e事件管理
利用者目線から見ると、e事件管理(e-Case Management)の実現として、裁
判所が管理する事件記録や事件情報につき、訴訟当事者本人及び訴訟代理人の
双方が、随時かつ容易に、訴状、答弁書その他の準備書面や証拠等の電子情報
にオンラインでアクセスすることが可能となり、期日の進捗状況等も確認でき
る仕組みが構築されることが望ましい。これにより、裁判手続の透明性も高ま
るし、当事者本人や代理人が紙媒体の訴訟記録を自ら持参・保管等する負担か
ら解放される効果も期待できる。
裁判所・双方当事者が争点整理手続期日で確認された進行計画やプロセスを
オンラインで容易に確認し共有することができるような仕組みが有用と考えら
れ、これにより、当事者からの裁判書類等の提出期限の遵守も含め、進行予定
の確実な履践と計画的審理の実現が期待される。