vol.462 100%はない
2025-03-27
・OTNさんからのお便りのまとめ①
・AIの持つ確率の概念
・様々なエントロピー
・液体窒素の不思議な現象
・系=界
・100%は存在しない
・紙と太陽
・認識論的限界
はい。前々回まで2回ほど、OTNさんの確率の話ですね、100%を超えるという確率の話をやってました。
私もね、色々考えてですね、本当に色々考えたんですが、わかんなくてやっぱり、100%超えるっていうのは。
で、AIにね、なんとか数学的に、100%以上の答えが出ないかと思って、色々あっちこっちの方面からつついてみたんですよ。
で、AIはね、結局ね、ダメなのよ。もういっぱい数字出してくるんだけど、結局、確率の原則という規定が、0〜100%までを確率にするという、もう数学的な原則があるわけですよね。それを超えての確率ってのは存在しませんって言ってくるわけよ。
それで、しょうがないから物理的なところからこうアタックしたんですよね。
そうすると、1番いいのはエントロピーですよ。
エントロピーってものすごく難しくて、あのね、エントロピーにはね、いろんな考え方あるの実は。宇宙全史では一概に、一言でエントロピーって言ってますけども、実は非常に多様なエントロピーがあってですね。
ま、例えば普通のこの我々の住んでるとこの物理系のエントロピー。
要するに物事が逆にはこう…要するに過去には戻らないとか、こぼした水が元には戻らないとか、そういうやつですね。
それとか、あと量子系のマクロなところだけで起きるエントロピーってのは、またちょっとね、別な現象があるんですよ。
要するにその、下に流れ落ちたものが上にスルスル登ってくっていうことあるんですよね。
そういう恐ろしい、なんだっけ、絶対0度の例えば…液体窒素か。
液体窒素なんかは、瓶からこぼれ落ちたものがシューッと元に戻るという現象があるんですよね。
他にも、漫画、御祭舟で13話か?外伝の13話で、まだオープンしてないのか?もうオープンしてますよね、今回、今オープンしてるやつで(※12話です)
あれなんだっけ、表面張力。あれもマクロ系の、なんだ、デコヒーレンス?なんだ、エントロピーの逆転だよね、が現象として見えてる話だよ。(※量子的コヒーレンス効果)
あと、情報系のエントロピーっていうのもあるのね。
それと、その他のいろんな系、系っていうのは、その、なんつうの?事象系だよね。
系って分かるかな?ま、空間でいいよ。1つの塊の空間、1つの塊の空間。
であの、御祭舟で言うと「界」だよ。例えばなんつうの?
界ってあるでしょ。世界、世界の界だよね。その界を系っていうの。
いろんな系で考えたらですね、AIに調査させたんですよ。そうすると、その物理的な世界では、このOTNさんがおっしゃってるように、ないんですよ、実は。100パーセントというのは。完全に100パーセントの確率の世界っていうのはないんだよね。
例えば、太陽が東から西に落ちてくというのは、もう絶対100パーセントじゃないですか。太陽が昇ってくる。あるいは紙を落とすと、ほんとはボールがいいんだけど、紙落とすと、落ちますよね下にね。これも100パーセント確実じゃないですか。と思うでしょ?
ところが、この両方とも、太陽が昇るのも紙が落ちるのも、まぁボールでも鉄の玉でもいいけども、確実じゃないんですよ。、100%。わかる?
かわかつ)
なんとなく。紙はドライヤーで(下から)ボーってやったらボーってなったり(上昇する)とかですか。
まあ、そうかな。そうだね、人間がやればね。太陽は?
かわかつ)
太陽…。太陽ちょっとすみません、難しいです。
太陽だって簡単だよ。太陽だってどっか星が来てボーンとぶつかったらおしまいだよ。
だから、それはもう確率的に非常に少ないけども、100%ではないわけよ。何があるかわかんないってのがこの世界。
そこまでAIは考えることができたの、一応。こう…言ってると。「エントロピー考えろ」「こういう場合はどうだ」って言ってると。
そうすると「認識論的限界」っていうのを出してきたんだよね。
だから、OTNさんと一緒よ。人間の知識や観測能力には本質的な限界があり、あらゆる変数や条件を完全に把握することができない、だよってAIが言ってくるわけよ。お前それ…まぁいいけど。
で「量子学的不確定性」って、これはマクロ系なとこだよね(※ ×マクロ系 ○ミクロ系)
量子レベルでは、ハイゼンベルグの不確定性原理のように、本質的に確率的な性質を持つ現象が存在すると。
ああもう時間が来ちゃった。
もうちょっとまとめがあるから、次回もう1回話します。