとして並べられる。美しさと愛らしさが並べられ、並べられすぎて狂気にも見えて終わる。行ってよかったです。
確かに晩年のマティスとの共通点を探ろうとしてしまうし実際最後のキャプションにマティスに言及されているのだが、むしろ解決したい課題が全然違うので本当はナンセンスなんだろうと思った。同じような時期に全く違う課題、題材、方法でなんとなく似ているように見える作品がある点は面白かもしれない
まあでも作品も全然違います
宮脇綾子
2025年1月25日~3月16日
東京ステーションギャラリー
アップリケ 刺繍