vol.466 シュレディンガーの猫
2025-03-31
・ケーキ・ケーキ・熊
・シュレディンガーの猫
・ウランの崩壊確率
・量子コンピュータの仕組み
・抽象理論
・天才数学者が気づいていたこと
・シュレディンガーの猫の解説
前回はかわかつ編集長の天罰で終わりましたけども。
ドアが3つあって、そこにケーキが、そのドア開けるとね?ケーキが入ってる。ケーキが入ってる。で、クマが入ってると。つまり2対1だよね。
クマが1個で、ケーキが2個ということで。で、餅巾着さんは、その抽象的なドアもないし、抽象的なケーキもクマもないから、要するに思考実験ってのはできないんだよっておっしゃってるわけよ。
これはね、あれと一緒よ。なんだっけ、「シュレーディンガーの猫」っていう実験があって。これは調べてもらえれば、もうめちゃめちゃ有名な、その量子力学の実験の中では、実験というか仮想実験だよね、の中では1番有名な実験だから。あるんだけど、こう、箱があって、そん中に猫がいると。
量子的な、なんつうの?確率におけるそのスイッチがあるのよ。
まぁいっぱいあるよ、量子的な確率ってのは。例えばなんだろう?原子崩壊、例えばまぁウランでいいや、ウランが崩壊するときの確率ってあるのよ。確実にこうすーっとこう、何?直線的にこう崩壊していくわけじゃなくて、やっぱ量子的な波があるのよね。その量子的な波でスイッチを押せるっていうのはやっぱあるんですよ、そういう。
今だってあれ、そうじゃん。なんだっけ?量子コンピューターってあるじゃないですか。あれは量子によるスイッチだよ。スイッチングだよね。コンピューターってのは全部スイッチングだから、1と0番のスイッチングだから、それを量子でやろう、やらそうと。
もっと詳しく言うと、細かく言うと今は、なんだっけ?電子スピンか、スピンによってやらそうっていうのやってるけども、全部あれ量子的な確率なんだよね。
で、シュレディンガーの猫の箱ってのは、そん中に猫、実体の猫を入れといて、で、それを量子…波動でスイッチを作っといて、いつ、その…それ、毒物が入ってるんですよ、猫が死ぬ。毒物が入ってて、その毒物を作動させるスイッチを量子的なものにしとくんだって。
そうすると、猫が中で死んでるか、開けるまではね、猫が中で生きてるか死んでるかってのは、もう確率でしかわかんないよってことなのよ。もう完全に密封された箱だから。それをシュレディンガーの猫の箱っていうんだよね。
みんな知ってると思ったけど、多分知らないかもしれないね、こんなの。めちゃめちゃ有名だから、これもわしの小学生の頃知ってたんじゃないかな。違ったっけ。多分知ってたと思うね。
でね、ここの問題なのは、その蓋を開けてみるまでは、猫は生きてるか死んでるかわかんないわけじゃないですか。だから生きてる・死んでる両方の状態が存在してるっていうわけですよ。
もう原理的にわかり得ないから、それは。
わかる?
俺もね、説明下手だからあれだけども、みんな調べて、のもとさんも喋ってるかもしれないから、わかりやすく。あの人ほんとにわかりやすく喋るよね。だからそれ見てみてね。
わかんないけど。やってないかもしれないけど。あまりにも当たり当たり前すぎてやってないかもしれないね。
これはね、なんか他のyoutubeでもやってるかもしれないから見てみてね。
シュレディンガーの猫、ウィグナーの友人
のもと物理愛
https://youtu.be/exP90TSZld4?si=FhsgixBfshmoOSNB
で、これは今言ったシュレディンガーの猫ってのは、具体的な事象と、それと確率的な量子的な事象をうまく組み合わせた実験なんですよ。
だから、すごい矛盾、矛盾があるような状況が出てくるわけ。ところが、餅巾着さんが今おっしゃってるのは、もうその具体的な事象はあるけども、抽象的な概念のドアとかクマとかケーキってのは存在しないんだよっておっしゃってるわけ。
だから、その抽象的ななんつうの理屈、モデルってのは考えてもしょうがないんだよっておっしゃってるわけですよ。そしたらもう数学とかはから否定してるわけ、この方は。数学ってのはもう完全に抽象理論じゃないですか、はっきり言って。1、2、3、4。
今はもう違うけどね。今っていうか、その、宇宙全史に関わる数学ってのは、めちゃめちゃその、こういう事物、事象、生きてる我々が生きてる事象と関わってきてるもんだし、そういうものはその数学の抽象的な数字から出てきてるわけでしょ。高等数学ってのはね。それは随分昔に喋ったよね。
で、スーザンさんが感動しておられましたけども。で、今の数学もだんだんそういう風になってきてますよね。
だから天才数学者ってのはもうそういうの気付いてるわけよ。
抽象論ってのはないんだ。ないっつうか、関わりがな…ここの事象と関わりがないものってのはありえないんじゃないかということだよね。
つまり、数字も結局この世界から出てきてるわけだから、だから純粋な抽象っていうのは存在しないんじゃないかと。
要するに、餅巾着さんのおっしゃる通りになってきてるわけです。
この続きは次回やりましょう。
シュレディンガーの猫とは、1935年に物理学者エルビン・シュレディンガーによって提唱された有名な量子力学の思考実験です。
これは、両者の世界の奇妙なルールを日常的な感覚でとらえたときに、どれほど直感に反するかを示すための例として知られています。
思考実験の内容はこうです。
ある密閉された箱の中に、一匹の猫が入っています。
その箱には、放射性物質、放射線検知機、ハンマー、そして毒ガスの入った瓶も設置されています。
放射性物質は一定の確率で崩壊し、崩壊すれば放射線が検知機に感知され、ハンマーが作動して毒ガスの瓶を割ります。
つまり、原子が崩壊したかどうかによってネコの生死が決まる仕組みです。
量子力学の考え方では、この放射性原子は「崩壊している状態」と「崩壊していない状態」が重ね合わさっているとされます。
すると、それに連動する毒ガスの瓶やネコの状態も、「割れている・割れていない」「生きている・死んでいる」が同時に重ね合わさった状態にあるということになります。
しかし、私たちの日常感覚からすると、「猫が生きていて、かつ死んでいる」などという状態は明らかにおかしい。
これがシュレディンガーが指摘した、量子力学をそのままマクロ(大きな世界)に適用したときの奇妙さや不完全さです。
つまり、彼はこの思考実験を通じて、量子力学の理論はどこまで現実世界に通用するのかという問いを私たちに投げかけているのです。
vol.467 わからないこと