サカナクション / ネイティブダンサー
https://www.youtube.com/watch?v=IiqfKF9BlcI
ミュージックビデオの身体論⑥ サイボーグ的身体——「ONE TAKE STAGE」のトランス・ダンス
児玉裕一がディレクターを務めたサカナクション『ネイティブダンサー』(2009年)では、ボーカルの山口一郎が歌う表情を捉えたアップショットと、ダンスする足元をクロースアップで捉えたショットが交互に映し出される。暗闇を背景にして、ボトムスも暗く目立たない色彩であるため、あたかも身体不在のスニーカーが自律的にステップを踏んでいるようにも見えるだろう。実際、そのダンスは映像の速度操作や煌びやかなエフェクトによって人間離れした動きを見せ始め、さらには片方のスニーカーがもう一方のスニーカーの周りをぐるりと一周する。これもまた、人間と映像の協働による「サイボーグ的身体」のダンスである。
実写CG