vol.571 鏡の前の踊り
2025-07-22
・satsukiさんからのお便り①
・古川くんの好きな本BEST3
・人生におけるトピックス
・トピックスを集めるミッション
・カスタネダの人生に心底影響を与えた出来事
・縁(えにし)とは
・普通に見るとなんでもないようなエピソード
・ドンファンシリーズの凄さ
おはようございます、今日は3月25日、satsukiさんから来てるお便りですね
カスタネダの本の中で、ま、ドンファンのこと書いてある本ですね、ドンファンシリーズ。古川君が大好きな本ですね。
古川君が好きな本は、それですよ、一番好きなのはドンファンシリーズだね。
その次が、その次ってのはないんだけど、まあ、同じくらいで、ニサルガの本。で...弟子のくせに申し訳ないけども、3番目に好きなのが、あの、五井先生の本。
まあ、このお三方の本はほぼ全部読みました。
でもやっぱドンファンの本が一番好きだよね、古川君は。で、影響を受けてますから、やっぱ目風も。
目風はそんなでもないんだよ、目風は···やっぱね、あの、エロ動画とかが好きだよね。
で、えーっと、その、ドン・ファンの本の中で。どこだったか忘れたけど、もう膨大な量があるからね。
(※「無限の本質」より”鏡の前の踊り”)
えーっとね人生にはその人の人生における、"トピックス”ってのがあるんですよ。
トピックスってのは、まあ、ドンファンが言うわけですよ。トピックスを集めろと。
自分の収集して、いろんなことを、ま、収集癖が、あの、カスタネダはあるんだけども、あの、ドン・ファンにアルバムを作れって言われたんだね。
そのアルバムっていうのは、何でもいいから、自分の人生におけるトピックスを集めろって。トピックスってのは、自分の人生に影響を与えたそのシーンだよね。それを集めろって言うわけ。
で、カスタネダが、あれやこれやって色々こんなこともあった、こんなこともあったこれは、あー、トピックスになるでしょうみたいなこと言うんだけども、ことごとく却下されるわけよ。
そんなのは、僕が見てると、結構なインパクトがあるなと思うんだけども、そんなのは全然関係ないってわけ。
で、その、関係ある、関係ない、トピックスになるか、ならないか、それはどこを境目にしてるかっつうと、その、カスタネダの人生の心底影響を与えた出来事。
心底影響を与えた出来事っていうのは、その魂を揺さぶった、その、人生の路線を変更させたような。
大体みんながその運命通りに生きてくわけよ
だけども、その運命を変える始点、起点っていうのはポツポツとあるわけ。
その時に自分がそのまま流されていってしまうのか、それとも、きちんと覚醒、覚醒っていうか、その、なんつうの?気づいてここはちょっとまずいな、変えようかなと思って変える瞬間があるわけよ。
それを縁って言うの、縁。
その縁の時に、えー、変えることができたシーンを、まあ、が、そのシーンが、あー、特筆すべきシーンなのよ。
で、そこを集めろってドンファンは言うわけよ
で、どうしても集められないから。まあ、しょうがない、じゃあ俺が、ドン・ファンが、昔お前に言ったこの、こういうエピソードあるだろって。カスタネダおしゃべりだから色々ドンファンとずっと喋るわけですよ、車に乗ってる間。車に乗ってるていうか、いろんなとこ行くからね?
で、それは、あの、ドン・ファンがずっと聞いてるわけですで、そういうのだから知ってるわけ、色々。
で、こういうエピソードあったろうって、これはちょっと、あれだよって言うわけ。
でも、何でもない話なの、それは。本当に。
(※バタフライ効果:原因と結果が時間・空間を超えて非直線的に結びつく、より複雑で予測しにくい現象
魂のカオス航海図
人間の人生におけるバタフライ効果は、ただの物理的隠喩ではなく深層心理と絡み合うことで真の威力を
発揮します
無意識の「小さな摂動」がシナプスを揺らしアーキタイプを共鳴させ、最終的には運命の羅針盤を大きく振り動かす)
例えばその、娼婦が、あの、踊ったりするわけよ。変な娼婦が。
ちんちくりんの、ちょっと小デブの娼婦がですね、薄汚いとこで。
お客が来ると、こう…なんか曲をかけて、薄暗い中で、カーテン閉めた中でですね、こう踊るわけですよ。変な踊りを。
で、その雰囲気、そのシーンがカスタネダに与えた影響ってのはすごい大きいわけよ。
何の影響を与えたの?って、何のそのなんつうの?その教訓も何も無いんですよ、一般的な。
道徳とか教訓とか教えとかですね、無いっすよ、本当に。
ブッダの教えとか、えー、孔子の教えとか、何引っ張ってきても、そっから何も引き出せないわけよ。
でもドン・ファンはそれはカスタネダの、人生に与えた、大きなエピソードだって言うわけですよ。
(※カスタネダの娼婦とのこの状況は本来なら文学作品や様々なアートでとり上げるモチーフになります
ドン・ファンがそこに切り込む聡明さを持つのは「戦士」たる者の奥深さを垣間見せています)
ま、他にもいっぱいあるんだけども、そういう...なんて言うの?
普通に見ると何でもないようなエピソード。それが与える場合があるんだよね。
それがね、僕ね、あの、カスタネダの書くそのドンファンシリーズのすごさだと思うんだよ。
そこ誰も多分気がついてないと思うんだけども、人生の深さ、あるいはその、ビビッドさというか、その、煌めきってのは、みんなが思ってるようなことだけじゃないんだよ。
で、なんでこんな話しをしてるかっつうと、このsatsukiさんの朝日の話しがこれから始まるんだけども、そん中のエピソードの1つに、それがどうしても引用しなきゃいけなかったんで、お話ししました。
で、本題に入る前に時間が来たんで、じゃあ次回その話しします。