vol.556 厭離穢土
2025-07-04
・古川くんの子供時代のエネルギー
・貸本屋のHな漫画
・街灯の漫画的表現
・2種類のボケ
・覚醒において肝心な記憶
・覚醒者は同窓会禁止?
・厭離穢土とは
・慈悲が芽生える理由
その頃の子供の古川くんはエネルギーがあって、今と全然違って、もうすごいエネルギーだよね。
あれだよね、貸本屋行って。たまたまだよ、たまたまその激画っていうのがあったんですよ。激画っていうか、まあ大人が読むような漫画ね。そん中にエロ漫画があったんですよ。当時としては、今と比べたら全然その低いレベルのエロ漫画なんだけども。
それ見て5〜6歳の古川くんはショックを受けて「え、大人こんなことしてんの」と思っちゃったわけですよ。
それで、それをもっと読みたいんだけど、立ち読みはすごいそこのジジイがうるさくて、ダメだよ、ちゃんと借りろよとかいう感じ言うわけですよ。
だから悪いことして、古川くんは、どうしても、もう死んでも読みたくなって、そっとこうやって1冊をがめて、で、1冊は借りて。ちゃんと返したよ、後日ちゃんと読んで。
で、もう家帰ってクーっと見てたんですよね。
そういう思い出がありまして。
その本、今でも探してんだけど、ないね。まんだらけで、総力を挙げて探しててもないね、その本は。
で、話は変わってくるんだけど、何の話してたんだっけ?
かわかつ)
街頭の話でした。
あ、街灯。街灯がね、こう丸いプツンプツン丸い輪でこう表現してんだよね、漫画は。なんであんな風にするのかなと思って、街灯をなんで描かないのかなと、その街灯の電球を。
いや、分かんなかったんだけど、目が悪くなって分かると、皆さんもわかるけど、丸く見えるんだよね、本当に。
だから、今もこういう、あれ見ると丸く見えるんだよね。すごい目悪くなると。かわかつ君は目がいいんだ?
かわかつ)
はいまあ、普通です
うん、普通だったら、全然そうは見えないよね。
だからね、なんで目悪くなる話したんだろう?
かわかつ)
解像度が
解像度がだんだん悪くなってきたんだよ、僕の目も。
で、あの、記憶力も、古川くんはだんだん落ちてきて、あれだよね。でも、前も言ったけど、古川くん自体はね、全然気にしてないんですよね。あの、会社とか周りの人には迷惑かけてるけど。覚醒するには。
あのね、これも秘密なんだよね。
あの、秘密っていうか、誰も覚醒者は喋ってないけども、ボケなきゃダメなんですよ。
ボケるっていうかね、あのね、2種類あって、ボケには。
悪い方のボケっていうのは、本当にもう記憶がなくなって、脳みそが崩壊していくボケだよね。で、記憶がだんだんなくなっていく。
で、良い方のボケっつったら変だけども、まあ良い方のボケですよ。
覚醒のためにボケなきゃいけないんですよ。
で、なんでかっつったら、現世を離れなきゃいけないのね。
記憶。
1番問題なのは記憶なんですよ。
えーっとね。記憶をなくしていかなきゃいけないの。
これは結構厳しいよね。
自分の、例えばその、何々して…物語があるじゃないですか。
で、物語もあるし、何をしたとか、あれをした、これをしたとか、物語もあるし。
あと嗜好。つまり、あれが好きだ、これが好きだとか、あれが美味しかったとか、あれが綺麗だ、美しかったとか、あの人が好きだったとか、色々あるじゃないですか。
それも無くしていかなきゃいけないの。
これ結構厳しいよ。
何年ぐらい前から始まったんだろう?5年?3〜4年前かな?5年経つのかな?あの、同窓会があったんですよね。
同窓会あったというかね。僕がなんか何かに出た、マスコミに出て、それまではマスコミいっぱい出てたんすよ。それで最後のマスコミぐらいに出たときに、なんか同級生がそれを見て。で、僕を中心にして同窓会をやりたい。
で、僕はもう忙しいから行けないよって言ったんだけど、東京にみんな出てくるつったのよ。で、やりましょうって言ったんだけど。それやってもいいですかって、上に、月読之大神に確認したらダメだって言われたのね。
やっぱやりたかったんですよ。
で、そういう同級生とか、やっぱ故郷に対する執着って。執着なんだよね、やっぱそれも、執着だって言われたから。そういうものも無くしていかなきゃいけないから、ダメだって言われたよね。
それは今でもちょっとね、みんなに申し訳ないと思ってんだけども。
うーん。だから、そういうものをね、どんどんなくしていかないと、覚醒ってのは。覚醒ってのは、もう本当に、この世界からおさらばする。現象的にはそうなんだけども、あのね、この世界の記憶をなくす。
執着って要するに思考だよね。
なんかを食べたいとかね、眠りたいとか、いい女の子と遊びたいとか。
そういうのを全く、全部なくさないといけないの。
厭離穢土っつったけど、厭離ってのは嫌がって離れる。穢土ってのは汚い場所。
ここを汚い場所とお釈迦さんは言ってるわけよ。
もう、そうなるのよ、だんだん。本当に。
なんかね、そうするとね、周りに対して優しくなるの「ああ、君らはこんな汚いとこに住んでんだね」「よしよし、じゃあ優しくしてあげよう」ってなるわけよ。
そうじゃないと、なんかね「なんでお前ら分からないんだ!?」ってなるわけよ。最初の頃は古川くん。
だからね、なんでわかんないの?
こんだけ言ってて、なんで分かんないの?ってなんだけど、だんだんだんだん境涯が上がってきて、その記憶がなくなってくると
「ああそうなのか、君らはこんな汚いとこを美味しいとか、素晴らしいとか、もっと遊びたいとか思ってるんだね」って。かわいそうにって。
ああ、かわいそうにとは思わないけどね。あの、悲しいだって、やっぱ悲しいだよね。
あの空海が、悲しいかな悲しいかな、ああ悲しいかな悲しいかなっていう、句でもないけど文言を読んでましたけども。あれは全くその通りですよ。
もう悲しいってことが、仏陀だって慈悲って言ってるじゃないですか。悲しみを慈しむって言ってるでしょ?だからね、そういう感情がやっぱ出てこないと、本当の覚醒の方にはいかないんですよ。
そうじゃない覚醒もあるよね。超能力を得たりとかそういうのも。
それが目風だよ。
目風が、超能力を得て、あっち行っちゃったんだよ。ここにいたらまずいから行かされたんだよ。
それはね、ああもう時間ないね。あ、また次回話します。
vol.557 みわさんの過去世