vol.529 同情より共感
2025-06-02
・べんみんさんからのお便り①
・心配性の鬱
・陰始への同情
・方向性の間違い
・知的障がい者のかたの方向性
・他人は他人
・必要なのは共感
・同情の危険性
おはようございます。今日は去年の12月20日、べんみんさんから来てますね。
半年遅れで申し訳ないですけども。
『目風様 古川様 SO&SO 様 かわかつ様
初めまして、べんみんと申します。
宇宙全史は全冊読ませてもらっており35部品も知り合いの方に読ませていただきました。』
偉いね。
『いつも深い洞察に基づいたお言葉を頂き大変勉強になっております。
質問をさせてください。
私は昔から異常に人を心配しており』
そうなの?
『17歳のころに知的障碍者は元々うまく学ぶことができないから幸せになることができないのではないかという心配と妄想が膨らみ、他人が不幸なのに自分が学んだり幸せになっていいのかなという罪悪感が芽生えてうつ病になってしまいました。』
めちゃめちゃいい人だね、この人は。
『それからいろいろと認知を変えようと努め、宇宙全史を勉強してお祈りを長く続けたおかげで前ほど知的障碍者に対する葛藤はなくなったのですが今度は陰糸やエホバ、人から搾取しようとする人間になぜか非常に同情するようになってしまいました。』
ちょっとな。いい人だけではないね。
『宇宙全史の中で陰糸はモーゼの出エジプト記よりひどい場所から来たと記載されていました。
宇宙の一番初めに元々作られた魂がひどい魂であった場合搾取するのはしょうがないのかなと思い同情してしまいます。とはいえ日本の陰糸が抜けたように選択する余地はあったと思うのですがどうしても搾取を続けたからディセンションするのはしょうがないと断じきることができません。』
神様みたいな人だね、この人は。
『頭の中では自分の自己憐憫と結びついたおかしな考えなのではないかと理解しているつもりなのですが祈りをどう頑張っても現在自分以外に苦しんでいる人がいる、陰糸や搾取してきた人たち、弱い人たちはこれからディセンションが始まり魂が消えてなくなるという絶望だけの未来が待っていると思うと不安になってきます。
他人がかわいそうだから自分が犠牲になったり人のカルマを背負ったり陰糸にエネルギーをささげなければいけないんじゃないかという妄想が膨らんでしまいます。消えていく人の魂の選択を尊重すべきと思ってはいるのですが心が苦しくなります。』
難しいとこだね、これは。
『自分としては10年後のユートピアに絶対に生き残りたいと思い五井先生を信じて自分が成長するよう祈り続けているのですが葛藤や罪悪感が止まらないといった次第です。
このおかしな妄想をどうしても辞めたいので妄想を辞める方法や罪悪感や認識の誤りに対する対処法があればぜひご教授をお願いいたします。』
なかなかね、でもね、言い方ですね、この方はね。
ただ、ちょっと本当に方向性間違ってますよね。
まずですね、昔から「異常に人を心配している」って書いてありますね、「17歳のころに知的障碍者は元々うまく学ぶことができないから幸せになることができないのではないかという心配と妄想が膨らみ、」ってありますけども。
知的障害者とかそういう方に対しては、回答はあったよね、どっかで。
あんた見てる?見てないでしょ。
かわかつ)
「20年後」の本に書かれてました。
「20年後」に書いてあったかな?
あとね、質疑応答にも書いてあったんですよ、実は。
で、そういう方を、関係者を抱えてる方から質問があって、「どういうことでしょうか」とあってね。どうだったんだろう?古川くんの記憶だから、もうあんまないよね、記憶が戻ってこないよ。なんかその辺、読んでもらうと納得できると思うんですけども。
(『別巻 20年後世界人口は半分になる』
「知的障害者はどうなるのか」という見出しで章が設けられており、彼らの存在の意味や
進化の可能性、残されるか否かについての考察がなされています。
『質疑応答3』
障害を持つ娘を持つ家庭において、 その障害が母親のエゴ解消の契機となっていることが
語られます。 魂のカルマの解消という観点から、障害を持って生まれることが本人と家族の霊的進化に寄与するケースが解説されています。
『質疑応答8』
この巻では、 精神疾患に関して深く踏み込まれており、統合失調症を含む精神疾患を持つ人への祈りのあり方が論じられています。
『質疑応答13』
知的障害や発達障害を持つ人々の魂の目的や役割についての質問が寄せられ、 それに対する回答が示されています。
『質疑応答15』
発達障害や精神障害の診療現場からの報告が具体的に記載されており、 特に共依存や境界例など現代医療的視点と宇宙全史的観点の交差が興味深く描かれています。)
ま、人は人、自分は自分だよね。
で、なんつうんだろう?同情っていうのはあんまりよくないよね。
この人のやってるのはほぼ同情だよね。その…相手に対して。例えば不幸と見える相手だよね。不幸かどうかわかんないよ?不幸と見える相手に対して同情しちゃってんだよね。
同情は良くない。同情は良くないでしょ?じゃあどうすればいい。
かわかつ)
割り切る。
アン)
いや、分かんないです。
同情するんじゃなくて、必要なことは共感ですよね。
その人がどう考えてるか、どう思ってるか。共感をしてないんですよ、この方は。
ただ単に自分の想像だけで、きっと苦しいんだろうとか、知的障がいだからちゃんとした人生を全うできないんじゃないかと自分の想像で同情しちゃってんだよね。
情に…情に何?情に…ああ、情を感じてしまってるっていうのかな?
共感してるんじゃないですよ、その人の立場に立っていないんですよ。自分の気持ちだけから。
だから、なんて言うんだろう?自分に同情してる?そんな感じ。うん、だから傲慢だよね、これはね。
その人に本当に共感するなら、もっと寄り添って、その人が今何を考えてるとか、何をしてほしいとか。
うん、ま、ほんと家族じゃないと出来ないけどね、そんなことはね。一緒に住んで、一緒に生活していかないとなかなか分かんないから。
そこまではできないから、せめて同情は辞めてと。できるだけ共感しようと。
で、調べて、知的障害どういうことかと色々調べて、あ、こういうことなのかと。
で、自分にできることは、今できる、この立場で出来ることは何なのかと。
で、社会に対してどういうことができるかとか、貢献できるかとかいうのを考えればいいんで、それは共感であって、同情とは違うね。
同情ってのは、もうなんか、もうなんか、情がそこに入っちゃって、自分もダメにしちゃうし、相手もダメにしちゃうっていう形になりますね。
はい、今日はここまで。
vol.530 救いがないということはない