vol.468 量子力学が特定できないこと
2025-04-02
・量子的な特定は不可能
・量子力学で特定できないこと
・公転の比喩
・水星の起こすズレ
はい。餅巾着さんがですね、クマの位置とか時間、要するにいついるかとか、どこにいるかとか、そういうのを完全にもう特定したと。
まぁできるんだけどね。
餅巾着さんは量子的に特定したと。
出来ないよ、そもそもそれは。量子的にはできない。
あー…できないね。
蓋然的にはできるけど。でも、したと考えるつって。
でも、餅巾着さんはここでも矛盾だよね。その抽象的な概念は存在しないって言っておきながら、ここで抽象的な概念を入力してるからね。
「厄介なことが起きます」と。そりゃ起きるよ。
『それは、クマを構成する粒子はクマの体内に電子顕微鏡を挿入して観測するまでわかりません。クマを構成する量子は、量子状態で確率的にしか構成場所を計算することしかできません。このように、確率論を封じるために、抽象化された事象を具体化すると、確率ではなく必然の世界になりますが、事象を極限まで具体化していくと、今度はまた確率の世界に戻ってしまいます。』
あー違う違う違う違う違う。ここでやっぱ混乱してんだよね。
で、混乱してることを理解できないんですよ、私は、この方の。
よく反省してもう、餅巾着さん。
あんたわかる?
かわかつ)
わかります。
あどう?
かわかつ)
マクロの理論とミクロの理論が全く異なるのに、それを同一視してしまってるから起きてるっていう混乱…
そうそう、どういう風に同一視してるの?
かわかつ)
例えば、実際の波と粒の世界のミクロの世界と、我々と違う理論を混合してしまってる。
難しいところはね、量子力学も結局、そのマクロの世界、でかい世界を解説してるんですよ、ちゃんと。
ただし、現実的には意味がないんですよ、マクロの世界には。
意味がないということと、通用するってのは別で、通用はしてるんです、この世界に。通用はしてるんだけども、ただ我々を、例えばクマみたいな、我々よりずっとでかいよね、クマの成体っていうのは。クマを量子理学で測ったりすることはできないんですよ、実は。それは無理なの。
なんでかっつうと、クマの中に量子が、もう何兆、何億っていうか、もうあれ…宇宙の星の数より多く、たくさんあるわけですよ。クマの体の中にはね、電子とかクォークとかいっぱいあるわけ。
だから、その塊を量子で特定するなんてできないんですよ。
もう波動ですらないわけ。波動なんだけど、波動ですらないの。わかるかな?普通にニュートン力学で正確にこのなんつうの?測れるわけ。
うん、そこが難しいよね。
例えばね、地球がぐるぐる回ってるじゃないですか、太陽の周りを。地球がでっかいじゃないですか。めちゃめちゃ巨大でしょ?太陽もめちゃめちゃ巨大でしょ。だから、それはもうニュートン力学で綺麗に決まるわけよ。
だけども、いいですか?水星も回ってるわけ。
水金地火木土天海冥ってあるじゃないですか。
で、水星は1番太陽の近くの周りを回ってるわけよ。
そうすると、今度はニュートン力学で、確かに軌道は算定できるんだけども、昔やったんですよ。
で、彗星も蝕を起こすんですよ。で、蝕を起こしたときに、そのニュートン力学ではきちんと合わないような、蝕の時期がちょっとズレるんですね。
で、なんでズレるかっていうのやってったら、これね、これはあれか、相対性理論か。
量子力学じゃないな…違う?あ、すいません。これ、相対性理論の話でした。
あのー時間がね、引力で、太陽の引力で、時間が狂うんですよ。
時間が狂うと軌道も変わってくるの。だから、ニュートン力学が通用しない。
相対性論を適用しないと、その水星の軌道が修正できないんですね。
これはごめん、量子力学じゃなかった。ごめんなさい、古川くん混同しましたね。
だから、量子力学がでかい世界に適応できるっていうのは、今のところ、あんまその現象としてね?あんまないよね。
あれあれ、あるよね。なんだっけ。
表面張力、漫画であった、表面張力があるし、そういうのがあるんだけども。なんて言うんだろう?
確率にまで関わってくる量子力学の現象ってのは、マクロの世界ではまぁ今んとこないよ。
だから確率が。えー、分かんないよ?わかんない。今んとこ、私の今頭の中ではないっていうことにしておきましょうかね。
はい。次回ラストにしましょう。
vol.469 抽象世界って?