vol.475 行者の成り立ち
2025-04-09
・昔の厳しい年貢の取り立て
・行者の成り立ち
・伝説の役小角
・大超能力者
・剱岳に登った行者
・マロニーの才能
・エベレストの氷河
はい。前回はですね、剣岳の話で、まぁ1本歯の話しましたけども、それはいくらでも話できるんだけど、もうやめといて、もう時間がないから。そういう歯を歯つか、その下駄を使ってた、登った山伏、行者の話をします。
で、行者さんってのは、基本的にみんな昔ほら、食べれなくて、まぁ大体農業やってたんですよ。
で、年貢って知ってる?
アン)
年貢は知らないです。
年貢は税金、tax。税金をいっぱい取られて、今と違って。今は20パーセントとか30パーセントとか、なんか色々財務省が叩かれてるじゃないですか。
そうじゃなくて、昔は良くて6割7割、酷いと9割とられてたのね。生きていけないからもう農業やめて。
要するに、長男とかは土地もらえるから、土地継げるから生きていけるけど、次男、三男ってのは、昔はほら、いっぱい子供産んだから、やることないから、あの7男、8男なんていっぱいいたわけよ。
そういう人たちはもう人身売買で売られていったりとかしたんだけども、男はどうしようもないから。
だって山伏、山伏って行者ね、その、あちこち行って、こう拝んで、拝むからお金頂戴つって、家を回ってたりしたしたわけ。で、そういう人たちの中で、実際にその、仏教とか密教とか、当時あったんですよ。
で、山岳宗教っていのがあって、開祖がね役小角っていう人ね。この人はすごい人で、まぁすごい人ですよ、本当に…この人は、なんつうんだろう、伝説でしか伝わってないけど、私が実際にその方とお会いして、例えば植芝先生とかもお会いしてですね、実際に見せてもらったりしたら、もう、すごいですよ。
人間じゃないですよね。まぁ人間じゃないんだけど、もうすでに。もうスーパーマンですよ、はっきり言って。
超能力者、大超能力者、大スーパーマンだよね。
で、そういう人が山を拓いたわけ、日本のいろんな。金剛山とかですね、白山とか、なんだろう?あんまよく知らないんだけど、役小角は大体あの辺中心だよね。どこだっけ?奈良とか京都の丹波とか、違ったかな?ままあ日本中いたよ、あの人は飛べるから。八丈島まで確か行ったっていう噂あるよね。噂というか本当だけど。
(※『続日本紀』によると、役小角はその神通力や呪術の力を恐れられて伊豆諸島の一つである
伊豆大島 (または八丈島)に流罪になったと記録されています。
この伝承の中で、彼は流された先でも修行を続け、霊力で島の自然を操ったとか、鬼神を使役したとか、さらには本土と島を一夜で往復したという逸話もあります。
伊豆大島 (または八丈島)では、役小角にまつわる石像や霊跡などがあり、彼を祀った神社や碑も見られます。
「役小角の墓」 や 「修行の場」とされる場所
島内に残る修験道系の信仰や祠これらは、彼が島に滞在したとされる伝説に基づくものです。)
そういう行者が、やってるうちにですね、だんだんその中には超能力を持つやつが出てくるわけ。
なんでかっつうと、その道端でやっぱりやるんですよ。その占いとか知ってたわけ、あの占いかじってるわけ。だからあんたはあれだよ?あんたの旦那は浮気してるよとか言って色々やってお金もらうわけ。
やってるうちにだんだんその超能力に芽生えてくるわけよ、みんな。
行者の集まりが、行者の集まりがあって、「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」やってたらこんなんできるようになったよとか出来るやつ出てくるわけ、実際に。ちょっと才能があるから。
そして見てると実際できるわけよ、そういう石コロをコロコロっと動かしたり、紙をボッと燃やしたりとかね。
俺もやりたいとか言って、どうやってやったの?とか言ってるうちに、だんだんその役行者が教えたその修法、修法っていうのはメソッドだよね、やり方がこう伝わってるわけ、実際上の方の人には。
で、それがだんだん下に降りてきて、みんな聞きかじりでやってるわけ。
剣岳に登った行者もそうだったのよ。結構できる人、この人は。初めてその剣岳に登った人はね。で、フィジカルっていうか、体もすごい頑丈だし、そのしなやかで。
あの、エベレストに最初に登ったと言われているマロリーっていうのがいるんですよ。
あと、アーヴィンとマロリーね。これも今度の35部品で書いてますけども、虚空蔵東京本か。それで、書いてあるけども、まぁマロリーはすごいよね、肉体的に。肉体的な天才か。
エベレストの氷河っていうのは、氷河っていうかその、登る北壁…北東壁から登ったんだけども、そこのベースキャンプに行くまでには氷河を登っていかなきゃいけないんだけども、その氷河っていうのはもう並みの氷河じゃないのよ。その辺にあるような氷河じゃ。まぁ氷河、わしも知らんけど、実際行ったことないから。
(※ベースキャンプの設置場所は色々ですが、マロリーの時は基本、氷河の始まるところあたりでした)
ただ、その辺の氷河じゃなくって。氷河ってのはもちろん流れてるんですよ、氷が。氷が流れてるからクレバスってのはできるの。要するに、割れ目ってのができるんですよ。要するに水じゃないから、固いものが流れてるからバキバキ割れるわけよ。
それが普通のこの割れ目だったらまぁ何とかなるんだけど、まぁ梯子通したり、ロープでかけたりとかですね、引っ張ったりとか色々やってできるんだけども、エベレストのなんとか氷河ってあるんだよ。それが今出てこないねぇ(※ロンブク氷河)
その氷河ってのは凄くてですね、こう割れて、縮んで、歪んでってなってるから、もうね、こう、屏風状、こう縦にもうぐっちゃぐちゃ。で、もうなんつうの?尖ったりして、もうすごいんすよ、とにかく。
で、オーバーハングになってたりとかね、オーバーハングってわかる?こういうふうに90度以上にこう反り返ったりしてて。
そういうところがいっぱいあるから、そこをですね、普通の人はまず行けないんですよ。
ところが、マロリーはほんとに天才的な肉体能力があるから、ほんとにスルスル行っちゃうよね。
まぁスルスルではないんだけど、そういうとこは。でも、普通の人が行けないようなとこも、本当にもうなんていうの?スルスル行っちゃうの。
例えば崖なんかでも。普通は怖いからこう確かめていくじゃないですか。
で、マロリーは勘でわかるのよ。あ、ここはいける、こっち側いけるというのがわかるわけ。
これね、面白い。私は今もうダメだけど、若い頃は山行ってたじゃないですか。山行ってたのよ。
あ、もう時間来た。あー、この話は次回やりましょう。
2025-04-09
・昔の厳しい年貢の取り立て
・行者の成り立ち
・伝説の役小角
・大超能力者
・剱岳に登った行者
・マロニーの才能
・エベレストの氷河
はい。前回はですね、剣岳の話で、まぁ1本歯の話しましたけども、それはいくらでも話できるんだけど、もうやめといて、もう時間がないから。そういう歯を歯つか、その下駄を使ってた、登った山伏、行者の話をします。
で、行者さんってのは、基本的にみんな昔ほら、食べれなくて、まぁ大体農業やってたんですよ。
で、年貢って知ってる?
アン)
年貢は知らないです。
年貢は税金、tax。税金をいっぱい取られて、今と違って。今は20パーセントとか30パーセントとか、なんか色々財務省が叩かれてるじゃないですか。
そうじゃなくて、昔は良くて6割7割、酷いと9割とられてたのね。生きていけないからもう農業やめて。
要するに、長男とかは土地もらえるから、土地継げるから生きていけるけど、次男、三男ってのは、昔はほら、いっぱい子供産んだから、やることないから、あの7男、8男なんていっぱいいたわけよ。
そういう人たちはもう人身売買で売られていったりとかしたんだけども、男はどうしようもないから。
だって山伏、山伏って行者ね、その、あちこち行って、こう拝んで、拝むからお金頂戴つって、家を回ってたりしたしたわけ。で、そういう人たちの中で、実際にその、仏教とか密教とか、当時あったんですよ。
で、山岳宗教っていのがあって、開祖がね役小角っていう人ね。この人はすごい人で、まぁすごい人ですよ、本当に…この人は、なんつうんだろう、伝説でしか伝わってないけど、私が実際にその方とお会いして、例えば植芝先生とかもお会いしてですね、実際に見せてもらったりしたら、もう、すごいですよ。
人間じゃないですよね。まぁ人間じゃないんだけど、もうすでに。もうスーパーマンですよ、はっきり言って。
超能力者、大超能力者、大スーパーマンだよね。
で、そういう人が山を拓いたわけ、日本のいろんな。金剛山とかですね、白山とか、なんだろう?あんまよく知らないんだけど、役小角は大体あの辺中心だよね。どこだっけ?奈良とか京都の丹波とか、違ったかな?ままあ日本中いたよ、あの人は飛べるから。八丈島まで確か行ったっていう噂あるよね。噂というか本当だけど。
(※『続日本紀』によると、役小角はその神通力や呪術の力を恐れられて伊豆諸島の一つである
伊豆大島 (または八丈島)に流罪になったと記録されています。
この伝承の中で、彼は流された先でも修行を続け、霊力で島の自然を操ったとか、鬼神を使役したとか、さらには本土と島を一夜で往復したという逸話もあります。
伊豆大島 (または八丈島)では、役小角にまつわる石像や霊跡などがあり、彼を祀った神社や碑も見られます。
「役小角の墓」 や 「修行の場」とされる場所
島内に残る修験道系の信仰や祠これらは、彼が島に滞在したとされる伝説に基づくものです。)
そういう行者が、やってるうちにですね、だんだんその中には超能力を持つやつが出てくるわけ。
なんでかっつうと、その道端でやっぱりやるんですよ。その占いとか知ってたわけ、あの占いかじってるわけ。だからあんたはあれだよ?あんたの旦那は浮気してるよとか言って色々やってお金もらうわけ。
やってるうちにだんだんその超能力に芽生えてくるわけよ、みんな。
行者の集まりが、行者の集まりがあって、「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」やってたらこんなんできるようになったよとか出来るやつ出てくるわけ、実際に。ちょっと才能があるから。
そして見てると実際できるわけよ、そういう石コロをコロコロっと動かしたり、紙をボッと燃やしたりとかね。
俺もやりたいとか言って、どうやってやったの?とか言ってるうちに、だんだんその役行者が教えたその修法、修法っていうのはメソッドだよね、やり方がこう伝わってるわけ、実際上の方の人には。
で、それがだんだん下に降りてきて、みんな聞きかじりでやってるわけ。
剣岳に登った行者もそうだったのよ。結構できる人、この人は。初めてその剣岳に登った人はね。で、フィジカルっていうか、体もすごい頑丈だし、そのしなやかで。
あの、エベレストに最初に登ったと言われているマロリーっていうのがいるんですよ。
あと、アーヴィンとマロリーね。これも今度の35部品で書いてますけども、虚空蔵東京本か。それで、書いてあるけども、まぁマロリーはすごいよね、肉体的に。肉体的な天才か。
エベレストの氷河っていうのは、氷河っていうかその、登る北壁…北東壁から登ったんだけども、そこのベースキャンプに行くまでには氷河を登っていかなきゃいけないんだけども、その氷河っていうのはもう並みの氷河じゃないのよ。その辺にあるような氷河じゃ。まぁ氷河、わしも知らんけど、実際行ったことないから。
(※ベースキャンプの設置場所は色々ですが、マロリーの時は基本、氷河の始まるところあたりでした)
ただ、その辺の氷河じゃなくって。氷河ってのはもちろん流れてるんですよ、氷が。氷が流れてるからクレバスってのはできるの。要するに、割れ目ってのができるんですよ。要するに水じゃないから、固いものが流れてるからバキバキ割れるわけよ。
それが普通のこの割れ目だったらまぁ何とかなるんだけど、まぁ梯子通したり、ロープでかけたりとかですね、引っ張ったりとか色々やってできるんだけども、エベレストのなんとか氷河ってあるんだよ。それが今出てこないねぇ(※ロンブク氷河)
その氷河ってのは凄くてですね、こう割れて、縮んで、歪んでってなってるから、もうね、こう、屏風状、こう縦にもうぐっちゃぐちゃ。で、もうなんつうの?尖ったりして、もうすごいんすよ、とにかく。
で、オーバーハングになってたりとかね、オーバーハングってわかる?こういうふうに90度以上にこう反り返ったりしてて。
そういうところがいっぱいあるから、そこをですね、普通の人はまず行けないんですよ。
ところが、マロリーはほんとに天才的な肉体能力があるから、ほんとにスルスル行っちゃうよね。
まぁスルスルではないんだけど、そういうとこは。でも、普通の人が行けないようなとこも、本当にもうなんていうの?スルスル行っちゃうの。
例えば崖なんかでも。普通は怖いからこう確かめていくじゃないですか。
で、マロリーは勘でわかるのよ。あ、ここはいける、こっち側いけるというのがわかるわけ。
これね、面白い。私は今もうダメだけど、若い頃は山行ってたじゃないですか。山行ってたのよ。
あ、もう時間来た。あー、この話は次回やりましょう。
vol.476 秘奥の滝を求めて