TIB FAB Makers Challenge
Kさんが応募されるということ、製品化に向けたステップアップとしてTIB FAB Makers Challengeに応募してみることにした。
申請内容を書くことで少し整理できたのでここにまとめておく。
・知らないうちに一般社団法人DMM.make TOKYO が設立されていた。
"本プログラムは、東京都と一般社団法人DMM.make TOKYOが連携して実施します。"
一般社団法人MAがハッカソンやコンテスト、作品共有サイトProtopediaの運営を行っているのに対し、DMM/make TOKYOは特にハードウェアスタートアップ支援を行うのだろう。
「誰」の「何」を解決するアイデアかについて一言で簡潔に回答してください。
大好きなゲームを友達と一緒に身体を動かして遊べるようになる!
アイデアの内容を詳細に記入してください。
「自らカスタマイズできる」IoTデバイスを使うことで、子供も大人も「身体を動かすことでゲームを遊べる」ようになる。ゲームパッドでは味わえない身体を動かす楽しさや、友人/家族と遊ぶ楽しさを分かち合おう!
なぜ実現したいかを、原体験等のエピソードを交えて説明してください。
身体を動かしてゲームを遊びたい、そんな欲求がいつからかありました。自分が大好きなゲームを身体を動かすことで遊べ、それをリアルやオンラインでみんなで遊べればどんなに楽しいことだろうか。
スポーツに限らず、心と体は心技一体である。身体を動かすことでより集中できるようになる。ゲームでも似たように、キャラの動きを模倣することでその世界観にさらに浸ることができより楽しめるようになるはず。
また友達や家族と一緒に身体を動かすことで一緒に遊ぶ楽しみが増すはず!
このような
「身体を動かしながら、誰もが夢中になって遊べるにはどうしたらいいか?」
「友達や家族と一緒に身体を動かしてゲームを楽しみたい!」
という思いから作品を創っています。
応募者・またはチームがこれを実現できると考える思い、または具体的な根拠があれば示してください。
*
「思い」以外に示せるものがない場合は、思いの強さが伝わるように表現してください。
2020年に作品をプロトタイプを作り賞を頂き、改良を重ねてきました。
(こちらはメモ書きですが開発日記です。
プロダクトの試作はありますか?
*
ある
ない
前の質問で試作が「ある」と答えた方へ
どのような試作ですか?
機能・性能・試作方法についてそれぞれ記入してください。
*
M5StickCに下記機能を実装した。
主機能:
・ソフト
・M5StickC:
・姿勢制御機能
・BLE Keyboard/Mouser入力機能
・姿勢/ゲームキーマッピング機能
From Web
From マイコン
・ハード
・片手で操作するためのスイッチ機能
・基盤/筐体を制作してM5StickCに装着
GUI機能:
・Web
・Webから任意のゲームプロファイルを書き込む機能
・Webへ任意のゲームプロファイルをアップロードし世界中のユーザと共有する機能
・Unity
・3D姿勢を表示する機能
性能:
・Roll/Yawの制御範囲内で概ね任意の入力が可能
・(問題点)Rollが70度以上でジンバルロックが発生してしまう
試作の課題点は何ですか? *
失敗した点や改善したい点、満足いかなかった点、検証できなかった点、新たな仮説などについて記入してください。
モーションコントローラとしてそのまま販売できない
・現状、M5StickCと基盤スイッチを組み合わせる必要がある
・そのため、一体化した製品を作りたい
価格が高い
・プロトタイプであるM5StickCの単価は10$と安いがEOLとなっており、M5StickC2やPlusは20$以上となる。
Bluetooth認証:
・Bluetooth機器を販売する場合にBluetooth認証をとる必要があり、費用は100万円程度必要となる。プロトタイプではM5StickCを購入してもらいFirmwareはWebから書き込んでもらう裏ルートを用意する予定であった。
・製品化時に認証価格を考えるならばUSB入力タイプに変更する必要があるが、「身体を動かして遊べる」がコンセプトなので無線は欲しい。そのため現時点ではBLE HIDがよい。(WiFiアダプターをかませてWiFiを使う方法もあるにはある。
デザイン:
・ユーザーがどのように遊ぶかというユーザーデザインがまだまだ不足している。プロトタイプをもとに実際のケースでヒアリングし、身体を動かして遊ぶコントローラのデザインを見極めたうえで、基盤並びに筐体を再設計したい。
機能:
・プロトタイプではスイッチが3つしか設けられていない
・PSやNintendo Switchと互換性を持たせるならば最低4つは必要。JoyStickの必要性は要
・PSやNintendo Switchとの接続
・PC操作はできるが、その他家庭ゲーム機器に対応していきたい。
・対応予定:PC/ PS4/ PS5/ Nitendo Switch/ Android/ iPhone
・ジンバルロックへの対応
・最終的には、クォータニオンに対応する必要があると考えている。
(・USB入力機能がない)
・まずはBluetoothのため良いが、USB機能も持たせたい。
・Bluetooth入力に時々失敗する
・検証が必要である。
NT金沢2024での教訓:
・より直感的な操作
・小学生以上は説明すればわかってもらえたが、小さい子供が遊べるようにするにはより直感的に使えるようにする必要がある。
・さらに言えば説明なしで、絵を見れば使えるようにできるのがベスト。
写真や動画、プレゼン資料などの補足資料があればダウンロード用、または閲覧用のURLを記述してください。 *
提出できる資料がない場合は下の回答欄に理由を記入してください。
いつまでにプロダクトを世に送り出そうと考えていますか? *
できるだけ早く等の曖昧な回答は避けてください。
M5StickCベースのプロトタイプならばソフト実装だけである。1か月もあれば市場に出せるのでNT東京2024で販売したい。そこでユーザーの声をききつつデザインを固める。製品機は、2025年3月に市場に出したい。
プログラム終了時(2025年2月末予定の成果発表会)のプロダクトの開発段階イメージについて回答してください(複数回答可)
*
✓
機能や提供価値のわかるデモンストレーションができる
✓
ニーズの検証ができている
✓
機能試作ができている
✓
量産試作ができている
✓
デザインモックアップ等のイメージがある
✓
クラウドファンディングによる資金調達で開発を進めている
✓
自己資金で開発を進めている
その他:
現状でわかっている有利な点や不利な点、課題等について記入してください
*
開発にあたって想定される技術的・その他の課題点、資金面、チーム面、ニーズ、社会情勢、法律等の観点から回答してください。
技術:
・移動体通信メーカーに勤務しているため開発の流れがわかるが、ソフト/基板設計は自己流開発となっている。
・ICのデータシートを読んで自身の仕様を満たすかある程度判別できる
・類似/競合するソフトウェアをGitHubなどから調査できる
資金:
・開発に使える自己資金想定は500万円程度であり、Bluetooth認証に100万、型をおこすのに200万程度を想定するならば足りない額ではないが心もとない。
・世界中に展開できるSeeed社のCo-Createプログラムを使い、製造/販売をSeeed社に任せることも考えている。
ニーズ:
・プロトタイプ作成、小規模な展示会の参加からある程度のニーズがあることが分かっているので、製品単価からとユーザー体験がニーズを満たすかどうかとの兼ね合いである。
体調:
・自身の体調管理。慢性的な頭痛がある。
社会情勢:
・開発には中国製のESP32を使う予定のため、政治的な理由で使えなくなるならば別のICを検討する必要がある。
特許:
・2020年のprotopediaで発表した年に、Nintendoが類似特許を出している。
・当初特許を取ろうと思っていたが、そこまでして取らなくともよいかとも思っている。
(またソースコードも含めてオープンにするかどうか検討している)
チーム面:
・ヒーローズリーグ2020で賞を頂いた方が、実は同じようなものを作っている?ので、
お声がけして一緒にチームで制作したほうが良いのではないかとも思っている。
その他、活動の実績や意気込み、追加資料があれば記入してください *
特にない場合は「なし」と記入してください。
ヒーローズリーグ2020発表資料(Protopedia掲載のものと同じ)
DMM.make AKIBAつながる交流会の展示写真
NT金沢2024展示
...
残念ながら落選したが、整理してモチベーションが上がったのでよし!