『エンジニアリング組織論への招待』
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広木大地著
目次
はじめに(『エンジニアリング組織論への招待』)
そして、問題解決のためには、コードだけでなく、人々の思考・組織・ビジネスの「構造」こそリファクタリングしなければいけないと考えるようになりました。それこそがエンジニアリングの本質なのだと気がついたのです。
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本書は、「不確実性に向き合う」というたった1つの原則から、エンジニアリング問題の解決方法を体系的に捉える組織論です。
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不確実性→『反脆弱性』
Chapter 1 思考のリファクタリング
1-1.すべてのバグは、思考の中にある
思考のバグ→
『ファスト&スロー』
思考のリファクタリングが必要になる。
1-2.不確実性とエンジニアリング
エンジニアリングの意味
■ エンジニアリングは「実現」の科学
「工学」はそれらに依拠しながらも、「何か役に立つものを」「実現していく」学問です。
はじめとおわりを考える
■「実現」のはじめとおわり
■ ソフトウェアにおける実現
つまり、「曖昧さ」を減らし、「具体性・明確さ」を増やす行為が「エンジニアリングとは何か」という答えでもあるのです。
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プロジェクトにおける不確実性コーン
組織構造と不確実性の流れ
■ 指示の具体的な組織と抽象的な組織
不確実性と情報の関係
■ 不確実性の量とエントロピー
シャノン
『情報と秩序 原子から経済学までを動かす根本原理を求めて』
■ 情報は「何が起きるかわからない」から「ある程度わかる」の差
不確実性の発生源
情報を生み出すこと
『哲学入門 (ちくま新書) 』の第3章
1-3.情報を生み出す考え方
1-4.論理的思考の盲点
1-5.経験主義と仮説思考
1-6.全体論とシステム思考
1-7.人間の不完全さを受け入れる
Chapter 2 メンタリングの技術
2-1.メンタリングで相手の思考をリファクタリング
2-2.傾聴・可視化・リフレーミング
2-3.心理的安全性の作り方
2-4.内心でなく行動に注目する
Chapter 3 アジャイルなチームの原理
3-1.アジャイルはチームをメンタリングする技術
3-2.アジャイルの歴史
3-3.アジャイルをめぐる誤解
3-4.アジャイルの格率
Chapter 4 学習するチームと不確実性マネジメント
4-1.いかにして不確実性を管理するか
4-2.スケジュール予測と不確実性
4-3.要求の作り方とマーケット不安
4-4.スクラムと不安に向き合う振り返り
Chapter 5 技術組織の力学とアーキテクチャ
5-1.何が技術組織の“生産性”を下げるのか
5-2.権限委譲とアカウンタビリティ
5-3.技術的負債の正体
5-4.取引コストと技術組織
5-5.目標管理と透明性
5-6.組織設計とアーキテクチャ