サカナクション / アルクアラウンド
https://www.youtube.com/watch?v=cADu9rtlZGQ
リリックビデオはその性質上、その言語がわかる人間のために作られる。
日本語でのリリックビデオは海外へのリーチをあきらめるような形になる。
中でもこの映像は全ての文字を拾いきることすらあきらめている。
不可読性
これはこの曲の歌詞「この地で 終わらせる意味を探し求め また歩き始める」と対応しているのでは
リリックビデオは前述のとおり、「この地で終わらせる」ことを想定している
なんとなく感覚的には「日本で終わらせる」ような大きい意味というより、例えば上京などの環境の変化に対する不安や焦りの方がニュアンス近い気もするが、結局同じ悩みではあるのだろう。
リリックビデオを解剖する(前)Text by えむ
このMVが強く記憶に残るのはなぜだろうか。もしかすると、空間を巡回していく構造が「記憶の宮殿」に類似していることが関係しているのかもしれない。「記憶の宮殿」とは、詩人シモーニデースの逸話をもとにした記憶術で、「心の中に仮想の建物を建て(=器の準備)、そこに情報をヴィジュアル化して順序良く配置した上で(=情報のインプット)、それらの空間を瞑想によって巡回していく(=取り出し)」ことによって、物事を効率的に記憶する方法である(桑木野幸司『記憶術全史——ムネモシュネの饗宴』講談社、2018年)。
リリックビデオ 実写 サカナクション スケッチブック
地味にジェネラティブアートも入っている
監督 関和亮
アーティスト・ビジュアル・オーガナイザー:北澤“momo”寿志
幕張メッセ
2015年