vol.452 汚部屋のエゴ
2025-03-17
・餅巾着さんからのお便り③
・洗練された牧場とは
・エゴの厚い牧場とは
・「汚部屋」の話し
・淘汰がない世界の問題
・御祭舟のちょっと予告
餅巾着さんの2番目ですね。
『② エゴを洗練・薄くするということ?
この「囲う」行為をエゴの現れの一つだとすると、牧場に例えると、牛が自然と出入りできて柵がないようで柵があるような周りの自然と調和した牧場が、エゴが薄く、洗練された者が作成した牧場ということになりますでしょうか?』
「牛が自然と出入りできて柵がないようで柵があるような」ものったら、柵がないんじゃない?意味ないよね。柵に穴が開いてるんでしょ?柵があってもなくても同じじゃん、柵の意味がないじゃんね。それと洗練は全然違いますよ。
柵があって洗練させるっていうのはいろいろあるよね。例えばその牧草を有機栽培の牧草にするとか、あるいは牛の好んでるものばっかじゃなくって、体にいいものを食べさせる。例えば、青汁、水じゃなくて青汁のますとか、まああるじゃん色々そういう感じで。そうだね。そんな感じで洗練した、その例えば牧場にしたって、もっとアップダウンをつけて無理やり運動させるような、させられるような牧草地にするとか。金かければいくらでもできるよね。気候も牧草地の山の上の方は、寒冷な気候で、下の方がちょっと暑い気候で、それを移動させるようなシステムを作って……という感じでやってくと、牛っていうのは非常に健康的に育つから。そういうのが洗練された牧場だよね。ただ穴開けてるだけの、柵に穴開けたっていうのは洗練されるとは言いません。
『一方で、柵がコンクリートの分厚い柵となり、牛の数が過剰で、糞尿処理が適当で環境破壊になっているような牧場はエゴが分厚く洗練されていない者が作成した牧場ということでしょうか。』
ま、そういやそうだよね。別にだから柵がコンクリートじゃなくても出られなきゃいいんだから、木でもいいですよ別に。
「牛の数が過剰で」ってこれもそうだ、これは確かにそうだよね。
「糞尿処理が適当で」ってこれもそうだよね。
「環境破壊になってるような牧場」うん、「エゴが分厚く」エゴが厚い…エゴが厚い…そうだよね面倒くさがりがやってるからエゴが厚いんだよね。ということですね。
『エゴの理解を深めるため、ご教授お願いできればと思います。』
我々がエゴを洗練させるっていうのはとても難しいよね。難しいのよ。例えばね、「汚部屋」ってあるじゃないですか、汚れた部屋。よくよくあるじゃないすかね、よく女の子にあんだけども。ドア開けたらもうゴミの山ってやつですね。あれ一概にエゴが強いからああなってるかというとそうでもないんだよ。生き方が下手なだけなんだよね、あれね。エゴが強いちゃ強いんだけども、あの手のエゴってのはみんなそうなんだよ。エゴ強いんだよ、もっとエゴ強い人いくらでもいるから、世の中に。ただ、ああいうのはエネルギーがないんだよね。そういう人が多い、ものすごく。
でね、昔はエネルギーがない人は淘汰されたのよ、本当に。淘汰ってのは排除されてたの。精神病院入れられるとか、年貢が収められないから首切られるとか、村八分にされるとか、村八分にされたら生きていけないからもう山行って死んじゃうとか、淘汰されたんだよね。
今の世界は、エネルギーなくても何とかかんとか生きていけるじゃないすか。生活保護もあるし、生活保護がなくても、何か大してお金なくても生きていけるでしょう?住むとこなくても、漫画喫茶あるし、あるいは浮浪者・ルンペンになっても生きていけるでしょう?だから増えてきてるんだよね、生き残れてるの。生き残れてるから目立つんだけども、本当は人類のたくさんいるのよ。でね、これ実はね、結構な問題なの、宇宙的な問題なの、実は。
それがね、御祭舟でこれから徐々に明らかにされてるんだけども、ラ宇宙っていうのは、そこで失敗しちゃったんだね最初ね。
「ラムダの門」を開けちゃったんだよね。で、「閉じる術を知らなかった」というフレーズがある学者が、まぁ「他不可」を作った学者が言うんですけども……ああ時間きちゃった。ちょうど古川が喋るなって言ってるとこですから、ここはここまでにしましょうね。はい餅巾着さんのはこれでおしまい。
vol.453 戎崎研子と申します